学生生活でプログラミングを頑張ってみたい!な人が気にするべきPCの選び方&おすすめPC3選
大学生のうちに将来に役立つスキルを身に着けたいという人は、少なくないのではないでしょうか?この記事を開いてくれている人なら、特にそういう意識が強い人や、すでにプログラミングでなにか作ってみたいと考えている人もいるでしょう。
この新生活PC特集では、初めて自分専用のパソコンを買うぞ!という人に向けて、「こんな風に選んだらいいよ」という目安になる情報をお届けします。
目次
プログラミングはどんな場面で役に立つ?
プログラミングを身につけるために大事なこと
プログラミングを始めたい人向けのパソコンのポイント
プログラミング向けのPCはMacか? Windowsか?
プログラミング頑張りたい人向けおすすめパソコン3選
プログラミングはどんな場面で役に立つ?
プログラミングを始めるにあたって、具体的に作りたいものややってみたいことがある人はそれだけで理由は十分。「わからないけど、プログラミングに触れてみてなにか身についたらいいかな」という人も、プログラミングを始める前の人には多くいるかと思います。
ここでプログラミングが何に役立つのかを整理。
プログラミングを覚えて技術を磨くと、自分の作りたいソフトを作れるようになっていきます。
それは、ゲームかもしれませんし、自分のウェブサイトかもしれません。自分専用のカレンダーアプリのような、身近によく使うツールを自分で作ることもできます。将来、企業の中で仕事をするようになったら、社会を変えるような大きな発明もできるようになるかもしれませんね。
プログラミングを学ぶことは、これからさらに進んでいくIT社会の中で、自分の思い通りにできることを増やしていくことと言っても良いでしょう。
すでに学校で何度も聞いているかもしれませんが、プログラミングに取り組むことは、技術を習得するだけでなく、プログラミング的思考(論理的思考)も鍛えることができます。
ソフトは自分が書いた通りにしか動いてくれませんから、どのように書けばちゃんと目的を達成できるか、どのように書けば効率よく動くかを考えることは、仕事にも直結する能力となります。これからの時代を上手に渡り歩く基礎力アップになることは確実です。
プログラミングを身につけるために大事なこと
プログラミングを身につけるうえで、先に作ってみたいものがある人ややりたいことがある人は、それだけで覚えるのに有利。
プログラミングは、パソコンを使ってソフトウェアを作るというのが基本。「木を切って組み合わせて椅子を作りたい」というように、先に制作物がイメージできると、興味も理解も増していき、覚えるのが楽しくなっていくでしょう。
とはいえ、すぐに作りたいものが浮かばない人や「将来のためのスキル獲得」の意識で取り組もうと思った人も、まずは楽しんでやれることが大事です。
まずはゲーム系のプログラミング学習ソフトのように、楽しみながら自分のできそうなことを増やしていくのがおすすめです。
楽しくやるためにプログラミング系のサークルに入ってみる、というのもおすすめです。
学生のサークルでしたら未経験者OKのところが多いですし、「みんなで〇〇を作ろう」というお題目が用意されていることも多いので、仲間と一緒に作っていくうちにいろんな技術を身につけられます。
ハイレベルなサークルになると、仕事として依頼を受けて作ったり、メンバーが起業したりということにも遭遇するかもしれません。そういった姿を目にして具体的な将来イメージが描けるというのも、サークルに参加するメリットと言えます。
プログラミングを始めたい人向けパソコンのポイント
これからプログラミングを学ぼう、という人にとって、パソコンに求めるスペックはそれほど高くありません。学校からパソコンのスペックに関する案内が来ているかと思いますので、そちらに従って選んで頂くのが良いでしょう。
特別パソコンのスペックを必要とする開発と言えば、個人でできるのはゲーム開発やAI開発くらいです。こうした開発もやってみたいというのであれば、パソコンにはGPUと呼ばれている、グラフィック処理に長けたチップを積んでいるものがおすすめです。
ゲームの場合は画像処理の性能が必要になりますし、AIのような機械学習もパソコンにかける負荷が高く、複雑な処理はGPUに任せて速度をアップさせるといった効果を発揮してくれます。
ほかに気にしておきたいポイントとして、プログラマーは文章を書く仕事と同じかそれ以上に、たくさんキーボードを打ちます。打ちやすく疲れにくいキーボードが望ましく、できるだけ実際に触ってみて感触の良いものを選ぶようにしましょう。
画面のサイズも、デザイン系や映像系ほどではありませんが、コードが読みやすくなるので大きいもののほうがおすすめです。
持ち運びやすさを重視したモバイルノートの中なら13型~14型くらいがいいですし、多少大きく重くなってもかまわないのであれば15型~17型ぐらいも良いでしょう。
注目してほしいのは縦の長さです。プログラミングに用いるエディタをはじめ、パソコンで見るweb画面やpdf等の資料類は、縦にスクロールするようにデザインされているものがほとんどで、縦に長さのある画面のほうが一度に見られる情報量が増えて読みやすくなります。
画面サイズは機種によって縦横比も異なっていて、現在ラインナップされているものの多くは16:9の縦横比率になっていますが、一部機種は少し縦に長い16:10画面が採用されていておすすめです。さらに一部の機種では3:2のものもあり、ここ最近のノートパソコンの傾向としては徐々に縦の長さも重視した機種が増えてきています。
プログラミング向けのPCはMacか? Windowsか?
プログラミングをするなら、MacかWindowsか?ということもよく話されていますが、できることはどちらもあまり変わりません。プログラミングやるからMacじゃないと、Windowsじゃないと、ということはないので、特に気にしなくても良いでしょう。
ただ、iPhoneアプリ(iOS)の開発は、現状Macでしかできないので、そこが選ぶ上で一番のポイントになります。iPhoneを使っていて自分でもiPhoneアプリの開発に興味がある方は、Macを選んでおくと良いでしょう。
「iOSの開発がどうしてもしたい!」と思っている人でなければ、同スペックでみたときにWindowsより値段が高くなりがちで、選べる機種も少なく、プログラミング以外の作業のときに使えるソフトの難点なども出てくるので、Windowsのパソコンのほうが無難な選択肢と言えます。
プログラミング頑張りたい人向けおすすめパソコン3選
レノボ<Legion Slim 750i>
最初に紹介するのは、レノボのゲーミングPCラインナップにあたる「Legionシリーズ」の<Legion Slim 750i>です。
ゲーミングPCなので、ゲームをやるだけでなく、ゲームを作りたい人にもおすすめ。グラフィック処理に優れたNVIDIA製のGPU「GeForce RTX20」シリーズを搭載しており、3Dゲーム用のモデリングや動きのある開発をしたい人にピッタリです。
また、基本性能が高いため、Webサイトを作るときなどに用意する画像素材や動画素材などの編集作業にもパワーを発揮。
ゲームプレイのためにこだわった、打ち心地のよいキーボードは、長時間のプログラミングでも同じように快適な作業環境を約束してくれます。
15.6型の大き目の画面を備えつつ、質量は約1.86kg。比較的重たいノートパソコンの多いゲーミングノートの中では、最軽量クラスの軽さを誇る薄型のスタイリッシュなモデルとなっています。
NEC<LAVIE N14(N1475)>
続いて紹介するのは、NECパーソナルコンピュータ(以下、NEC)の<LAVIE N14(N1475)>です。
キーボードを打ち続けるプログラミングにおいて<LAVIE N14>は、画面を開いたときに少し傾斜がつくように持ち上がる「リフトアップヒンジ」をはじめ、キーの大きさや形にも工夫が施されていて、打ちやすく疲れにくいおすすめのモデルです。
画面サイズは14型と比較的大きな画面を搭載。狭額縁の特性を生かした14型最小クラスのコンパクトボディに仕上がっていて、学食でも電車内でも場所を気にせずコーディングに打ち込めます。
画面を開けばすぐに作業が始められる顔認証にも対応。移動中や休憩時間など、立ち上げて使えるようになるまで待つのが惜しいような短いスキマ時間も、開発や課題など有意義に使える時間に。
また、有線LANポートも備わり、サーバーへのアップロードや、動作確認などの際には、LANケーブルを直接差して安定した高速回線で作業できるのも嬉しいところです。
Apple<Mac Book Air>
3番目に紹介するのはiPhoneと同じ、Apple社から販売されている<Mac book Air>。
WindowsではできないiOSの開発ができるということや、開発の現場で広く使われている「Unix系OS」とMacのOSの動きが似ているため理解がしやすく、初心者のうちに覚えることの負荷を少し下げてくれます。
そういった理由や、よく言われる「カフェでMac」のかっこよさもあって、プログラミングやweb開発に興味のある人はMac使用率もそれなりに高くなっています。「Macは使っている人が少ないからアドバイスが聞きにくい」という噂は特に当てはまらず、仲間を見つけやすいので、プログラミングをやってみたいという人にとって、悩みの相談がしやすいのはメリットと言えるでしょう。
バッテリーも長持ちで、まる1日学校でハードに使う日でもなければ、充電用のアダプタを持っていく必要もありません。質量も約1.29kgで比較的軽量なので、持ち運びの多い大学生におすすめです。
最後に
学生生活の中で持ち運ぶことを考慮しつつ、プログラミングにも力を発揮してくれる、おすすめのパソコンを紹介させていただきました。
プログラミング自体は、一部の開発を除いてそれほどスペックが要求されるものではありませんが、コツコツと作業を進める必要があるので、できるだけ「パソコンを開くストレス」が少ない、むしろ「パソコンを開くことが楽しい」と思えるような、感覚的に気に入るモデルを選ぶことが大事かもしれません。
出来上がる感覚を掴めるようになるまでは、なかなか軌道に乗りにくいかもしれませんが、できるようになるとモノづくりの楽しさを感じられますよ。興味がわくものを見つけたり、仲間を作ったりして、楽しく取り組んでみてください。