【学生記者がMetaの日本オフィスに潜入!】Instagram×GAKU「我美と作美(わびとさび)2022」で10代のクリエーションに刺激を受けた!
こんにちは! 学窓ラボ、学生ライターの小笠原 萌です。
今回、10代の若者たちが、クリエーションの原点に出会うことができる学びの集積地『GAKU』が主宰する「美」を追求するクラス「我美と作美 (わびとさび)2022」の最終回に潜入してきました!
なんと開催地はFacebookやInstagramでお馴染みのMetaの日本オフィス。社員さんによるオフィスツアーにも参加してきました。
色鮮やかな壁画が印象的な入り口からオフィス内へ入ると目の前には「Kumo」がお出迎え。
飛行機の音やセミの鳴き声で日本の四季を感じられ、クリエイティブな感性が研ぎ澄まされます。
このようなインスタレーションがオフィス内にはあらゆるところにあり、「Densha」という、Instagramカラーに染められている通勤電車を再現したスペースや、
壁には国内のアーティストによるクリエイティブな作品がずらりと並んでいます。
また、一番驚いたのは、ガジェットの自動販売機。
これには、Metaの企業価値である「Move Fast」が体現されており、必要な時、無料で、アダプタやキーボードなどが入手可能とのこと。
返却不要で、他の国のオフィスにも導入されているのだとか。
オフィス全体として、海外からの出張の際にもすぐに業務に集中できるようグローバルな世界観で統一されています。
しかし、細かなところで、日本・東京らしさを加えており、とても些細なことだと、マイクロキッチンのお菓子は、アメリカのオフィスと日本のオフィスで置いているものが異なるので、社員さんの出張の際の楽しみのひとつとなっているようです。
他には、会議室に「NINJA」「PURIKURA」など日本文化の名前がつけられていたり、先述したインスタレーション「Kumo」は浮世絵の雲を彷彿とさせる形であったり、
カフェテリアの「Bento @36」は看板や天井に日本らしさが取り入れられたりしています。個人的に一番印象に残っているのは、執務エリアに障子風のパーテーションが設置されていたことです。
全体としてはグローバルで統一している中、細かいデザイン面で日本・東京らしさを感じることができる点から、新しい日本文化の発信方法を学ぶことができました。
ツアー後は、いよいよクラスの最終回が始まります。
最終回は、Instagram広報担当の市村怜子さんを講師に迎えて、クラス参加者の好きなInstagramアカウントの紹介や、発信のヒントに関するレクチャーなどを行いました。
これまで合計10回のクラスを終え、参加者は各々の「美」を見つけ、自分の好きを堂々と発表している姿は、同年代とは思えないほど自分の感性を上手く表現しており、刺激となりました。
中でも特に印象に残った生徒さんの発表を紹介します。
アメリカのダンススクールのアカウントを紹介したこちらの生徒。
「このアカウントを好きな理由は、1920年台のチャールストンダンスを衣装まで寄せてひたすら踊っているのが面白いから」
これは、Instagramの発見タブで偶然見つけて好きになったそうです。
アーティストのファンアカウントを紹介したこちらの生徒。
「このアカウントが好きな理由は、本人の公式アカウントではなく、敢えて第三者を通して好きなアーティストを見ることが面白いから」
逆にアーティストの公式アカウントを紹介した生徒も。
「アーティスト本人たちが撮影しているような統一された世界観」が好きな理由だそうです。
他にも、整形のリアルを発信しているアカウントや迫力ある独特なメイクを投稿しているアカウントが紹介されました。
これらを踏まえて、講師の市村さんは、レクチャーの中で、2010年のInstagram開始当時は、アマチュアの写真家などによる静止画の投稿が多かったのに対し、最近では静止画に加えてリールをはじめとする動画など様々な表現方法でさまざまな利用者がInstagramを活用し投稿しているとコメントしており、何かを創造してそれを発信するツールとしてInstagramはとても活用できると生徒さんへレクチャーしていました。
クラスの終盤では、質疑応答の時間が設けられ、生徒さんからの鋭い質問が市村さんに降り注ぎます。
最後の最後まで生徒さんの熱量を目の前で感じることができました。
クラス終了後、生徒さんへお話をお伺いすると、「クラスを通して自分なりの「美」を手に入れることができたので、クリエイターとして発信していきたい」と熱い将来の展望を聞くことができました。
今回の潜入を通して、同年代のクリエイターたちがものすごい熱量を持って、「美しさ」や発信方法を学ぶ姿を目の当たりにし、大変刺激をもらいました。
また、Metaが提供するFacebookやInstagramなどのイノベーションが生み出されるオフィスに潜入したことで、私自身の将来のヒントを得ることができました。
前述した通り、オフィスにはたくさんの作品が設置されていますが、これらはMetaがアーティストの活動をサポートしている反面、社員の方もオフィスのクリエイティビティは日常から良い刺激となるとおっしゃっており、このような相互関係にも成功の秘密が隠れていることがわかりました。
今回潜入した「我美と作美(わびとさび)2022」の各回のまとめが、GAKUさんのWebサイトに載っているので、ぜひご覧ください。
URL:https://gaku.school/class/wabi_sabi2022/
文:学生ライター 小笠原萌(学窓ラボ)
写真:大垣華音(学窓ラボ)
編集:学生の窓口編集部
取材協力:GAKU https://gaku.school/