【メールの「。」に圧を感じる】Z世代の本音に、上司も驚き
バイドゥは5月14日、「マルハラに関する意識」に関する調査結果を発表した。調査は2025年2月5~12日、Simeji/愛知大学の学生研究チーム「JAWS」が全国のSimejiユーザー7,965件を対象にSimejiアプリ内アンケートフォームで実施された。
調査結果は以下の通り。まず、「文末にマル『。』がついたメッセージが来て、こわい・つらいと感じたことがあるか」と聞くと、Z世代(15~29歳)の約3割が「はい」と回答。約3人に1人が「怖い」「つらい」と感じた経験がある。
一方、30代以降ではその割合が大きく下がる傾向があり、「句点」に対する印象の違いが世代間で顕著に現れた。
さらに、「マル『。』をつけるときの気持ち」については、15~22歳の66.6%が「礼儀・義務として」使用していると回答。
Z世代は丁寧さや配慮のつもりで句点を使っているにもかかわらず、同じ世代内で「冷たく感じる」と受け止められるケースもあるなど、"意図と受け取り方のズレ"が浮き彫りにされた。
一方で、年齢が上がるにつれて「特に何も考えていない」と回答する割合も増加している。
次に、「上司や先輩などからお願いされるとき、どちらの方がモチベーション高く対応できるか」と尋ねると、15~29歳のZ世代では約68.8%が「絵文字付きの依頼の方がモチベーションが上がる」と回答。
さらに30歳以上でも59.0%が同様に回答し、年代を問わず、絵文字付きの依頼が前向きな反応につながる傾向が明らかになった。
しかしながら、「絵文字付きの文章を不快に思ったことがあるか」と尋ねると、「30歳以上」(24.8%)、「23~29歳」(24.5%)が不快だと回答し、相手の絵文字に"違和感"や"戸惑い"を覚えた経験がある人が、世代を問わず一定数いることもわかった。
「。」に対する若年層の心理
調査を行ったSimejiに、改めて若年層の心理に関する質問を投げかけた。
――調査で「句点が冷たく感じる」と回答した若年層の心理的背景には、どのような社会的・文化的要因があると考えられますか?
担当者:心理的背景としてはよりテキストコミュニケーション経験環境の世代間ギャップだというふうに見ております。
若年層はテキストコミュニケーションが通常の会話の延長線上として育ってきておりますが、上の層はメールなどの環境の一つとして育ってきたためチャット形式だとしてもその意識が残っているものと推察しています。
各チャットツールそれぞれ吹き出しの形となっており、実際に自身がしゃべっているような経験でのコミュニケーションが多い世代と、メールなどの文章や昔のチャットだと掲示板のような形式のものもあったかと思います。そのため絵文字や感嘆符などがないと無機質に感じてしまうというのがあると見ています。
――「句点」や「絵文字」に対する感受性の高さは、Z世代の「承認欲求」「共感依存」などの特徴と関連があるのでしょうか? 調査結果から見える兆候があれば教えてください。
担当者:「句点」や「絵文字」に対する感受性の高さの要因は前段の通り、経験環境の違いだと見ております。「承認欲求」や「共感依存」といったものはまた別の問題で、そういった感情や欲求は元々あるものの、その出口やサービスの手段が少なかったことやハードルが高かったため今の若者の方がそういう人が多く見えてしまっているのではないかと思います。
特に10代はメールよりも恐らくチャットツールの方が現状まだ経験が多いはずです。ですから、感受性が高いのではなく、「。」などを扱うテキストコミュニケーションのシチュエーションが違うため、頭に思い浮かべるテキストコミュニケーションのシチュエーションが違うのではと思いました。実際に今回の発表に対する口コミなどを見ても強く感じます。

























