女優・田中芽衣が“学生の君に伝えたい3つのこと”「とにかく友達と遊んで、大人にはいっぱい怒られておくこと」

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

スキャンダルを起こした新人女優・みつほを中心に繰り広げられる悲喜劇を描いた映画『炎上シンデレラ』が11月4日に公開。今作で初主演を務めた田中芽衣さんが、中学生でお仕事を始め、これまで経験してきたことからアドバイスをくれました。

▼高橋文哉さん、眞栄田郷敦さん、山本舞香さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

女優・田中芽衣が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.いっぱい遊んで、いっぱい怒られて!

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

やっぱり勉強はやっとけばよかったって思います。私は中学2年生からお仕事を始めていて、撮影で東京に行くとなると熊本出身なのでどうしても学校を休まなきゃいけなくて。授業は毎日続いていくものだからそれについていくのは大変でしたし、恋愛や学校行事を楽しんだ記憶もなくて。だから本当にある程度でいいから勉強をして、とにかく友だちと遊んだほうがいいし、いっぱい怒られたほうがいいと思います。そのときは大人に何か言われてもうざいと思うけど、あの一言のおかげだなと理解できるようになるし、怒られるってすごくありがたいことなんだなと思うようになるんです。だからいっぱい遊んで、いっぱい怒られてください!(笑)

2.怖がらずにいろんなところに行っていろんなものを見る

――では、学生のうちに見て、聞いておいたほうがいいと思うことは?

15歳で中学を卒業したと同時にひとりで東京に出てきて、いろんなものを見られたことは大きかったなと思っています。当時は友だちも誰もいない、電車も分からない、ごはんを食べられるところもスタバしか知らなかったんですよ(笑)。学校は芸能の通信に行っていて、みんな仕事をしていて全員が揃うことはなかったからいわゆる学生生活という感じではなくて、地元の友だちが高校生っぽいことをしているといいなぁと思ったりもしたんです。でも決断して覚悟を決めたことはよかったなと思うので、怖がらずにどこかに行ってみたり、夢を見つけているならどうしたら近づけるのかいっぱい考えたり、行動を起こすことは大事なんじゃないかなと思います。あとは、私はもうずっと安室奈美恵さんが大好きで人生のミューズなんです。生き方もファッションも全部好きで、もうそこしか見てこなかったですね。

3.夢のために自分から行動を起こすこと

――これまで経験した中でやっておいてよかったと思うことはありますか?

いろんなことに興味を持って模索することと、自分の範疇外すぎる人とコミュニケーションを取りに行くことです。私は上京してから同じ業界の友だちばかりを作るんじゃなくて、美容室のトップスタイリストをやっている人の感性を聞いたり、アクセサリーブランドをやっているお姉さんとごはんに行って話をしたり、カメラマンさんにフィルムカメラのことを聞くとか、いろんな人との出会いを自分で見つけていったんです。出会いがないと言っている人がいますけど、それは出会いに行ってないじゃん!と思うんですよね。いろんな人と出会うことで第三者には自分がどう見えているのかがわかったり、人脈に繋がったり、夢が見つかることがあると思うんです。きっと夢を持っている子のほうが少ないと思うし、小学4年生からの親友にもそう言われたことがあって。私は自分が夢を持っていることがえらいとは思わないけど、夢があったこと、そしてそのために自分から行動を起こしたことはよかったなと思います。

飯島さん演じる田代との掛け合いのシーンを注目して見てほしい

――11月4日に田中さんの主演映画『炎上シンデレラ』が公開されます。まず、脚本の印象を教えてください。

最初は読んだだけじゃ難しいなと思ったのが第一印象だったんです。でも、そもそも脚本をいただいたときから「一度お会いして、当て書きをしたい」と言ってくださっていたので、読んだあとに監督といろいろお話をして内容を改定していって。そういう意味ではいわゆる映画の撮影というよりかは、ちょっと舞台チックなところがあったんですよ。それがとてもやりやすくていい時間でした。

――では、今回のみつほという役は演じやすかった?

そうですね。でも監督からはヒントをいくつかもらって、そこにプラスアルファで私が考えた部分も被せてみつほという人間を作ろうという話だったので、みつほの正解は教えていただいてないんですよ。私も結局みつほって何だったんだろうと思う部分はまだあって、でも多分それが正解なんです。そして脚本をもらってすぐ撮影ではなくて、撮影前にお稽古があって台本のほとんどのシーンを一度リハーサルしている状態だったので、撮影自体はすごくスムーズで。その時間があったからこそ、「ここをどう演じたらいいか分からない」と立ち止まることもなく、みつほになれていた気がしますね

――その中でもみつほに対して、理解できない部分もあったんですね。

基本的に謎なんですけど、みつほになっているときにそう思っていたシーンを演じると、特に不思議だと思わないからそれはすごく不思議でした。私はそんなにお芝居が得意ではないし、ワークショップや演技レッスンも受けていなかったので、なんだか言葉でうまく表現できない不思議な時間でした。逆に(飯島寛騎さん演じる)田代と話しているときのみつほは人間味が出ているなと思うんです。発する言葉も少ないし、何を考えているかも分からないから、この子だけのストーリーだったら絶対生きないんですけど、そこに田代が加わることでみつほが生きている感じがあって。なので田代との掛け合いのシーンを特に注目して見ていただきたいなと思いますし、そこでみつほはこういうことを考えているのかなというヒントも隠されている気がします

共演した飯島さんはほんわかしすぎてる人(笑)


――みつほと田代の関係はどう感じましたか?

田代はきっとみつほの人間として、女優としての魅力だったり、何かに惹かれてくれたんだと思うんですけど、みつほはもう芸能界は出てしまったから一般人として普通に生きられますという現実と、本当は諦め切れていない夢への情熱を持ち続けている、ふたつの気持ちがある子だと思うんです。そこに田代が入ってきたときに、そのふたつの気持ちをどう天秤にかけていくか、彼女自身が葛藤しているところがあって。あるシーンで「どれが本当で、どれが嘘かわからない」というセリフがあるんですけど、それはそういう自分の気持ちに対して言っていることなのかなと思ったんですよ。みつほが発する言葉ってその場で起きていることに対しての一言ではあるんですけど、自分の気持ちの中に対する一言でもあるみたいな、ひとつの意味じゃないことが多いのかなと思っていて。そういうことも含めて、田代との掛け合いは注目して見ていただきたいです。

――今回共演した飯島さんにはどういう印象を持たれましたか?

初めて「キャストはこの方たちです」という連絡をマネージャーさんからいただいたときに、まず名前だけで検索したんですよ。それで勝手に「クールそうな人がくるのかな〜。私は人見知りだからちょっと困るなぁ〜、どうしようかな〜」と思っていたんですけど、実際はほんわかしすぎている方で(笑)。お昼休憩のタイミングで一緒にごはんを食べるときもなんでもない会話を聞いてくれて、でもお芝居の相談をするときはちゃんとしているんです(笑)。そういうところで優しいお兄ちゃんという感じで、田代と飯島さんはまったく違いました。でも飯島さんからは「芽衣ちゃんも(みつほみたいに)謎だよね」とは言われましたね。そのときは「そんな簡単に本心を見せたくないもん!」と話して、ふざけて遊んでいました(笑)。

――そして今作は田中さんにとって映画初主演作品です。撮影に挑む気持ちはこれまでと違いはありましたか?

最初に映画の主演が決まったと言われたときはとっても嬉しかったけど、主演だから引っ張っていかなきゃいけないとか、やっぱりプレッシャーや不安があったんです。お芝居への自信があまりにもなくて、でもこの機会をくださったことに感謝していて、やりたいのにやりたくないみたいな思いがあったんですけど、今回の作品は撮影前に稽古がとっても重ねられたんですね。だから主演として引っ張るというよりは、本当にみんなで作り上げていったような感じで。稽古をするたびにじゃあここはこうしようと脚本もどんどん改定されていったので、主演だからと気を張りすぎず、「そういえば初主演だったわ……!」みたいな感じでした(笑)。私、結構プレッシャーに弱いんですよ。だからそういう環境作りをしてくださった監督とキャストの方たちに本当に感謝していますし、別の現場で初主演だったら気持ちが負けていたかもしれないです。本当にいい環境で主演をやらせていただきました。

田中芽衣さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

田中芽衣

2000年1月28日生まれ。熊本県出身。2014年にティーンファッション誌の専属モデルとして活動をスタート。主な出演作にドラマ「天皇の料理番」(15)、「放課後ソーダ日和」(18)、「こんな未来は聞いてない!!」(18)、「新米夫婦のふたりごはん」などがある。本作で映画初主演を務める。

映画『炎上シンデレラ』11月4日(金)より池袋HUMAXシネマズほか全国順次ロードショー

「巻き込んで、ごめんね?」初主演映画を撮影中にスキャンダルを起こして大炎上、芸能界を追放された女優・みつほ(田中芽衣)。彼女を主役に映画を撮りたいという妄想を抱えた映画オタクの青年・田代(飯島寛騎)。この二人の運命の出会いに割り込む小劇団を主催するいい加減な男・山倉(大河内健太郎)。みつほと田代がこの劇団に入ってしまったことから物語は妙な方向へ。そして彼らに再び炎上の危機が!?

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
スタイリング/山田 莉樹
ヘア&メイク/長坂 賢

衣装協力:モールド リューク
シャツ¥37,400、タートル¥23,100、パンツ¥44,000/チノ(モールド)、イヤカフ¥33,000、ネックレス¥60,500、リング(人差し指)¥25,300/リューク、リング(中指)/スタイリスト私物
問い合わせ先:モールド(03-6805-1449)/リューク(info@rieuk.com)

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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