「経験から自信へ」海外貿易のプロフェッショナルを目指す先輩社員に○○聞いてみた!【味の素】

編集部:ぜんや

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は、【味の素】でうま味調味料の海外貿易・国内物流を担当している先輩社会人にインタビュー。
仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

プロフィール:八木 友香子さん
2022年 入社

うま味調味料の海外貿易・国内物流を担当。うま味事業のサプライチェーンをマネジメントし、生活者の日々の当たり前の「美味しい!」を支えている。
社会人編

ーー自己紹介をお願いします。

22年度4月に味の素株式会社に入社した八木友香子と申します。 現在はソリューション&イングリディエンツ事業部うまみ調味料グループで、ブラジルのうまみ調味料の担当をしております。

ーー具体的な業務の内容や大まかな1日のスケジュールを教えていただけますか?

ブラジルにうまみ調味料を生産する工場があるんですが、そこに発注依頼をかけるのが1番大きな仕事です。1ヶ月に1回発注をかけるために、日本の調味料の売れ行きや、各支社の売れ行き、在庫の量の動きを毎日細かく見て、ブラジルに生産依頼をかける数字をチームとミーティングしながら決めてます。
 
ーー発注のお仕事や物流関係の仕事で、向いてる人の特徴を教えてください。

数字と向き合うことが多い仕事なので、毎日別の仕事がしたいとか、いろんなことに挑戦したいっていう人よりかは狭く深く一つのことを掘り下げられる人や集中できる人が向いてると思います。必要な資格とかはないんですけど、狭く深くっていう人が向いてるかなと思います。

ーーブラジルと取引をするにあたって、英語のスキルが必要になってくる部署なんですか? 

そうですね、必要なスキルだと思います。1ヶ月に2回、ブラジル味の素社の工場のメンバーと英語でミーティングをやっているので、今の私の仕事だと英語力は必要ですかね。

ーー海外との接点も多い部署なんですね。

多いですね、すごく多いと思います。貿易に関する書類が英語なので、届く書類を見て、1年目の時はそれを読み解くのが大変で、辞書を使いながらやっていたのを覚えてます。

ーーこれまでで1番印象に残っているお仕事のエピソードを教えてください。

私の仕事が、ブラジルから物を日本に持ってきて、それを倉庫に保管してお客さまに届けるまでで、その先がなかなか見えなかったんです。
先日ブラジル品のうまみ調味料がどういうふうに使われてるか、CookDoを作っている工場の見学をさせてもらったのがすごく印象に残っています。

そこで私がブラジルに発注をかけたものが実際に機械に投入されていくところを見て、こういう風に消費者の手に渡っていくんだなって知れたのが印象に残っている経験ですね。

ーー発注をかける調味料は、直接消費者に届く調味料よりも、加工されて消費者に届くBtoB向けの調味料を担当されているんですか?

ブラジル製品はBtoBなので加工用の食品メーカーさんとか、グループ会社で使われることが100%なので、直接皆さんの手に渡るよりは間接的に届けてる感じです。

ーー今までのお仕事の中で苦労したエピソードを教えていただけますか? 

大学生の時は、貿易とか物流に携わるとは考えてもなかったので、入社した時は専門的なワードの意味を理解することが大変だったなぁと記憶してます。

周りがすごくサポートしてくれる環境で、今もそうなんですけど、1年目は何でも聞けるのが特権だったので、上司とか先輩とか他のグループの先輩とかにも聞きまくって、ひとつひとつ分からないことを解消していったなと。それで乗り越えました。

ーー働いている人や社内の雰囲気を教えてください。 

私が配属されているソリューション&イングリディエンツ事業部は、若手があまり多くないので、どちらかというと穏やかな雰囲気かなと思います。働いてる人も皆さん優しくて、わからないことをたくさん聞いても嫌な顔一つせず対応してくれるので、すごく助かってますね。

ーー社内で活躍している人の共通点や特徴があれば教えてください。

目指すゴールが明確にあって、そこから逆算して、毎日何をしたらいいのかっていうのを考えている先輩たちが輝いて見えるなと思いますね。

ゴールが明確だと周りのサポートも得やすいのかなと思っているので、私もこういうふうになりたいとか、こういうことを達成したいっていうのを、なるべく自分から発信するようにしています。ゴールが明確にある人ってすごく活躍しているのかなと思います。

ーールーティンワークだとゴールをどこに置けばいいかが難しそうですが、八木さんはゴールをどこに定めていらっしゃるんですか?

確かにルーティンワークが多いので目標設定するのが難しいんですけれど、今、課題として感じているのは、貿易の知識が足りてないところです。今でもわからない単語があるし、専門的で難しい会議とかもあるんですよね。

やはり経験が自信に繋がっていくと思うので、日々の業務でわからないことがあったらわからないままにしないっていうのを決めています。そこから自信につなげて貿易のプロフェッショナルやサプライチェーンマネジメントのプロになりたいなと思ってます。

学生時代編

ーー学生時代は就職活動において、大切にしていた軸や価値観はありましたか? 

軸としておいていたのは、「何をするかより誰とするか」というところです。
私が味の素で面接を受けたときは、最初から最後まで1対1の面接だったので、本当に私という人をしっかり見てくれる会社の姿勢にすごく惹かれたというか、社員との面接を通して、会社の一員になりたいなって思って入社しました。就活生の時は思い通りにならないこともたくさんあったんですけど、「人」っていうのは軸の一番中心にありました。

ーー物流関係に行きたいというよりは、そういうところに惹かれて味の素に入社したということなんですね。

そうですね。配属発表の時はびっくりしました。
ずっと転勤族で育ってきたので、予期せぬ場所で過ごすことに抵抗はなかったです。多分人事からはそこを評価されて、全く新しい物流っていう領域に配属されたのかなと思います。

ーー入社前と入社後のイメージで変わったところはありましたか? 

ものすごく大きい規模の会社だなっていう印象でした。入社前は、一消費者としてスーパーで味の素製品を買ってたんですけど、入社してBtoBの業務に携わってからは、想像してた100倍規模の大きい会社だなっていうギャップはありました。本当にグローバルで食品だけじゃないこともたくさんやってて、まだまだ会社のこと知りきれてないなあと感じるほど(笑)。

ーー就職活動で自分をアピールするにあたって工夫されたことはありましたか? 

アピールする上では、とにかく自分の言葉で書くとか、自分の言葉で伝えるっていうことを1番徹底していました。
インターネットで「就活 よく出る質問」って調べると定型文ってたくさん出てくると思うんです、これを答えれば面接通るよって。もちろんそれを参考にするのは全く問題ないと思うんですけど、ネットに載ってる言葉って結局誰でも言えてしまう言葉なので、面接官とかESを読む側からしたら「またこれか。」って思っちゃうのかなって。

それは参考程度にして、どれだけ自分っていう人間を具体的に相手に伝えるかっていうところがアピールする上で意識していたことです。自分が頑張ったエピソードに加えて、どんな思いでそれをやったのかを入れると、自分らしさが伝わると思います。

ーー確かに感情を入れると自分の個性をアピールできそうですね。八木さんがどういった学生時代を過ごしていたのか教えてください。

学生時代は4年間スターバックスで働いてました。そこでの経験を就活の時でもたくさん話してました。
   
ーースターバックスのバイトって大変そうだなって思うんですけど、具体的にどういったことをアピールされたんですか?  

スターバックスで働いてました!っていう学生さんって多分多いと思うし、それを就活で使う人も多いと思うので、どれだけそこに自分らしさを出せるかっていうのが大事だと思うんです。

私の場合は働いていたお店が観光地にあって、海外からのお客さんが多くて、1日の半分は英語で接客するような日もあったので、そこでの経験を話していました。

ーースターバックスで英語の接客をされていたのと、今のお仕事で英語を使われているところに共通する部分があるんですね。学生時代の経験が今のお仕事に役立ってると感じるときはありますか?

やっぱり英語が1番役立ってるなと思ってます。その次だと、物流の仕事は関わる人がとても多いので、コミュニケーションスキルであったり、人との関係性を構築する力は、スターバックスで4年間、朝から晩までいろんなお客さんとコーヒー以外の会話もたくさんしてきたという経験が結びついていると思います。

ーーこれからの進路を考えていく上で、オフの時間も大切にしたいっていう学生が多いと思うんですけど、八木さんはどのように過ごされていますか? 

学生の時は休みの日はちゃんと休めるのかなって不安もあったんですけど、本当にオン/オフしっかり切り替えて、オフの時はもうひたすら休んでます。
三連休があれば旅行に毎回行っていて、会社の同期がいる地方に遊びに行ったりしています。私のリフレッシュ方法は旅行ですね。

ーー学生時代と社会人になってからでは、オフの過ごし方に違いはありますか?  

私が大学3年生のときからコロナが始まって、全く外に出られないまま卒業をしたので、その反動もあって社会人になってから休みがあれば国内を旅行したり、ゴールデンウィークには海外に行ったり、外で過ごす時間が増えたと思います。学生時代にできなかったことを今やってるなと感じてます。

ーーありがとうございます。最後に八木さんから学生に向けてのメッセージをお願いします。

就職活動でプレッシャーを感じたりとか、1人不安になったりすることってたくさんあると思います。私もたくさんありました。人と比べることは絶対にする必要ないので、最後まで自分らしさをアピールして、健康じゃなかったら何もできなくなってしまうので、健康第一で自分の納得する企業に内定を貰えること願ってます。頑張ってください。


取材:清水 碧
編集:学生の窓口編集部
編集協力:専修大学 日本語学科「日本語応用実習」参加学生
取材協力:味の素株式会社

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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