web3.0とは何か?ブロックチェーンとの関係や活用事例も解説
web3.0という言葉を聞く機会が増えてきました。
インターネットの普及が広まり当たり前となってきた現代、ネット記事などで頻繁にみる方も増えてきたでしょう。
「そもそもweb3.0ってなに?」
「web1、web2もあるの?」
このように考えている方もいるはずです。
最近聞くようになったといっても、 聞きなじみのある言葉ではないため、深く理解している方はすくないかと思います。
そこで、この記事では、web3.0について、歴史的背景やメリットなどについて解説しています。
web3.0とは一体なに?
web3.0(ウェブスリー)とは、2014年に仮想通貨イーサリアム創設者であるギャビン・ウッド氏が提唱した言葉だといわれています。
2021年には、投資家や企業が興味を持つようになり、最もホットなワードとして世界中で注目を浴びています。
web3.0はおおまかにはブロックチェーン技術を活用した分散型インターネットの姿で語られることが多いですが、概念はまだ確定されておらず、不明確なことが多いです。web3.0という言葉が一人歩きしていると言われることもあるほど。
web1.0・web2.0ってあったの?その違いは?
web3.0を詳しく知っていくためには、web1.0とweb2.0の違いについて知っておくと良いでしょう。
- ・初期のインターネット時代「web1.0」
- ・現代のインターネット「web2.0」
初期のインターネット時代「web1.0」
インターネットが広まった 1990年から2004年までの時代を、「web1.0」と呼んでいます。
当時は、ネットやサイトを閲覧したいユーザーが一方的に閲覧できる状態でした。
1990年に「World Wide Web」という仕組みが開発され、2004年までその使い方が続いておりweb1.0の代表例は以下のようなものがあげられます。
- ・Yahoo!
web1.0の時代、コミュニケーションとして使われていたツールは、主に掲示板でした。アカウントというものがなく、書き込まれたものは誰でも見ることができる状態、そのページを見ている全員で1枚の紙を共有しているようなイメージが近いでしょうか。
一対一でコミュニケーションが取れるようになったのは、この先です。
現代のインターネット「web2.0」
web2.0では、 一方的な閲覧だけではなく、ユーザー同士が積極的に交流ができる時代へと変わりました。
代表的なものが、Twitter、YouTube、FaceBookなどです。
誰もが気軽にコンテンツを配信でき、SNSを中心とした時代になっています。
非常に便利な社会となり、今では人口のほとんどが使っている状態ですが、 しばしば個人情報の管理などで指摘される部分もあります。
サイトを閲覧していると、Amazonなどで購入した情報が広告で表示される経験をしたことがある方もいるでしょう。
こういった 個人情報やプライバシーの問題が、web2.0の難点といわれています。
web3.0とブロックチェーンの関係性
web3.0は、ブロックチェーン技術を利用した新しいネット世界です。
ブロックチェーン技術とは、実質改ざん不可能なデータを保持する技術で、今後のネット社会に重要な役割を担うであろうと評価されています。
簡単に説明すると、情報をブロックでつつみ、そのブロック間を鎖(チェーン)でつないだような仕組みになっていて、つながったブロック同士でも情報を共有しています。分散型台帳とも言われており、ブロックそれぞれが情報を分散して保持するので、どこか1か所に問題が発生しても影響が少なく、何か悪い手を加えた場合には絶対に隠せない仕組みです。
情報を分散して保持するので、今のインターネットの主流となっている、サービスを提供する企業が個人情報を一元管理している状態(中央主権的とも言われる)の問題点である、ハッキングされて一気にデータを盗まれてしまうようなことは起こらないと言われています。
web2.0の現代は、GoogleやAmazonなどに情報が集中しており、個人のプライバシーが完全に守られているとはいえません。 ブロックチェーン技術を利用しているweb3.0の世界では、一つの企業や組織などにデータの保存を依存しないので、プライバシーがより安全になると考えられています。
▼ブロックチェーンについては、以下の記事を参考にしてください。
web3.0でできること
web3.0でできることやメリットは、以下4つがあります。
- ・人種や国境をこえてサービスの利用が可能
- ・データの管理が自分でできる
- ・特定の企業によるデータ管理が排除される
- ・ブロックチェーン技術によりハッキングが不可能
人種や国境をこえてサービスの利用が可能
web3.0になると、 人種や国境をこえてサービスの利用ができるようになります。web3.0の世界では、サービス提供側のだれか(組織や国も含む)が、中央集権的に管理するということが、技術的にできません。そのため、特定地域のアクセス制限などを設けることができず、だれもがオープンに情報にアクセスできるようになると言われています。
たとえば、中国にはグレートファイヤーウォールというネット閲覧システムが搭載されており、TwitterやFaceBookが閲覧できません。
そのため、Weiboという中国独自のTwitterのようなSNSが普及しています。
web3.0になるとそういった垣根も超えてつながることができます。
データの管理が自分でできる
データの管理が自分でできるところが、web3.0の特徴です。
インターネットをつかう際に、有無を言わさず個人情報を提供させられていたのがweb2.0です。
そのため、一度見たページに関連した広告がその後何度も何度も表示されるようになるなど(ターゲティング広告)煩わしい広告表示が多く、面倒に思っている方も多いでしょう。
web3.0になると、 そういったデータを渡すか渡さないかの管理も自分でできるようになるので、煩わしい広告から離れることができます。
特定の企業によるデータ管理が排除される
ブロックチェーン技術が基盤となったweb3.0では、 データが分散されているため、特定の企業や組織の管理に依存しなくなります。
例えばGoogleがサイバー攻撃をうけた場合、Googleのサービスがすべて受けられなくなっていたのが現代のweb2.0です。
一方web3.0になると、中央集権化されず分散されて管理しているため、サイバー攻撃やハッカー攻撃の心配がなくなります。
ブロックチェーン技術によりハッキングが不可能
ブロックチェーン技術は、取引履歴や情報を暗号化させて一つのブロックにまとめ、鎖でつながれた技術のことです。
この技術では、一つのブロックに繋がれた前後のブロックの情報も暗号化されて入っているので、一つのデータを改ざんしたらすべてのブロックも改ざんしなければいけません。
さらにデータは分散されて複数保持されているので、すべてのデータを改ざんする必要があるでしょう。
そのためには膨大な計算とパソコンが必要になるので、 実質ハッカー攻撃が不可能と言われています。
web3.0の課題
便利にみえるweb3.0ですが、一方では課題も積み重なっています。
- ・詐欺が頻発している
- ・すべて自己責任になる
- ・手数料が高い
詐欺が頻発している
web3.0でも詐欺は消えません。
web2.0の現代、フィッシング詐欺や迷惑メールが後を絶ちませんが、web3.0になったとしても、その問題は解決されないでしょう。実際に不正なプログラムが仕込まれたアプリケーションの存在がニュースでも報じられています。
さらには 仮想通貨が当たり前となるにしたがって、ネット上での詐欺被害はより増えていく可能性があります。
すべて自己責任になる
web3.0ではデータを自分で管理できるかわりに、 何かがあった時の責任は自分になります。
一つの組織に依存しなくても良いところはメリットですが、自己責任となる厳しい世界が、デメリットとも言えるでしょう。
手数料が高い
web3.0は仮想通貨が当たり前の時代へと変わります。
仮想通貨は手数料が高く、時には高騰することもあります。
今後、法律などが整備されていくにつれて、手数料については解決されると考えられますが、現時点では問題視されています。
web3.0の活用例
web3.0は、すでにいくつかで活用されています。
ここでは、2つのサービスを紹介します。
- ・Brave
- ・Steemit
Brave
Braveとは、Brave Softwareが開発したオープンソースの検索サービスです。
今までのネット検索では、 個人の購入履歴や閲覧履歴に合わせた広告も表示されていましたが、Braveで検索するときには、広告を表示するかどうか選べます。
さらに、BraveからYouTubeを閲覧すると、YouTubeプレミアムにはいっていなくても広告動画がなくなります。
BraveはGoogleなどの検索エンジンも使えるので、広告による煩わしさを感じることなくインターネットサービスを利用できますし、逆に広告を表示させることを選べば、広告の閲覧数に応じて仮想通過がもらえます。
Steemit
Steemitはブロックチェーン技術を利用したSNSです。
Twitterとは違い、ブロックチェーンにコメント履歴が残っているので、ユーザーのコメントを評価することができます。
さらに、投票されたユーザーはドルを受け取ることができるため、記事やコメントを収益化することができる画期的なサービスです。
web3.0の時代はすぐそこにきている!
web3.0は定義が決まっておらず、理解するのが難しい概念です。
しかし、仮想通貨やメタバースなど、ネットを中心とした現代社会は、web3.0に徐々に近づいているでしょう。
個人情報の保護は自己責任となりますが、ネットを使っていた煩わしさなどからは解放されていきます。
少しずつweb3.0に近づいていく現代においていかれないように、情報をキャッチしていきましょう。



























