イタリア・ベネチアの大学に留学中のMaiさんのリアルな留学ライフをレポート!~基本情報編~ マイナビ学生の窓口『study abroad report』

編集部:ろみ

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これから海外留学をする方、検討している方に向けて留学先のリアルな情報をお届けする『study abroad report』

今回はイタリア・ベネチアに留学中の大学生Maiさんから情報をレポートしていただきました。本記事ではMaiさんの留学に関する基本情報をお届け。どんな風に留学先を決めたのか?実際の生活スタイルは?などなど、留学前に知っておくとタメになるリアルな内容となっています。

レポートしてくれるのはこの人

Maiさん

将来“世界をフィールドにした仕事で活躍をする”ことを目標に、イタリア・ベネチアの大学「Ca' Foscari University of Venice」へ留学している(早稲田大学に在学中)。 滞在期間は2023年9月~2024年6月の10カ月間。
Instagram:@maiitaly_abroad

留学の目的、留学先を知ったきっかけ、留学を決めたタイミング

ー今回の留学の目的を教えてください。

英語力の向上はもちろんですが、私の留学の最大の目的は「世界を知る」ことです。だから、たくさん旅行に行きたい!いろいろな人と関わりたいと思っています!

また、将来世界をフィールドにした仕事で活躍するために、世界を直接自分の目で見ることで、文化や価値観、現地の問題を知って考える機会にしたいです。留学中に学んだことや感じたことをもとに、世界や社会に対して自分には何ができるのかを見つけていきたいです。

ーいつ、どうやって留学先を選んだのですか?

●留学先を知ったきっかけ

イタリア(カフォスカリ大学) に留学する仲の良い友達から聞いて知りました。

Ca' Foscari University of Venic

●留学を決めたタイミング

留学したいと最初に思ったのは中学生でした。大学生になったら留学に行くことが私の夢でした。

●英語圏ではなくイタリアを留学先に選んだ理由

日本の大学では英語・英米文学を専攻していますが、留学先は英語圏ではないイタリアを選びました。その理由は、私の留学の目的が「英語力を向上させる」だけでなく、「世界を知る」ことにあったからです。イタリアは国内だけでも歴史、食、文化を存分に学ぶことができます。また、EU圏内のため他のヨーロッパの国々への旅行がしやすく、留学の1年間を有意義に過ごせると考えたからです。 世界共通語の英語は英語圏でなくとも学べます。しかし、世界を自分の目で見て知ることは留学しているからこそできることだと思い今の留学先を選びました。

10月の初めにドイツに旅行したときの写真。歴史的な場所を自分の目で見ることができました。

留学先での生活について

1日の過ごし方~授業がある日編~


1日の過ごし方~授業がない日編~


滞在先の生活環境

ー住環境について詳しく教えてください。

メストレにあるシェアフラットでシングルルームに滞在しています。洗濯機、Wi-Fi、キッチン用品はフラットにもともとありました。バスタブはなく、シャワーのみです。
※メストレ:ヴェネツィア本島から橋を渡った陸地のエリア
※シェアフラット:アパートの一室を2~6人で借り、キッチン、バスルームを共有する滞在方法(イタリアの学生の間では主流)

ー持って行って役に立ったものは何ですか?

 ・100均のレンジパスタ調理器
・電子レンジご飯一合炊き調理器
・袋とじクリップ
・菜箸

ー大学までの移動はどんな手段を使っていますか?

家の目の前にあるバス停からバスで通っています。20分くらいでヴェネツィア本島まで行けます。人によっては、ヴァポレット(水上バス)やトラム(路面電車)、電車を使っています。

左から順にバス内の様子、ヴァポレットからの景色、ヴァポレット内の様子

ーネット環境を整えるためにどんなツールを使ったり対策をしていますか?

家ではWi-Fiを使っています。大学のWi-Fiもありますが、繋がらない時はスマホでデザリングしています。(海外SIMはコスパが良く、例えばTIMは月約9ユーロで70ギガ使えます。)

ー生活で困ったことはどんなことですか?

●言語

一番大変なのは言語の壁です。特にスーパーで買い物をするときが困ります。見たことが無い食材もある中で、商品の名前もパッケージの文字もすべてイタリア語なので何が何だかさっぱり分かりません。チーズやパスタ、オリーブオイルは種類も多いので文字が読めないことで商品ごとの違いが分からず何を買えばよいのか分からないのも困ります。例えばスーパーで水を買う際、“NATURALE”が普通の水、“FRIZZANTE”が炭酸水なのですが、そもそもそういった違いがあることも知らなかったうえに、イタリア語が読めなかったので買い間違えることもありました。

また、イタリア人の友達と遊びに行っても会話がイタリア語なので聞き取れず、会話に入れないのも悲しいです。だからこそ、言語を勉強するモチベーションはとても上がります。

●ストライキ

ストライキで交通機関が止まり、学校に行けなくなることがありました。月に2回ほどの頻度で発生するので大変です。ストライキは予告されますが、そのお知らせのポスターもイタリア語なので読めないということも困ります。

ー生活で困ったとき相談する場所・人はいる?(どんな人に相談している?)

シェアフラットに一緒に住んでいるイタリア語が堪能な大人の日本人の方や、授業が一緒のイタリア人の友人たちがいつも助けてくれます。

左から、滞在許可証、バス・ヴァポレット1か月乗り放題の定期券

留学をして自分自身が一番変わったところ

ー留学をして一番変わったところや、成長したと思うことは何ですか?

一番変わったのは精神力です。少しのことでは動揺しなくなりました。分からない、知らない、すべてが新しいことばかりで、「できない」ことが当たり前の世界に来て、プライドや恥ずかしさ、完璧主義を捨てざるを得なくなりました。すべてがゼロからのスタートは大変なことももちろん多いけれど、まったく新しい自分に出会える貴重な機会だと思って、怖がることなく新しい挑戦を続けていきたいです。

滞在先で気を付けた方が良いこと

ー留学先で自分の身を守るために気を付けていることはありますか?

友人の話ですが、レストランで何人かでランチをしていたところ、椅子の後ろにかけていたカバンから気づかないうちに現金だけが取られていたという話を聞きました。 また、他の友人は、夜中1人で散歩していたら麻薬を売りつけられそうになり、走って逃げようとしても逃げ切れずに殴られてスマホを奪われたそうです。

これから留学をする学生のみなさんに伝えたいこと

「留学に行きたい」と思った自分の心に気づいたなら、絶対に行くべきです。金銭面、言語面、勉強面、就活との両立、留学準備…たしかに留学は簡単ではないし、キラキラした楽しいことばかりではありません。でも、一つだけたしかなのは、「留学に来たからこそ出会える人、経験、学びが必ずある」ということです。それは日本に居たら絶対にできなかったことです。 できない理由ではなく、できる理由を探してみてください。応援してくれる仲間は思っているよりもたくさんいます。

文・写真:Mai
編集:マイナビ学生の窓口編集部 ろみ

編集部:ろみ

編集部:ろみ

学生時代はスペイン語専攻。南米アルゼンチンに留学していたラテン系関西人。好きなものは海外の音楽・映像鑑賞とお酒です。ママになり、最近は子供が寝た後に海外ドラマや韓流ドラマを見るのが息抜きです。素敵な言葉や音楽、映像などのコンテンツは、自分自身を助け、励まし、成長させてくれるものだと思います。読者のみなさんに素敵なコンテンツに出会える機会をたくさんお届けしたいという想いで仕事をしています。

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