【ZOZOのオフィスに潜入!】 オフィス街では味わえない「地域とのつながり」や“おしゃれすぎる”こだわりに迫る!
こんにちは!ガクラボ、学生ライターの亀谷凪沙です!
今回は、ファッションEC「ZOZOTOWN」で有名な株式会社ZOZOのオフィスツアーに参加してきました!
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株式会社ZOZOは週2回出社、週3回リモートワークといったハイブリッドなスタイルの働き方ができる会社で、2021年、西千葉に本社を移転しました。
新拠点を構える場所にもこだわったそうで、幅広い世代が暮らす西千葉は、文教地区ならではの新しいものや価値観を積極的に取り入れる文化を持ち、さらにあたたかい地域コミュニティもある、緑豊かな美しい地域です。このように、世の中に新たな価値を創り出していく街としての魅力から、新しい拠点として西千葉を選んだそう。
地域との繋がりを大事にされていて、後ほど紹介するオフィスのデザインや取り組みにも工夫がちりばめられていました。
オフィスツアー開始!

建物内に入ると国内の若手アーティストによる巨大なアート作品と、ZOZOのロゴが描かれた受け壁のあるエントランスがありました。アート作品はオフィス全体で100点以上あるとのこと。アートとファッションの親和性を重視していて、アート好きの社員が飾るものをピックアップしているそうです。
オフィスなのに美術館に来ているような気分になる空間でした!
エントランスの大理石でつくられた受け壁にも描かれているコーポレートロゴは丸と三角と四角がモチーフになっています。これは、「Be unique. Be equal. (みんな違うけど、みんな一緒)」、というコンセプトのもと作られたものです。ロゴの形と色は異なるけれど、図形の面積が一緒になっています。
これは、見た目や内面は人それぞれ違うけれど、1人ひとりの価値は一緒(命の価値は等しい)というメッセージが込められているのだとか!
オフィス内部に入ると、柱が少なく開放感のあるワークスペースがありました。オフィスは3階建てで、個人専用の固定席は無く、事前に座席を予約して使う制度になっているみたいです。オフィス内の本棚には、1000冊以上の洋書があり、文化、建築、アート、ファッションなどのジャンルの本が置いてありました。

オフィスの壁一面をガラス張りにしているのは、「社員の様子を外から見て感じていただくことで、街とZOZOのつながりを生んでいきたい」という想いからで、登下校中の小学生が窓の近くで覗いているなど、地域とのコミュニケーションも生まれているそうです。
曲線でデザインされた屋根や天井は、布を表していて、木で格子模様を作って縦糸と横糸を表しています。ファッション企業ならではの工夫に感銘を受けました。
他にも、集中して作業したい人のためにボックス型のスペースを用意したり、生活感を隠すために、自動販売機やゴミ箱が目につかないように隠したりしていて、オフィスをお洒落に、使いやすくするための工夫が詰まっていました。
また、ZOZOでは「街の飲食店を利用して地域を盛り上げよう」という想いから、オフィス内に社員食堂はありませんでした。
代わりに、社員が西千葉の対象飲食店を利用するとスタンプを押してもらえる、西千葉スタンプカードを導入しているとのこと。スタンプを5個貯めると、くじを引くことができ、飲食店で使えるクーポンが当たる取り組みなのだそうです。クーポンを使いに再び飲食店に行くことで、社員の西千葉愛を育みながら、地域経済が活性化するような循環のシステムです。

オフィスのこだわりは床にもありました。手前がオフィスの建物内のカーペット、ガラス越しに見えるのはオフィス屋外の石畳のマスです。街とオフィスの床の段差がほぼなく、カーペットの模様とタイルの大きさを同じサイズにすることによって、まるで外とつながっているかのように見え、街と一体となるような空間をデザインしているのだそうです。カーペットの線は、よく見るとコーポレートロゴに使われている丸、三角、四角の図形で表現されています。
ちなみにオフィス内で使われているフォントはZOZOフォントというもので、ファッションECサイトの「ZOZOTOWN」で使われている、ZOZO独自のフォントを使用しています。自社のフォントがあることも凄いですが、オフィスの建物にまで反映されていることに驚きました!
地下には社員さんのデスクの他に、会議室のエリアがありました。主に社内の打ち合わせや来客対応に使っているそうです。また、廊下には“NO WAR”と書かれたTシャツがありました。このTシャツは、2007年にZOZOが東証マザーズに上場した際のパフォーマンスとして使用したもので、当時の5人の役員の方が、Tシャツにスプレーでアルファベットを一文字ずつペイントしたのだそうです。当時の社長だった前澤さんはWの文字を担当されたとのこと。
建物外にもこだわりが!?一般の方でも楽しめるZOZOのオフィス
オフィスの外に出るとZOZOTOWNと書かれた段ボール箱型のオブジェがありました。このオブジェはブロンズで出来ていて、時間が経つにつれてZOZOTOWNでお馴染みの黒い段ボールになるように経年変化を想定してデザインされています。
また、オフィスから道を挟んで向かい側には「ZOZOの広場」と書かれたスペースがありました。こちらは一般の方でも使えるスペースで、土日はイベントが開かれることも!
広場の中にはコーポレートロゴと同じ図形の、オブジェがあって、柔らかめの質感でした。ここに座ってくつろいでいる方もいました。

広場の隣にはZOZOSTUDIOという社屋があり、デザイナーさんやフォトグラファーさんなどのクリエイティブチームがメインで働いています。
この建物内にはカフェが併設されていて、先ほどご紹介したZOZOの広場を見渡すことができます。子どもが広場で遊んでいる間、お母さんやお父さんがカフェでくつろぎながら様子を見ているという場面も多いのだとか。このカフェでもワークショップを行うことがあるみたいです。

カフェで扱う珈琲やフードは西千葉のお店のものを提携して取り扱っています。
少年ジャンプを積み上げて作った椅子やスケボーの板を使った椅子など、遊び心が詰まったカフェスペースでした。
さいごに
オフィスを訪問してみて、地域とのつながりをとても意識して作られているオフィスだと肌で感じることができました!
都内のオフィス街ではなく、西千葉の街に溶け込む形にすることで、会社と地域の関わりが増えていろいろな取り組みができているのだと思います。
社内にアート作品や本がたくさんあって、多くのインスピレーションを受けられそうなワクワクするオフィスでした!

文・写真:亀谷凪沙(ガクラボ 学生ライター)
編集:学生の窓口編集部
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