【絶景! 日本全国の「地獄」5選!】死ななくても楽しめる!「日本の地獄」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。
皆さんは死後、閻魔(えんま)さまに裁かれて「極楽に行くか」「地獄に行くか」となったらどちらに行きたいでしょうか。極楽はなんにもなさそうなので、地獄に行く方が楽しいかもしれません。実は、現世の日本にはあちこちに地獄があります。今回は、死ななくても楽しめる地獄を5スポットご紹介します!
地獄谷から地獄巡りまで5選!
まずは「地獄谷」です。
●長野県の「地獄谷野猿公苑」
世界的にも有名なっている「地獄谷」といえば、長野県下高井郡山ノ内町にある「地獄谷野猿公苑」です。長野県の北部、横湯川の渓谷部、標高850メートルの地で、野生のニホンザルが生息しています。なぜ世界的に有名かというと、雪が積もる中、温泉に入って暖を取るサルが有名になったからです。大学生読者の皆さんも一度は写真で見たことがあるでしょう。英語ではsnow monkey(スノーモンキー)と呼ばれています。
⇒参照・引用元:『地獄谷野猿公苑』公式サイト
https://jigokudani-yaenkoen.co.jp/
●北海道の「登別地獄谷」
温泉地には硫黄の匂いが漂い、時に間欠泉が噴き上がったりしますので「地獄」という名前をつけるのにふさわしいといえるでしょう。
北海道の有名な登別温泉にも地獄谷があります。地獄谷は、日和山の噴火活動によってできた直径約450メートル、約11haの爆裂火口跡。数多くの湧出口や噴気孔があり、泡を立てて煮えたぎるお湯といった風景が広がっています。1日1万トンの温泉が湧出し、このお湯を使って温泉街が運営されています。
次は「地獄沼」です。
●青森県の「地獄沼」
青森県八甲田山中に酸ヶ湯(すかゆ)という鄙びた温泉地があります。江戸時代からの湯治場として知られていますが、そこから徒歩約5分のところにあるのが地獄沼です。近くから湧き出る温泉水が爆裂火口跡にたまってできた沼です。現在でも火山活動があって、噴気口からは硫黄を多く含むガス、温泉が噴出しています。強酸性の沼なので、魚などは生息できません。まさに地獄という名にふさわしい沼といえるでしょう。
次は「大地獄」です。
●鹿児島県の「八幡大地獄」
鹿児島県姶良郡湧水町にも地獄があります。こちらは「大」が付いた「大地獄」。霧島連山で最も古い火山といわれるのが栗野岳で、栗野岳温泉の源である八幡大地獄は「九州でも有数の噴気孔の面積を誇る」とのこと。
そのため、温泉性の蒸気がもうもうと立ち上り、足元には地面からぐつぐつと沸き立つ蒸気が見られます(下掲の動画を参照)。迫力ある風景が見られるまさに大地獄です(ただし危険な兆候があるときは絶対に行かないでください)。
最後は「地獄巡り」です。
●大分県別府の「地獄巡り」
大分県にある有名な別府温泉では「海地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」という7つの地獄を巡ることができます。
↑海地獄
↑鬼石坊主地獄
↑かまど地獄
↑鬼山地獄
↑白池地獄
↑血の池地獄
↑龍巻地獄
コバルトブルーの湧水をたたえた「海地獄」、酸化鉄、酸化マグネシウムを含んだ赤い熱泥が地層から噴出・堆積する「血の池地獄」、豪快に熱水が噴出する「龍巻地獄」、青白い湧水の「白池地獄」は国指定名勝となっています。
⇒参照・引用元:『別府地獄組合』公式サイト
http://www.beppu-jigoku.com/
解決!!「日本全国の地獄」おどおど
上掲のとおり「温泉地には地獄あり!」という状況です。そもそも日本は火山列島で、どこを掘っても温泉が湧くといわれたりします。その意味では、日本は地獄だらけといってもいいのではないでしょうか。今回ご紹介したスポットでは荒涼たる風景、地獄にふさわしい光景が見られます。ぜひ皆さんも一度訪問してみてください。
文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部