【ムビチケプレゼント】2020年本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説の実写映画『流浪の月』の魅力3選!
こんにちは!学窓ラボ学生ライターの菊地里帆子(きくちりほこ)です。
待望の映画化を果たした2020年ベストセラー1位作品『流浪の月』のマスコミ試写会に参加してきました!
映画『流浪の月』は、「うち、来る?」の一言から始まった「誘拐犯」と呼ばれた青年と「可哀想な子」と呼ばれた少女の“許されないふたり”の物語。家族でも恋人でもない、けれどそばにいたい、という思いを抱えて社会の片隅に生きる姿を繊細に描いた作品です。
控える5月13日の公開を前に、原作ファンとして事実と真実とは何か、私の常識は誰かの非常識なのか、を念頭に置いてしっかり抉られた傑作です。
今回は、そんな『流浪の月』の魅力を3つご紹介します。
予告
雨の公園で、10歳の少女・家内更紗がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。被害女児、加害者というらく印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たす。
“中瀬亮”は悪なのか
今作、誰よりも印象深かったのは横浜流星さん演じる中瀬亮!原作の推しも彼なのですが、亮君を三次元で観てしまったことで生々しく彼の心の動きを感じてしまいました。
純粋だけでは片付けられない恋情や、自分の機嫌を自分でとれないやるせなさ、成功人生のレールに潜む危うさ。あまり救いがない役どころですが、それでもきっと誰しも彼と重なるところがあるはず。人間大なり小なり脆さを抱えて生きているはずだからこそ、彼を否定しきれない自分がいます。
活字で摂取していた以上の痛々しさと繊細さに思わず目を背けてしまいたくなる圧巻の演技です!だからこそどうしようもない人間性は垣間見えますが、彼は本当に悪なのか、皆さんも映画を見て考えてみてください。
あなたの“烙印”はなんですか?
名前、職業、役職、「誘拐犯」、「被害女児」、「可哀想な子」。
社会が勝手に押す烙印って多様にありますよね。因みに私の烙印は「被災者」です。もう11年もついて回る烙印で、更紗と同じように誰かが情報を更新している現状を見るに、きっと一生除去されないのだと思っています。
デジタルタトゥーなんて叫ばれる時代。
著名人に限らず、罪を犯しても功績を残しても烙印を押されて、勝手にひとり歩きするようになりました。何事も世間や万人が納得するものはありません。
だからこそ、自分の烙印は自分で選びたい。誰が何と言おうと、自分で肯定できる烙印で生きていきたいと強く思いました。
劇中のセリフの中に「更紗は更紗だけのものだ。誰にも好きにさせちゃいけない」という言葉があります。わたしはわたしだけのもの。その言葉にハッとさせられるはずです。
とびきり自由で温かい奇跡のような時間
見出しはパンフレットの中の言葉を引用していますが、本当に魅力的な共同生活なのでぜひ目に焼き付けてください!
夏の昼下がり、Lサイズのピザ、お布団に寝転んで観る映画。ケチャップまみれの朝食に、バケツサイズのアイスクリームを頬張る夕食。
隣には、恋でも友情でもないけれどそばにいたい相手。
どの瞬間を切り取っても、いつも朗らかでうららかで、美しい生活があります。
ステイホームも落ち着きを見せる昨今ですが、誰とどんな風に毎日を重ねていきたいか、を考える機会になります。
新生活が始まる時期。更紗のように窒息しそうなほど嫌な場に身を置くこともあるかもしれません。そういうときこそ、呼吸がしやすい相手と一緒にいるときの人間の表情を二人の描写から思い出してみてはいかがでしょうか。
おわりに
今作は、李相日監督×広瀬すずさんの6年ぶりのタッグ。高校生当時、劇場で鑑賞した『怒り』はあまりに衝撃的で喉にせり上がる苦しさの記憶がありますが、今回もあらゆる感情を持っていかれました。どうぞ皆さんも「広瀬すずの代表作」を目の当たりにしてください。
月相の満ち欠けで多くの顔を持つように見える月。しかし、公転運動をするためわたしたちには一面しか見せてくれません。それでも確かに球体で、裏側が存在することは忘れてはならないと改めて思い出させてくれる作品です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
公開日の数日後には、「秘密」や「絆」の象徴フラワームーンが控えています。
劇場へ足を運んだ帰りには文と更紗の宿命を思いながらぜひ空を見上げ、月がない夜は、動かぬ北極星を見つけて、自分の道標を思い出してください。この作品が一種の輝星になるかもしれません。
映画『流浪の月』は5月13日(金)全国ロードショー!
作品を見た際にはぜひ感想をSNS等に投稿してみてくださいね!
映画『流浪の月』2022年5⽉13⽇(⾦)全国公開
公式サイト:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
©2022「流浪の月」製作委員会
文:菊地里帆子(学窓ラボ)
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