英語で理由を伝えるときに使う接続詞って? 1か月で英語がスラスラしゃべれる注目の本『英会話は筋トレ。』
イラスト:千野工一
これまで様々な方法を試しても英会話を身につけることができなかった人は多いはず。「英会話も筋トレも、同じことの反復が習得の最短ルート」という英語学習コーチ/メンタルコーチの船橋由紀子氏は反復のコツをこう語ります。
“今までいろんな英会話の本で、1000も2000も、あるいはそれ以上の数の英文を読んだり、暗記しようとしてきたりした方も多いでしょう。でもそれで、しゃべれるようになりましたか? ましてや英会話では、何も見ないでスラスラと言えるようにしないと使い物にはなっていないので、こんなにたくさんの英文と触れても、なかなか使いこなせないのです。よっぽど特殊な頭脳でも持っていない限り。それよりも100程度に絞り込んだ英文を反復して体に刷り込むほうが、簡単にスラスラと話せるようになるのです。”
さあ、今度こそ英語がしゃべれるようになるために、実際に繰り返し音読してみてください。反復トレーニングを始めましょう!
※本記事は船橋由紀子著『英会話は筋トレ。 中2レベルの100例文だけ! 1か月で英語がスラスラしゃべれる。』(かんき出版)より一部抜粋し、再編集したものです。
I can’t go with you because I’m very busy.「とても忙しいので、あなたと出かけられません。」
イラスト:千野工一
Lesson1.構文
because(なぜなら)という接続詞を使い「A because B」の英文にすることで、「A、なぜならB」と、前の文(A)に対して理由(B)を説明することができます。
Lesson2.イメージ
誘いを受けた時、行けないことを伝えるイメージで練習しましょう。そもそもbusy自体が忙しいという意味ですから、さらにveryがつくと多忙を極めるニュアンスが伝わります。冒頭に「I’m sorry, but ~(申し訳ないのですが~)」と前置きを加えることもできます。
Lesson3.発音
can’t goやbecause、very busyを強調して発音すると伝わりやすくなります。否定文の場合は、特にcan’tをしっかり相手に届くように言うようにしつつも、can’tのtは軽く発音します。
Lesson4.置き換え ※以下は置き換えの例
It’s very crowded because there is a festival today. / 今日はお祭りがあるのでとっても混んでいます。
I will stay home because I’m sick. / 具合が悪いので家にいようと思います。
I agree with your idea because it’s wonderful. / 素晴らしいのであなたのアイデアに賛成します。
I like this hotel because it’s very convenient. / とても便利なのでこのホテルが好きです。
You need some rest because you look tired. / 疲れた顔をしているから少し休息が必要ですよ。
■おわりに
英語学習を続けるためには、成長の実感が必要です。成長の実感を得るために、簡単なものでも「覚えた!」という体験を自分にさせてあげてください。簡単なものでも「使えた!」という大きな成功体験を、自分にさせてあげてください。その体験を繰り返していくことこそ、「もっとできる」という次へのガソリンになってくれます。
『英会話は筋トレ。 中2レベルの100例文だけ! 1か月で英語がスラスラしゃべれる。』
定価:1,540円(税込)
頁数:296頁
ISBN:978-4-7612-7542-6
発行日:2021年4月7日
■著者情報
船橋 由紀子 (ふなばしゆきこ)
神奈川県出身、立教大学卒。リーマンショック後に仕事で逆境を味わう。そこで英語学習に没頭し、2か月の勉強でTOEICは900点を超える。11年間で4500名の英語指導に従事。アドラー心理学やNLPも駆使した英語指導で、2か月でTOEIC200点アップの受講生を次々と輩出させている。