日本最大級の大学SDGsアワード「第2回 BEST SDGs AWARD for University」に参加してきた!
こんにちは! マイナビ学生の窓口ライターのみゆうです。
最近耳にすることが増えてきている「SDGs 」。
近年はSDGs教育にも力が入れられ、多くの人のSDGsについての理解が深まってきているように感じます。誰もが簡単にできるSDGsへの取り組みには、紙ストローやレジ袋の有料化、エコバッグの導入などが挙げられますが、他にも大学生にできる取り組みがあることはご存知でしたか?
私自身も初めて知ったのですが、実はSDGsに積極的に取り組んでいる学生団体がたくさんあるんです!
今回は、そんなSDGsに取り組む学生団体が出場する日本最大級の大学SDGsアワード『第2回 BEST SDGs AWARD for University』に参加してきました!
このアワードは、「全国の学生にスポットライトが当たる場を創出し、若者層へのSDGs促進活動を加速させる」ことを目的に、THAT'S FASHION WEEKEND実⾏委員会によって開催されました。
当日は、応募があった全55団体の中から最終選考に残った10団体が出場し、各学生団体が作成したムービーの発表とプレゼンテーションが行われました。その後、学生シンポジウムやトークセッション、授賞式など約3時間にわたり活気あふれるコンテンツで盛り上がりました。
特別審査員には経済学者・データ科学者の成田悠輔さんと、The Breakthrough Company GO代表の三浦崇宏さんのお二人が参加。
また、審査員は大学生のSDGsへの取り組みを応援する以下の官公庁、企業が務めました。
●審査員
環境省:清家 裕 さん
レバレジーズ株式会社:藤本直也 さん
GMOインターネットグループ株式会社:谷下田まどか さん
株式会社マイナビ:久保潤一郎 さん
10大学による決勝のプレゼン発表!
まずは学生たちによる1分間プレゼンテーションです!
10大学の想いの詰まった発表内容を発表順に紹介します。
・青山学院大学「SANDS」
「渋谷から世界に」を目標にSDGs達成に向けて活動する学部団体。学内・教育・地域企業の三事業から構成されるプロジェクトを行っている。国連が定めた「世界食料デー」にあわせた啓発イベント「1016キャンペーン」の実施や自作のSDGsカードゲーム、ワークショップを用いた出張授業のほか、省エネ家電の売り上げを伸ばすための様々な活動を行い、実際に1000万円の利益を伸ばすことに成功した。さらに「わくわくすること」を求め、大学内の学食にコオロギを使用したメニューを開発。一般の方が食べる事も可能。
・神田外国語大学「55!MAKUHARI」
大学の学生・教職員に身近な活動からSDGsへの貢献が可能であることを認知、体感してもらうことを目標として大学内のリユースとリサイクルの活動を中心に行っている。リユース活動としては「55!OSAGARI」という使わなくなった教科書の寄付ができるボックスの設置を、リサイクル活動としてはペットボトルキャップ、コンタクトレンズ容器の回収活動を行っている。これらで集めた資金は世界中のワクチン支援や視力治療の資金になっている。
・慶応義塾大学「Keio Fashion Creator」
「SDGs」という言葉にとらわれず、服を通じて自分たちにできることを広めていくことをモットーに社会に対する問いかけや主張を「服」や「ファッションショー」を通じて表現している。企業とコラボしてファッションショーで余った生地を使ったワークショップを開催したり、着物を広めていく活動を行っている。
・大阪大学「大阪大学環境サークル GECS」
「学生という立場から環境問題の改善に貢献する」という理念のもと、幅広く活動している。地域の小学生を対象に「学校とは違う、より楽しく、身近な」環境教育を行うことで「SDGsの楽しさ」をゲームで伝えている。その他にも学内での壁面緑化、花壇の維持管理や学内外でのハーバリウム販売、大学周辺や川の清掃、不用品回収及び大学祭でのフリーマーケット開催、ワークショップなどを行っている。
・関西学院大学「Re.colab KOBE」
里山での耕作放棄地の再生や、須磨海岸の環境保全活動、貯水池での淡水ブルーカーボン事業、空き家の再生活動など、神戸をフィールドに幅広く活動。「農業」をテーマに「作物を育てる」のではなく「育てた作物をとうするか」に焦点を当て、実際に自分たちで育てた野菜を子ども食堂への寄付などを行っている。
・京都大学「エコ~るど京大」
大学の学生と教職員の有志が環境問題やSDGsをテーマに活動するネットワーク。「持続可能なキャンパス」の実現や、SDGsを「自分事化」して考えることを目指している。「様々な人に自然と触れてもらう機会を届ける」ことをモットーに、持続可能な地域づくりや食品ロスの削減、アップサイクルなど、メンバー一人ひとりが興味のある企画を行っている。今年度は中高生に生き物の大切さを伝えるSDGs教育や他大学団体との共同企画として着物をリユースした商品政策などを行った。
・早稲田大学「I wanna...」
「学生1000人の夢を叶える」をコンセプトに、古着の価値を再生し、1つのものを長く使うことにこだわった、有名なデザイナーの方々とのリメイク服製作によるアパレルブランドの創設を行った。その他にも音楽フェスによる地方創生イベントの企画、高校生による衣服提供などを通した発展途上国支援プロジェクト・クラウドファンディングを行っている。
・東京大学「東京大学 UNiTe」
国連機関や企業、芸術界などと協働しながら、国連の取り組む課題に文化や芸術を通してアプローチしている。ファッショナブルな協力の形を「マゼンタ・スター」という赤いマークを通して提案する「EMPOWER Project」と、UNICEFとのパートナーシップのもと若者たちの声を拾い上げる「ボイス・オブ・ユース JAPAN」を主に運営。その他、難民問題に向き合う学生団体「Youth UNHCR」の一端も担っている。
・金沢工業大学「SDGs Global Youth Innovators」
「私たちは私たちの未来のために」という理念のもと、人材育成や新たな出会いの場を提供する、SDGsの推進活動を行っている。「教材開発」「教育機関向けワークショップ」「企業向けワークショップ」「イベント運営」「他大学連携」「海外研修」「学内でのSDGs活動の啓蒙」「地域連携」を主な活動としている。「好きなこと×SDGs」をモットーに、SDGsの教材開発として、株式会社タカラトミーとのパートナーシップのもと、楽しくSDGsについて学ぶことができる「Beyond SDGs人生ゲーム」を開発し、全国の300以上の学校に無償で配布された。
・上智大学「NAMIMATI ( 一般社団法人サスティナブル推進協会NAMIMATI)」
SDGsに関わる環境・社会問題に取り組むZ世代プラットフォーム。関東・関西・東海・シアトル支部合わせて現在100人以上のメンバーが活動中。自ら自然と触れ合い五感を使って体験し、「この自然を守りたい」という内から出る志を持つことによって、個々がそれぞれ秘めているダイヤモンドを磨き輝き成長し、仲間と共有し合いながらこれからのサステナブルな社会を創造していく。
【学生シンポジウム】アパレル業界のサステナビリティ課題について
続いて、リトルリーグカンパニー ロンハーマン事業部 事業部長の根岸由香里さんと学生代表2名がアパレルブランド「ロンハーマン」やアパレル業界についてのシンポジウムを行いました。
現在、ロンハーマンでは“LOVE FOR TOMORROW”「明日に向けて愛を持って行動する」をスローガンに掲げ、約半数の店舗でのセール廃止、全体の49%をサステナブルな素材に変更、ソーラーシェアリング事業拡大といった、多くのSDGsに関する取り組みを行っています。
学生から「事業をどんどんサステナブルな方向にシフトしていくことは実際に可能なのか?」という質問がされ、根岸さんは「例えばセール廃止の取り組みだと、大量生産大量消費ではなく、自分たちの適量を見定める。売れ残ってしまった商品は美しい形でアウトレットで、また新しいお客さんに出会ってもらう。そして、それでも売れ残ってしまったものはリメイクしたり工夫を徹底することで、環境に優しい事業を行うことを心掛けている」と答えていました。さらに、「SDGsについて学んでいくうちに、『完璧』に事業を行うことは難しいが、自分たちの言葉でしっかりと答えられる結論を持っていることが大切」と話していました。
また、「どの業界でも、はじめは必ず接客や販売などお客さんに直接商品やサービスを届ける仕事をすることが多いが、本当に必要なのか」と、多くの大学生や就活生が気になる質問をされると、根岸さんは、「同じ職場で何年か働いて、たとえ部署や仕事内容が変わったとしても、最後のお披露目の部分で働いていた経験や学びはとても生きてくるから、絶対に経験しておいた方がいいと思う」と、自身の経験も交えながら答えていました。
トークセッション[1] 衣服とサステナビリティの関係について
服飾関係や自然に興味のある学生2名と藤本さん、三浦さんが衣服とサステナビリティの関係についてトークセッションを行いました。
実はプレゼン発表の際に、成田さんより「SDGsのことを考えるならば衣服にこだわるのは矛盾している」と厳しい意見が。しかし、「それは極論で、実際は個性を出すためにオシャレしたいし、新しい物も買い続けたいよね」と三浦さんは話し、人の欲とサステナビリティの両立が重要だと話していました。
続いて「目標8:働き甲斐と経済成長」について企業ができることについて聞かれると、三浦さんは、「今の時代の大量生産大量消費をなくすためには、働き甲斐と経済成長の両立を図り、効率だけでなく価値を生み出す、という点に着目し、値段が高くても品質の良いものを作り、長く使えるようにするべきだ」と話していました。また、「ある程度豊かに安心して暮らせるが、周りからも尊敬されるしSDGsのためになっているビジネスにするべき」とも話していました。
最後に三浦さんから学生さんに伝えたいことを聞かれると、「物を買う基準は、値段→品質→デザインとシフトしてきており、その先にサステナビリティがあるから、ちょっと値段が高くても本当に良いものを選んで買ったり作る時代にしていってほしい」と話していました。
トークセッション[2] 2030アジェンダについて
続いて、成田悠輔さんと学生代表3名がSDGs全般に関する話題でトークセッションを行いました。
学生から成田さんに「2030年度の表題で『我々の世界を変革する持続可能な開発のための2030アジェンダ』とあるが、『世界を変革する』とは具体的にどういうことか」と問われると、「SDGsで1番学ぶべきものは、『何が世の中の目的で価値なのか』であり、それを自分たち自身で再設定することが真の目的だと思っている。SDGsで設定されている個々の目標そのものよりも、むしろ目標を設定しようとする心構えの方が大事だと思うので、『世界を変革する』という意味を一人ひとりが定義することが大切だと思う」と話していました。
そして授賞式、いよいよ結果発表!!
栄えある最優秀賞は、金沢工業大学「SDGs Global Youth Innovators」が受賞!
多くのチームが多くのことを内容に盛り込みすぎてしまっていた中、内容が具体的に示されていて、話す内容を絞って1つにまとまっていた点、そしてSDGを「広げていく」活動内容という点が高く評価され、見事最優秀賞受賞となりました。
今回の受賞結果は以下の通りです。
最優秀賞
SDGs Global Youth Innovators(金沢工業大学)
特別審査員賞
SDGs Global Youth Innovators(金沢工業大学)
会場賞
SANDS(青山学院大学)
レバレジーズ賞
Keio Fashion Creator(慶応義塾大学)
GMOインターネットグループ賞
エコ~るど京大(京都大学)
マイナビ賞
大阪大学環境サークルGECS(大阪大学)
リモートで参加されていた成田さんはテレビ画面越しの写真撮影となりました。緊張の結果発表がすべて終わり、会場は和やかな雰囲気に。成田さんのドアップなキメ顔に会場は笑いに包まれていました。
イベントに参加してみて
このイベントでは自分が考えたこともなかったような、SDGs教育や環境教育を行っている学生団体が複数あることにとても驚き、これからの未来を担っていく子どもたちにSDGsを広めていることが素晴らしいと感じました。
また、自分たち学生にできることは私自身が考えていたよりももっとたくさんあることを初めて知り、それを率先して実践している同世代の学生がたくさんいるということに感銘を受けました。
普段はあまり聞くことができないような刺激的な話をたくさん聞くことができて、とても貴重な体験になったと思います。
文:みゆう(学窓ラボ・学生ライター)
写真・編集:マイナビ学生の窓口編集部
INFORMATION
『THAT’S FASHION WEEKEND』
サスティナブルファッションを体現するプロジェクト
『THAT’S FASHION WEEKEND』。
情報発信、若手支援、チャリティファミリーセールといった3つの活動を通して
“地球に優しく生きる“という価値観を提案します。
https://thatsfashionweekend.com/

Best SDGs AWARD for University
全国の SDGs に関わる学生団体が繋がるプロジェクト
"BEST SDGs AWARD for University"。
このプロジェクトは、大学生と社会との接点の場であり、
学生の活動にスポットが当たる場を創出します。























