「5G」サービス開始の歴史的瞬間に立ち会えた喜びは絶大! エリクソンでソフトウェアの検証を担う若手社員のやりがい

編集部:ぜんや

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プロフィール:久本 真実
2020年 新卒入社

お客様と契約している商用エリクソン基地局のソフトウェアアップグレード/新設作業時に、基地局から取得できるデータであるKPIをグラフ化、分析して、作業後の正常性の確認をメイン業務として実施。
現在は、商用エリクソン基地局に入れ込む前の、リリースされた直後のソフトウェアを検証環境であらゆる項目のテストを行い、問題ないことを確認する業務を担当。

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は「エリクソン・ジャパン」で働く先輩社会人にインタビュー。商用エリクソン基地局のソフトウェアアップグレード作業などを担う久本真実さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

学生時代編 映像制作で身につけた「イメージしたものを図にして共有する力」

――久本さんはどんな学生時代を過ごしていたんですか?

大学は教育学部で学んでいたのですが、映像制作にも興味を持って、授業やプライベートで仲間たちと映像作品を作っていました。シナリオから絵コンテ、編集まですべて自分たちで考え、作品は短くて5〜10分、最長で20分くらい。プライベートでは主にアニメーション映像を制作していました。

――学生時代に一番頑張ったことは何でしょう?

映像制作とアルバイトですね。スポット単位で日雇いのアルバイトをすることが多く、工場での組み立てやレストランでの給仕、ゴルフ場のレストランの皿洗いなど、面白そうだと思ったことにはすぐ応募しました。いろんなものに触れることで、映像制作のネタ探しにもなればいいなとも思いましたし、こういう経験は学生のうちにしかできないことかと思って、多種多様に手を出していました。

――仕事で役立っている学生時代の経験はありますか?

映像を作る過程で絵コンテを作成することもあったので、「イメージしたものを図にして共有できる」という力は今の仕事でも役立っていると思います。あとは動画の編集作業で根気も身につきました。現在の仕事でも、基地局で何か問題が発生したら原因を考え、徹底的に検証する必要があるので、根性や根気が求められます。

――何か就活前にやっておいたほうが良いことがあれば教えてください。

少しでも興味を持った業種については自らリサーチして、そこが自分の働きやすい環境かどうか、空気感を見ながら見定めていくことが大切だと思います。

――今の会社を選んだ理由を教えてください。

パソコンを扱って手に職をつけたかったということと、安定した仕事に就きたいと考えたからです。映像制作は確かに楽しいのですが、実際のタスクを考えるとかなり大変なので、それは趣味の範囲に収めておきたいなと思いました。

社会人編 「5G」サービス開始の歴史的瞬間に立ち会えた喜び

――今のお仕事の内容を教えていただけますか?

エリクソンの仙台オフィスには、ケータイ基地局を管理する部署と、基地局内のネットワークの管理を行うNEWという部署があります。私はNEW側でソフトウェアの検証を行うチームで、新たなソフトウェアが日本の環境に合っているかどうかということを検証用の基地局で確認することが主な業務となっています。

――この仕事ならではの特徴的な作業は何でしょう?

基地局はリリース時期によって仕様が変わるんです。みなさんが使っている4Gや5G、それとはまた違ったタイプのものもあって、私たちはそれらの組み合わせを網羅しつつ、組み合わせごとの試験をクリアさせていく仕事をしています。具体的には基地局のケーブルを抜き差ししてアラームが作動するかどうかの確認をしたり、パラメータを変更して期待通りの結果が出るかどうかといった検証ですね。

――エリクソンは外資系企業ですが、オフィスはどんな雰囲気ですか?

日本的な文化に縛られない会社だと感じています。現在はチームにより、出社の方針が決められています。私は出社することが多いのですが、仕事中も比較的自由な服装です。もちろん、お客さまと直接接する部署もあるので、そういう人たちはスーツなども着ています。フレックスタイム制なので、自由な時間に働けるのも嬉しいですね。

――今の仕事のやりがいをどういうときに感じますか?

私は約3年間働いていますが、そもそも私がエリクソンに入社したのは、2020年の5Gサービス開始の歴史的瞬間に立ち会いたいと思ったのがキッカケでした。実際、モバイル通信の最先端を見ていることにすごくやりがいを感じています。

それに、今は通信が社会インフラのひとつになっているので、自分の頑張りが基地局の無事故に繋がるという部分もあるので、いい緊張感を持って仕事に取り組めています。

――この仕事に求められるスキルは何ですか?

配属チームによってはテクニカルなスキルも求められます。でも、どの部署でも業務上の報連相ができることは必須かなと思います。新卒の場合、「仕事の仕方がわからないけど、上司に聞いて良いかもわからない」みたいな負のスパイラルに陥ることもあります。でも、わからないことを聞いてイヤな顔をする人はエリクソンにはいませんし、しっかり報連相ができる人は成長できると思います。

あとは、もしプログラミング言語がわかるなら、そのほうが強いかと思います。ただし、こちらは入社後に教えてもらえるので、学生時代に無理に覚える必要はありません。

――これまで一番印象に残った仕事について教えてください。

入社一年目のことですが、秋田県に基地局を新設し、実際に一般ユーザーと通信できる状態にするというプロジェクトに立ち会ったときのことが印象に残っています。私は仙台オフィスにいたのですが、そこから実際に電波が正常に動いているか判断し、資料を作成してお客さまに提出する部分を担当していました。

結果、問題なくしっかりサービスインできたのですが、自分の携わったものが世に出たことに感動しましたし、基地局が新設される一連の流れを見ることができたのは嬉しかったですね。

プライベート編 学生時代は自分の「強み」を模索しつつ、全力で楽しむこと

――オフタイムはどんな過ごし方をされているんですか?

学生時代からドライブが好きで、休日はよくドライブして美味しいご飯を食べたり、温泉に行ったりしています。

――プライベートの中で、仕事に活かされているなと思うことはありますか?

ドライブ中に基地局が目に入ったときなどは、仕事中とまた違った楽しさを感じますし、仕事を頑張ろうと思います。私は内部パラメータの操作がメインの仕事なので、外側を見るのは楽しいですね。

――最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

コロナ禍もあって通信需要はますます増えましたし、この業界はまだまだ伸びしろに溢れています。エリクソンは個人の裁量も大きく、自分の強みを活かすこともできます。もちろん、エリクソンに限らず、自分の強みがわかっていれば就活でもアピールポイントになるので、学生時代に少しでも自分の強みを見つけておくと良いかと思います。

学生時代の4年間は本当に貴重な時間です。お金はなくても時間は作れるので、自分の強みを模索しながら全力で楽しんでください!


文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:エリクソン・ジャパン

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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