きっとあなたも彼らの迎える結末を知りたくなる #「一生推したい本」紹介してみた 【出版甲子園】
こんにちは!出版甲子園実行委員会です。
「一生推したい本」ということで、今回は数多くの受賞作を持つ凪良ゆうの作品の中から『星を編む』を紹介したいと思います。
こちらは第20回本屋大賞と第10回高校生直木賞を受賞した『汝、星のごとく』の続編となっているので、まだ読んでいない方はぜひそちらも手に取ってみてください!(もちろん、単体でも読めます◎)
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『星を編む』著:凪良ゆう
(以下、前作『汝、星のごとく』の内容を含みます)
ー多種多様な愛の形に触れたい方へー
この作品は、三編の短いお話から成っています。
■『春に翔ぶ』
前作主人公である青埜櫂と井上暁海の窮地を何度も助けてくれた北原先生。
彼自身にも秘密があり、前作では描写されなかった彼の過去の話が語られます。
研究者としてのキャリアを諦め教師になった、北原の元に現れた教え子・菜々。
彼女の抱えている問題と、それを知った北原は──?
■『星を編む』
櫂に魅せられた編集者、植木と二階堂絵里が櫂の死後、彼の才能をもう一度輝かせるために奔走する話。
かつて謂れのない批判によって撃ち落された星である櫂が、最期に自分自身を削りながら描いた物語がこの世に産み落とされた時、一体世間はどんな反応を見せるのか。才能を輝かせるために、編集者二人は自分自身の人生をどう削っているのか。そんな人間の不条理が描かれています。
■『波を渡る』
前作主人公である暁海の、これからも続いていく人生の話。
生きている限り人は変わり続け、愛の形もまた変わっていく。火花のように誰かに対して激しく祈り呪いながら、波のように凪いで人と手を繋ぐこともできる。きっとそのどれも、等しく愛なのでしょう。
凪良ゆうさんの物語の一つの特徴として、『物語だけど物語じゃない』点が挙げられると思います。
物語だったらハッピーエンドで終わる、しかし現実の人生はその先も続いていく。そんな未来でまた新たな出会いがあり、移ろっていく時間の中でまた愛おしい過去の人を思う。そんな感情のグラデーションにはきっと誰しもが心当たりがあるはずです。それを美しく描いているのが凪良ゆうさんの作品です。
新しい人生への一歩を踏み出すこの春という季節にぜひ、一冊手に取ってみませんか?
書籍情報
『星を編む』
著者:凪良ゆう
出版社:講談社
ISBN:978-4065327869
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