奥平大兼、鈴鹿央士、小倉史也「不安や緊張は自分が全力で取り組もうとしている証拠だと思う」#春からの君に伝えたいこと

編集部:あこ

お気に入り!

あとで読む

人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。

今回は映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』に出演した奥平大兼さん、鈴鹿央士さん、小倉史也さんが登場。新しいことをスタートするときに意識していることを教えてもらいました。

▼水瀬いのりさん、小森隼さん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

奥平大兼、鈴鹿央士、小倉史也が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.不安や緊張は自分が全力で取り組もうとしている証拠だと思う

――新生活、新しい環境でスタートする際にやっておいてよかったなと思うことや心構えはありますか?

奥平:少し前までは新しいこと始めるときに不安や緊張が結構あって、それを無理に「いや、大丈夫大丈夫」と思うようにしていたんですけど、そういう不安や緊張は自分が全力で取り組もうとしている証拠だと思うんで、悪いことじゃないんだなと最近は思ってきて。新しいことを始めるのって大変なことだけど、負いすぎないで、向き合っていけばだんだんと不安もなくなってくると思います。

2.新しい環境では時間かけて焦らずゆっくり馴染んでいけばいい

鈴鹿:新しい場所だったり、新しい人と関わるとなると僕も毎回緊張しますし、ちょっと縮こまっちゃうんですけど、それはそれでよくって。ただキツイなと思ったときの逃げ場というか、自分の居場所を作ることはしておきます。そして無理をしすぎないこと。慣れれば自然と心を開いていけるし、人との関わりにも場所にも馴染んでいけるだろうし、時間かけて焦らずゆっくりでいいと思います。「あ、無理かも」と思ったら親や友だちに話したり、自分の落ち着く場所に行ったりして、無理せずに楽しんで過ごしてほしいです。

3.ここぞというときに「俺は最強だ!」と心に語りかけたらうまくいく

小倉:ひとつ意識していることがありまして、意味のわからない自信を持つこと(笑)。自信を持つことってその人のオーラにも出てくると思うし、歩き方や対面して誰かと話す姿もめっちゃ変わってくると思うんです。僕が一回この業界を休んで戻ってきて、事務所に入るときに「なんかわかんないですけど、自信だけはあります」と言って(笑)、そしたらこうやってご縁が広がっていて。いつも気を張っていたら疲れちゃうけど、ここぞというときに「俺は最強だ!」と心に語りかけたらうまくいくと思います。

仲間だけどゲーム以外の話はほぼしない不思議な関係値

――映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が3月8日に公開されます。みなさんはゲームを通してチームになる学生たちを演じていますが、親友のように仲良くなるのではなく、絶妙な距離感があることがとても新鮮に感じました。その関係性について、演じる上でお話することはあったのでしょうか?

奥平:多分それぞれに役で意識することが違かったので、監督とそういう話はすることはもちろんありましたけど、基本は自由にやっていて。観ている人はそれぞれの悩みや家庭環境を知っているけど、作品の中の3人はそれを話すことがなくて、お互いのことを知らないという意味でも、そこについて話すことはあんまりなかった気がします。

鈴鹿:不思議なんです。仲間といえば仲間なんですけど、ゲーム以外の話をほぼしてないし、そこ以外の繋がりが同じ学校に通っているというくらいの不思議な関係値なので、作品の中でも各々のやりたいことをやっているし、お芝居もそうで。

小倉:それであの熱量が出たのは楽しかったよね。

鈴鹿:科学反応みたいなものがあったんだと思います。

――鈴鹿さん演じる達郎と、奥平さん演じる翔太と小倉さん演じる亘がそれぞれに会うシーンや3人でゲームをするシーンはありますが、リアルで全員が揃うのは作品が始まってかなり時間が経ってからというのも面白いですよね。

鈴鹿:その初対面の屋上のシーン、すごく好きで。

奥平:わかる(笑)。

鈴鹿:絶妙なこの2人(翔太と亘)のやり取りとか、最高でしたね。

――現場ではすぐに打ち解けられたんですか?

鈴鹿:ゲーム画面の撮影ではひとりだけ撮影して残り2人は声だけ別室で撮っていて、そのときはカメラに映らないんで気楽でちょっと抜けた話をしていたので、その時間で打ち解けていった感じはあります。

奥平:確かに。

小倉:僕がインして初めてのシーンが家でのゲームシーンで、2人が別室で話していて。すごく緊張していたんですけどいろんな話が聞こえて(笑)、そこでこういう人なんだな〜と思いました。

奥平:僕らも聞こえていると思っていなかったんだよね(笑)。

――作品のモデルになった学生の方が実際に通っていた学校を使って撮影されたそうですが、そういった部分での面白さ、感慨深さなどを感じることもあったのでしょうか。

奥平:学校を貸していただくのがなかなか難しかったりするので、その中でこうやって協力してくださって「ここで過ごしていたんだ」と思うと、感じるものがありますよね。

鈴鹿:あるある。

小倉:周りの景色がめちゃめちゃいいし、「ああいうところで育ったのか」と思うとね。

奥平:山みたいなところを登ったときすごくキレイじゃなかった?

小倉:超キレイ!

奥平:多分そのとき、央士くんはいなかったんですけど。

鈴鹿:いなかった、撮影していた。

奥平:空き時間に「お散歩しに行こう」と言って近くの城に行ったんですよ。その城が昔からあるものじゃなくてお金持ちの方が建てたらしくて、だから城なのに窓がついているんですよ。でも見に行ったら入れなくて、ちょっと物足りないから「そこら辺の山道、散歩しよう」と歩いていたときに、基本的にはずっと木ばっかりでしたけど、ちょっとだけ木がなくなって海がバーっと見える景色がすごくキレイで。それは覚えていますね。

――今回はeスポーツがテーマとなっていて、ゲームシーンも見どころのひとつです。撮影で印象的なことはありますか?

小倉:ゲーム画面の撮影は、画面に車の絵コンテみたいなものが映っていて。

奥平:下手なね。「これ車?」っていう(笑)。

小倉:それをカチカチ切り替えていただいて、見ながら手元を動かすみたいな感じなんですけど、映像になったものを後から大画面で見たら迫力がありましたね。

――eスポーツ用語で初めて知ったものはありますか?

鈴鹿・小倉:アイガ!(「I got it(了解)」という意味)

奥平:あ〜そっか。しかもあれ、「ロケリー(ロケットリーグ)」用語だよね。「gg(good game)」はいろんなゲームで使う言葉だけど。

小倉:「gg」はあるんだ。

鈴鹿:あるんですよ(笑)。

小倉:僕、ヘッドセットをつけるのも初めてで。

奥平:そっか、ゲームやらないのか。

小倉:友だちと集まってパーティーゲームとかはやっていたけど、通信は初めて。

鈴鹿:(亘は)一番いい環境でやっていたよね。

奥平:すごいからね、あれ。

小倉:ヤバいっすよ、あの部屋は。

奥平:亘、お金持ちだからね

小倉:尋常じゃない金持ちですね。そりゃ、あそこまでひねくれるよね(笑)。

奥平:僕、こたつだからね。

鈴鹿:ノートパソコンで。

小倉:腰とかキツイよね。

奥平:キツいキツい(笑)。

――いつか3人でオンラインゲームすることはありそうですか?

小倉:買っちゃう買っちゃう。

奥平:本当に? 絶対苦手だよね。

小倉:おい!(笑)でも携帯ではFPS系のゲーム、やっていたの。射撃とか。

鈴鹿:そこから始めればいいんじゃない?

奥平:全然できる。今はすごくやりやすいから。

小倉:やりたくない?(笑)

奥平:いつになるかわかんないけど(笑)。

鈴鹿:いつか(笑)。

部活ではみんなで頑張る楽しさとか団結力みたいなものを感じた

――みなさんが学生時代に夢中になったことはありますか?

鈴鹿:僕、(この日行われた)舞台挨拶ではアリアナ・グランデさんの名前を出して、確かにそれもひとつなんですけど、やっぱり部活が大きくて。高校からバドミントンを始めて、めちゃめちゃしんどくて「なんでこれを選んだんだろう」と後悔するときもあったんですけど、やっぱりみんなで頑張る楽しさとか団結力みたいなものを感じたし、すごく打ち込んでいました。

――どうしてバドミントンをやろうと思ったのですか?

奥平:え、中学のときから?

鈴鹿:中学はサッカーで、高校でもサッカー部に入ろうと思ったんですけど、いわゆるTHEサッカー部みたいな「イケてるぞ」という雰囲気で(笑)、それでやめておこうかなと思って。2個上の兄が同じ高校で、中学からバドミントンをやっている姿を見ていたから、じゃあやってみようかなと思って始めました。

小倉俺も部活だな。

奥平:何やっていたの?

小倉:テニス部。そんなに強いほうじゃなかったんですけど(笑)、放課後に某フードチェーン店に行って、ひとりでLポテト3つ食べて。

奥平:え?

鈴鹿:すご!(笑)

小倉:食べながら、携帯ゲームと恋愛話して。

奥平:青春だね。

鈴鹿:青春青春。

小倉:めっちゃ青春。今では考えられないもん。(3人の中で)年齢が一番上だからだけど、やっぱり今は胃に来る(笑)。

奥平:撮影終わりにLポテト3つ食べていたらちょっと怖いもんね(笑)。

小倉:ヤバイよ。あの頃は運動していたから太ることを知らなかったんですよね。

鈴鹿:でもおいしいからね。値段もいい感じだし。

小倉:そう、クーポン使ってね。お母さんがごはんを用意してくれているのに食べて帰るから、怒られていました。

奥平今パッと思いついたんですけど、僕はタピオカです。中学の話になっちゃうんですけど、お洋服が好きだったんで背伸びして原宿や渋谷とかを友だちとずっとウロウロして、買いもしないのにお洋服屋さんに入っていろいろお話を聞いてという生活をしていたんですけど、やっぱりブームだからいろんなとこにタピオカのお店があって「なんでタピオカ?」とか言いながら飲んでいて(笑)。週2、3くらいで渋谷、原宿に行ってそのたびに飲んでいたから、そう考えると結構飲んだなと思います。

「今を楽しめ」その言葉に尽きる

――最後に、映画の見どころを教えてください!

小倉:大人になってもチームを組んで何かをやり遂げることはあるかもしれないですけど、やっぱり学生だからこその熱量ってあると思っていて、この作品はそういうところを等身大で映している映画かなと思います。しかも出てくるのはバラバラの3人なので、誰かと何かをやってみたいなと思っている人がチームを組んだたり、体育祭とかをめっちゃ頑張ろう、楽しもうと思えるようなきっかけになったら嬉しいです。

奥平学生さんは「今を楽しめ」と腐るほど言われていると思うんですけど、本当にその言葉に尽きるというか、そのよさを表現しているのがこの作品だなと思っていて。振り返ってみると、僕は部活を全力でやっていたという事実が確かにあって。強くはなかったし、「それが大人になってどう活きているの?」と言われたらわからないですけど、学生時代に何かに熱中して全力で何かを楽しんだ思い出があるのとないのとだと、言語化ができないですけど、違うと思うんです。もし若い方がこの映画を見てくれるのであればそういうことを伝えたいなと思いますし、もちろんeスポーツというものを知ってもらう機会にもなると思うので、そこも楽しんでいただきたいなと思いますね。

鈴鹿:僕ら3人の役がそれぞれ学校の中での立ち位置が全然違うんです。そういう普通に学校生活を送っていたら混じり合わない3人がひとつのものに対して熱中して、仲間になって、どんどん何かが深まっていくご縁、巡り合わせみたいなことがeスポーツにはあるんだなと思いました。今の世の中、自分の居場所や熱中できるものっていろんなところにあるので、それを見つけて熱を持てたら仲間が見つかるかもしれないし、人だけじゃなくて何か出会いがあるかもしれなくて。どんなことを受け取るかは本当に人それぞれですけど、そういう温かさも受け取ってもらえたらと思います。

奥平大兼さん、鈴鹿央士さん、小倉史也さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

※ログイン、もしくは会員登録完了後ご覧いただけます。

PROFILE

奥平大兼

2003年9月20日生まれ。東京都出身。2020年に映画『MOTHER マザー』で俳優デビュー。近年の主な出演作に『マイスモールランド』(22)、『あつい胸さわぎ』(23)、『ヴィレッジ』(23)、『君は放課後インソムニア』、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」、ディズニープラス オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」(主演)などがある。3月26日よる10時放送予定の創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」に出演。

PROFILE

鈴鹿央士

2000年1月11日生まれ。岡山県出身。2018年「第33 回 MEN’S NON-NO専属モデルオーディション」にてグランプリを獲得る。映画『蜜蜂と遠雷』(19)では第43回日本アカデミー賞 新人俳優賞を始め、数々の映画新人賞を受賞。近年の主な出演作に「silent」、「スイートモラトリアム」「ゆりあ先生の赤い糸」(23)などがある。現在「闇バイト家族」(主演)に出演中。

PROFILE

小倉史也

1997年6月10日生まれ、埼玉県出身。浦沢直樹原作の『20世紀少年』3部作(08・09・09)で、香川照之扮するヨシツネの子供時代を演じる。大学進学を機に子役の活動を休止し、幼少期から親しんできたヒップホップ・ダンスを本格的に習得。2021年3月の大学卒業後に俳優業を再開し、直近では、ディズニープラス オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」(23)、ドラマ「トクメイ!警視庁特別会計係」(23)などに出演している。

映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』2024年3月8日(金)全国公開

徳島県の高等専門学校に通う翔太は、「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」という校内に貼り出された勧誘ポスターに興味を持ち、ポスターを作った一学年先輩の達郎に連絡を取る。達郎は1チーム3人編成のeスポーツ種目「ロケットリーグ」出場のため、翔太に加えて、Vtuberに夢中の亘に声をかけ、なかば強引に出場チームを結成。最初はまったく息の合わない3人だったが、次第にeスポーツの魅力にハマっていき、東京で開催される決勝戦を目指すこととなる。

https://happinet-phantom.com/play/


奥平大兼さん、鈴鹿央士さん、小倉史也さんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!

このインタビュー記事をチェックしてくれた読者のみなさんにサイン入りチェキをプレゼント! 抽選で2名様に当たります。

▼応募方法はコチラ ーーーーーーーーーーーー

1.「マイナビ学生の窓口」公式Twitter(@m_gakumado)をフォローする
【Twitter】https://twitter.com/m_gakumado
*すでにフォローしている場合も対象になります。

2.「#春からの君に伝えたいこと」のハッシュタグが付いた投稿をリツイート(RT)

指定のツイート

3.下記の応募ボタンから応募する!

学生の窓口会員の方▼

下の応募ボタンをクリックして、学生の窓口アカウントでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項をご入力ください!

プレゼントに応募する

学生の窓口非会員の方▼

下の応募ボタンをクリックして、まずは「新規会員登録をする」から学生の窓口アカウントを作成してください。
※ブラウザの別タブでフォームが開きます。

新規会員登録はこちら

登録完了後、もう一度下記応募ボタンをクリックして、学生の窓口IDでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項を入力すれば応募完了です!

プレゼントに応募する

※会員登録は無料です。応募には学生の窓口会員登録が必須となります。

注意事項

■応募期間
2024年3月7日(木)~2024年4月6日(土)23:59まで

■抽選方法 
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。

■当選連絡  
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。

■その他注意事項 
・ご応募いただいた方の個人情報が本キャンペーン以外で使用されることはありません。
・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。

取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

【お仕事図鑑】お仕事や商品の開発秘話など、直接社員の方とお話できる貴重な激レア取材!
【アンケート】一回答で最大20円相当のTポイントがもらえるアンケート実施中!
【プレミアプレゼント】人気俳優のサイン入りチェキや作品の非売品グッズが当たる!
【読者プレゼント】ワイヤレスイヤホンやステンレスボトルなど学生生活で役立つアイテムをプレゼント!


大学生300人が活躍中

学窓ラボメンバー募集中!

▼こちらをチェック!

編集部:あこ

編集部:あこ

食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

関連記事

「将来を考える」カテゴリの別のテーマの記事を見る

編集部ピックアップ

学生の窓口会員になってきっかけを探そう!

  • 会員限定の
    コンテンツやイベント

  • 会員限定の
    セミナー開催

  • QUOカードPayが
    貯まる

  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

一歩を踏み出せば世界が変わる無料会員登録

この記事に関連するタグ

あなたのきっかけを探そう

気になる #キーワード をタッチ

テーマから探そう

あなたへのきっかけが詰まった、6つのトビラ

会員登録でマイナビ学生の窓口をもっと楽しく!

閉じる
マイナビ学生の窓口に会員登録(無料)すると、
お気に入り機能などを利用してもっと便利にご活用いただけます!
  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

  • 会員限定の
    学割でお買い物

  • 会員限定の
    セミナー開催