次世代ネットワークに携わることで感じる 「次なる未来」のワクワク感。エリクソンのエンジニアが思う仕事の魅力
2020年新卒入社
無線アクセスネットワーク分野のエンジニアとして勤務。 主に無線ネットワークソフトウェアの技術的問題の調査・報告業務を行い、日本の通信事業者向けに無線アクセスネットワーク製品や次世代モバイルネットワークの実証実験等のプロジェクトに携わる。
学生時代はモバイルネットワーク基地局における信号処理の研究を行う。
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は「エリクソン・ジャパン」で働く先輩社会人にインタビュー。無線アクセスネットワークのエンジニアとして勤務する玉手大智さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!
――玉手さんはどんな学生時代を過ごしていたんですか?
大学では電子工学を専攻して、主に情報数学を学んでいました。学業以外ではアウトドア系のサークルに入っていたので、長期休みは自転車にテントや寝袋を積んで何週間も旅したり、登山をしたりという学生生活を送っていました。
――学生時代に一番頑張ったことは何でしょう?
修士時代に、アメリカのIEEE(アイトリプルイー)という電気・情報工学分野の学会で発表をしたのですが、私は英語での発表経験がなかったので、ドキドキしながら発表したのを覚えています。
――仕事で役立っている学生時代の経験はありますか?
モバイルの研究をしていたので、仕事でも物理レイヤーの処理に関する話もとっつきやすく、学生時代の勉強が活かされていると感じています。サークルで体力がついたので、仕事にも体力を注ぎ込めているという面もあると思います。
――何か就活前にやっておいたほうが良いことがあれば教えてください。
就活中はいろんな業界に興味を持ちやすくなりますので、やはり実際に働いている人たちの生の声を聞くのが一番良いと思います。
例えば、面接を受けようと思っている企業があれば先輩社員の話を聞いてみたり、その業界がどんな状況かということを調べたりするのも良いでしょう。私も志望業界で働かれる研究室の先輩に、いろいろと話を聞きました。
――玉手さんがこの分野に興味を持ったキッカケは何だったのでしょう?
ざっくり決めたのですが、根底には「モノを作れたほうが楽しいだろうな」という思いがありました。「モノ」といっても、ハードウェアもあればソフトウェアもあります。でも、電子工学ならハードウェアもソフトウェアも両方できると思って専門を絞りました。
――今の会社を選んだ理由を教えてください。
もともと関連分野の研究をしていたので、エリクソンがプライムベンダーだということは知っていましたし、外資系で働くことにも興味がありました。実際にインターンに参加してみると、マネージャーや先輩とも気さくに話し合えて、フラットに議論ができる良い雰囲気を感じました。
――今のお仕事の内容を教えてください。
無線アクセスネットワーク分野のエンジニアとして勤務していて、技術的な解析や報告を行っています。その中で海外の開発チームに実装に関する問い合わせを行うなどの役割も担っています。主に他のベンダーとの接続試験や次世代ネットワークの実証実験などのプロジェクトを担当しています。
――この仕事ならではの特徴的な作業は何でしょう?
ネットワーク装置にもいろんな種類がありますが、現在私が取り扱っているのは電波を扱ったネットワーク装置です。電波という目に見えないものを用いて、いろいろなメッセージをやりとりするわけですが、深めれば深めるほど様々な技術要素が根底にあります。そのあたりが難しい部分であり、面白い部分だと思います。
――今の仕事のやりがいをどういうときに感じていますか?
私はお客さまに近いところにいるエンジニアですので、お客さまのニーズにうまく応えられたときはモチベーションも上がります。お客さまの難しい要求もありますが、その背景を聞いて「こういうかたちでいかがですか?」と提案し、満足してもらえたときはやりがいを感じますね。
――この仕事の面白いと思う点、魅力を教えてください。
担当した実証実験のプロジェクトの中で、今までのモバイルネットワークでは動かないアプリケーションを次世代のネットワーク上で動かす実験を行いました。実験中は、「従来のネットワークでは動かないけど、次世代のネットワークだと動くよね」といったことが実証できて、こういうシーンは次の未来を感じてワクワクしますし、面白みも感じますね。
――この仕事に求められるスキルは何でしょう?
私の職種は諸々の調査が生じるので、技術的に調査する能力やそれを報告にまとめる力は必要です。その過程で各所とコンタクトをとる必要もあるので、コミュニケーション能力も求められると思います。
――オフタイムはどのように過ごされているんですか?
平日は料理したり、ジムに通ったりしています。ベンチプレスでストレスを発散し、サウナでリセットするというのが良い息抜きになっています。あとは趣味がアウトドアなので、スキーや登山、自転車など、年がら年中外に出かけています。
――プライベートの中で、何か仕事に活かされているなと思うことはありますか?
会社の人や同業他社の人と一緒に自転車に乗る機会もあるので、人とのつながりができたり、そこでいろんな話を聞けることが仕事でも活きていると思います。
――最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。
興味を持った会社で実際にどんな働き方をするのかといったことを知るのはとても有意義なことなので、イベントなどの機会を活かしてキャリアを選択してほしいと思います。
文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:エリクソン・ジャパン