【歴史を探求してみよう♪】江戸時代に発達した産業ってなに?『中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本』 #Z世代Pick
こんにちは。Z世代ブックピッカー・lunaです。
みなさんは歴史の授業どれだけ覚えていますか?
「覚えることが多くて嫌いだったけど、今なら歴史もおもしろいかも」という方も多いのではないでしょうか?
代々木ゼミナールで日本史の講師をしている重野 陽二郎氏は、歴史を学ぶことの意義をこう述べています。
歴史は、人々が暮らしてきたあゆみであり、行動の“あしあと”です。昔の人々が書き残した書物などを手がかりとして、それらをじっくりと読み解いていくのが、歴史という学問のおもしろいところです。
文明の発展、大衆に受け入れられてきた文化、国と国とのつながりなど、過去に起こった出来事は、私たちにいろいろなことを教えてくれます。歴史に学び、歴史を知ることで、未来を豊かにすることもできるのです。
そこで今回は重野 陽二郎氏の著書、『中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本』より一部抜粋して、歴史の面白さをお届けしたいと思います!
※本記事は重野 陽二郎著『改訂版 中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)より一部抜粋し、再編集したものです。
江戸時代にはどんな産業が発達したの?
1.江戸時代の農業はどのように発達したの?
江戸時代、17世紀から18世紀にかけて人口が急増したので、幕府や藩によって盛んに新田開発が行われました。これは、用水路をつくったり、沼地などを干拓して田にしたりして米の生産量を増やそうというものです。
また、農民たちの間でも、農具や農作業のやり方が改善されました。土地を深く耕せる備中鍬や、脱穀作業が楽にできる千歯こきなどの農具を使ったり、干鰯や油かすなどのより栄養価の高い肥料を使ったりするなどの工夫が凝らされました。農業に関する専門書の農書が印刷されて全国に広まったことも、こうした動きを後押しするものでした。その結果、耕地面積も米の生産量も著しく増え、人々の生活は安定していったのでした。
2.江戸時代の漁業や鉱業はどのように発達したの?
一方、漁業の技術も発達しました。17世紀に入ると、釣りによる漁だけではなく、近畿地方の進んだ漁業の技術が各地に広まった結果、わら縄に代わって麻糸でつくった網を使う漁が各地で行われました。海産物は特産品として各地で取り引きされるようになり、九十九里浜では大規模ないわし漁が行われ、干鰯に加工されて肥料として綿の栽培のため各地に売られました。紀伊や土佐では鯨漁や鰹漁が行われ、赤穂など瀬戸内では塩の生産も盛んに行われました。
鉱業では、採掘技術や製鉄などの精錬の技術が進歩したので、各地で開発が進みました。佐渡金山・石見銀山・生野銀山・足尾銅山から産出された金銀銅は、貨幣にされ、また重要な輸出品にもなりました。
■実際に読んでみた感想
この本は、まだ歴史を学んだことがない人やこれから学ぶ人におすすめしたい一冊です。見開き1ページで1つのトピック※(下記イメージ参照)について書かれている構成になっています。扱っている内容は、中学校で習う歴史の初歩的なもので、視覚的に覚えられるように関連したイラストや人物の肖像画が付いています。トピックの最初には、そのトピックの流れを大づかみするイラストがあります。これによって、文全体を読まなくても大まかな流れを理解することができます。
また、上の方に書かれている年表で、一目でどの時代に起こった出来事かということがわかります。そのため、自分の苦手なところなどやりたい単元から読んでいっても問題なく時代が把握できます。最後に「コレだけはおさえておこう!」という確認問題で自分の理解度を単元ごとに確認できるコーナーや、内容が簡単だと感じた人のための補足情報が書かれている「ひとことポイント!」を活用することで、より深く理解できるのかなと思います。(luna)
※見開き1ページ1トピック
改訂版 中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本
定価 : 1,375円(税込)
判型 : B5判
体裁 : 並製
頁数 : 152頁
ISBN : 978-4-7612-3038-8
発行日 : 2021年5月19日
■著者情報
重野 陽二郎( しげの・ようじろう)
◉─代々木ゼミナール日本史講師。神奈川県厚木市出身。
◉─大阪市立大学文学部卒業。大学卒業後より大学受験予備校の講師を務め、2001年から代々木
ゼミナールの講師となる。「日本史論述」「ハイレベル日本史問題演習」「センター試験日本史」「高校日本史」など、代ゼミで開講している日本史講座をすべて担当し、あらゆるレベルの受講生から絶大な支持を得る。
◉─講習会では、一部講師しか開講が認められていないオリジナル単科講座(「重野陽二郎の日
本史」)も担当。現在は本部校(東京・渋谷区)・大阪南校・福岡校に出講し、「詳説日本史講義」「標準日本史問題演習」が全国の校舎・サテライン予備校に映像配信されるなど、全国区の講師として活躍中。
◉─文学部日本史学科で学んだ視点から、史料をもとに歴史をさまざまな角度より俯瞰する講義
を展開する一方、歴史の“語り部”としてストーリーを生き生きと語るその授業は、生徒から「わ
かりやすくておもしろい」「歴史なのに楽しい」「歴史の本質がわかった」との声多数。日本史学科に進学し、高校の日本史教員になる受講生も多い。
◉─著書に、累計15万部のベストセラー『改訂第2版 センター試験 日本史Bの点数が面白いほど
とれる本』をはじめ、『重野式スーパーシート 日本史Bの必勝講義』『センター試験 日本史Bの点数が面白いほどとれる 超重要問題の解き方』『大学入試 日本史B論述問題が面白いほど解ける本』『センター試験 ネライ撃ちの日本史B』(いずれもKADOKAWA)などがある。

























