山田裕貴「自分がやるって言ったことをやめるとものすごく後悔するんだ、って」#ボクらの時代コラム

編集部:あこ

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様々なジャンルで活躍する著名人の方々によって繰り広げられるトーク番組『ボクらの時代』。あえて司会者を置かない本番組では、ここでしか聞けないトークが盛りだくさん。人生の先輩であるみなさんのお話は、きっと学生のみんなにきっかけやヒントを与えてくれるはずです。

フジテレビ提供

12月26日(日)に放送された『ボクらの時代』では、俳優の山田裕貴さん、遠藤憲一さん、勝地涼さんが登場。先日放送されたスペシャルドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』で共演した3人が、俳優を志した理由や仕事のやり方、休日の過ごし方などについて語り合いました。

“演じること”というより“役を作り上げていくこと”が楽しくなった


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勝地さんに俳優の仕事を始めた年を聞かれ、「劇団に入ったのが17歳の時で、今60歳だから…」と、芸歴43年であることを明かす遠藤さん。「高校をやめちゃったの。1年生で。学校をやめると、途中で続かなくなるんだよ、何をやっても。バイトも始めるんだけどすぐやめちゃって。そんな感じで1年経った頃、電車の中吊り広告にタレント養成所の募集記事があったのを見て、興味本位で」と、タレント養成所の劇団に入ったきっかけを話します。

さらに、芝居を始めたことで気づいたことがあるといい、「モノを作るのが好きだったみたいで、先輩たちの影響を受けて、“演じること”というより“役を作り上げていくこと”が楽しくなって。なんか面白くなっちゃったんだよね」と、何をやっても続かなかったのに俳優の仕事だけは続いたといいます。

それを聞いた勝地さんが、「遠藤さんの“やめグセ”じゃないけど、撮影現場で山田くんが『諦めたものがあったから、俳優の仕事だけは絶対やめたくない』ってポロッと言ってたじゃない?あれがオレ、忘れられなくて」と話すと、山田さんは「父が野球の仕事をやってる人だったんで、僕も野球をやっていて。毎年全国大会に出るようなところでやってたんですけど、僕はレギュラーだったり補欠だったりみたいな、そんなに活躍できる選手でもなくてすごくしんどくて、しんどいことから逃げたんです」と明かします。

自分がやるって言ったことをやめてしまうとものすごく後悔する


フジテレビ提供

中学3年生のときに野球をやめた山田さんは、「高校3年の時に、自分の通ってた高校が甲子園に出たんですよ。母校だから応援に行ったんですけど、僕の元戦ってたチームメイトだった親友とかが甲子園にいるのを見て、試合が始まる前だったんですけど、涙が止まらなくなって…。たぶん、こんなに輝いてるみんなを見て、僕も輝けたかもしれないのに『自分で自分の人生にフタをしたんだ』と思って」と、辛い気持ちになったことを明かし、「ひとつだけ父に言われていたことがあって、それが『自分がやると言ったことは絶対に最後まで続けろ』だったんですけど、その言葉がカーンと頭の中に響いてきて。『あ、父は野球をやれって言ってたんじゃなくて、自分がやるって言ったことをやめてしまうとものすごく後悔するということを言ってくれてたんだ』と思って。じゃあ、次にやると決めたことは絶対に最後までやろう、って」と、俳優を絶対にやめたくないと思った理由を明かしていました。

そんな山田さんがなぜ俳優の道に進んだのかについて、「もともと、すごい『なんでなんで星人』なんですよ」と笑顔で打ち明ける山田さんに、「どういうこと!?」と問いかける勝地さん。


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すると、「なんで僕は人間なんだろう?」とか「なんで地球はあるんだろう?」とか、子どもの頃からずっと、今でも『なんで』が止まらないんです」と説明する山田さん。さらに「人の心って何?って。自分に辛いことや苦しいことがあったときは、ここら辺(と胸のあたりを手で押さえて)が苦しくなるじゃないですか。『これ何?』と思って、これを調べる仕事をしたいと思ったんです。俳優さんだったら、ここ(心)を表現するというか、違う人生を生きるお仕事だから、ここの『なんで?』は僕がずっとあきらめずに探し続けるんじゃないかと思って、この仕事をやろうと思ったんです」と話す山田さんに、遠藤さんは「すげえスタート深いじゃん!オレは今、そういうことを思ってるかもしれない。『ここ(心)は何?』って。自分の弱さとか、そこと対決するのが今いちばん自分の中のテーマになってるんだけど、それを高校生の時に思ってこの仕事を選んだなんて、深いよね」と感心していました。

『自分の本当の幸せってなんだろう?』ってことも考えるようになってきた


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『志村けんとドリフの大爆笑物語』で、志村けんさんを演じることになった山田裕貴さん。勝地さんが「目がバキバキすぎるんですよ、リハーサルの時から」と、撮影当時の山田さんの様子を明かすと、山田さんは「プレッシャーがヤバいんですよ、やっぱり」と当時を振り返りながら、「すごい心の状態でした。心の『なんで?』がすごかったです。『これ何?こんな気持ちになったことない』って」と話し、「撮影中は志村さんやドリフの動画以外見てないです。見ながら『志村さんってたぶんこうやって考えてたんだ』とか考えて…。おかしいんです、たぶん。でも、そういうタイプなんだと思います。泳いでないと死んじゃう、みたいな」と、自身を分析します。

さらに、「僕、ここまでがむしゃらに『やれるものは全部!』って感じでやりすぎちゃって、『ここからどうしていけばいいんだろう』『どういう俳優になればいいんだろう』『どういう人間でいればいいんだろう』って考えはじめるようになってきて…」と話す山田さん。

遠藤さんに、「どうなの?気分的には。休みたい?」と聞かれると、「本当に、パフォーマンスさえ落ちなければ(ずっとやりたい)、って感覚です。この作品がやりたい、あの作品がやりたいっていうより、『山田くんにやってほしい』って言ってもらうことでエネルギーが湧いてくるし、すごくやりがいを感じてるんで、そういう人たちの期待を裏切るようなことはしたくないというラインがあって、それができなくなるんだったらもうちょっと考えて作品に臨んだ方がいいなと思うし、走り続けても高いクオリティが保てるのであれば全然できるのかな、って。でも、そうやってきたことによって『自分の本当の幸せってなんだろう?』ってことも考えるようになってきて。『僕は今幸せなのか?』って。お仕事ができていることはありがたいけど、人としての幸せ…、たとえば結婚や子どもとか、そういうことは考える余裕がないというか」と今の正直な思いを吐露します。

すると、「いろんなタイプの人がいると思うんだよね。1作やって、間をおいてまた1作という人もいれば、(次から次へと)ぐるぐる(仕事を)やってクオリティが上がっていく人もいるし。だから、今はそれでいいんじゃないのかな。それで時の人(日経トレンディが選ぶ2021年の「今年の顔」)になってるんだから」と話す遠藤さん。「走り続けるからこそできることもあるだろうし、それぞれのいい形ってきっとあると思う」という遠藤さんからのアドバイスに「ちょっと悩みが晴れました」と嬉しそうな山田さんの表情が印象的でした。

10代の頃に味わった深い後悔を胸に、がむしゃらに俳優の道を突き進む山田さん。そんな山田さんのように、たとえ過去に深く後悔するようなことがあったとしても、その気持ちをバネに努力し続けることで、その後悔がムダなものじゃなかったと思えるような日が来るのかもしれません。

『ボクらの時代』フジテレビ系(毎週日曜7:00~7:30)

放送日:12月26日(日)
山田裕貴×遠藤憲一×勝地涼
『ボクらの時代』公式ホームページ

<次回の放送>
2022年1月9日(日)7:00~7:30
空気階段・鈴木もぐら×ニューヨーク・嶋佐和也×鬼越トマホーク・坂井良多


文:落合由希
編集:学生の窓口編集部

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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