「SNSがある時代に音楽活動ができてよかった」YouTubeやTikTokで活躍中の鈴木鈴木×高橋玄 特別インタビュー #19才のプレイリスト

編集部:ゆう

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人生はきっかけの連続だ。だからこそ、自分のやりたいことをどう選べばいいのかわからない。今、何をするべきなのか迷ってしまうという大学生のために、「音楽」という道を選んだアーティストに直撃し、19才の頃に聴いていた楽曲を元に人生観を語っていただく連載『#19才のプレイリスト』。 

今回は、5月31日に共同楽曲「そっと決めた言葉は」を配信した、兄弟シンガー鈴木鈴木と高校生シンガーソングライター高橋玄にインタビュー。楽曲の制作秘話や2組が考える理想の恋愛、さらにはSNSを通じて自己プロデュースをする中で感じることなどを語っていただきました。

文:於ありさ
  写真:島田香
編集:学生の窓口編集部

テーマは先生と生徒の恋。2組が考える理想の恋愛トーク

――5月31日に配信された「そっと決めた言葉は」は、1番は先生に片思いをした男性目線、2番は別の生徒に片思いをしている女性目線になっています。テーマ選定の理由や、どのように制作を進めたかを教えてください。 

鈴木十夢:まず、青春感のある片思いの曲にしたくて、学校というシチュエーションを選びました。でも、女子高生と男子高校生の恋愛だと現実的すぎるので、もう少し非現実的な先生と生徒の恋にしてみようって決まりました。 

鈴木聖七:非現実的だけど、あったらおもしろいかなって。 

高橋玄:テーマを決めてからお互いに作って、2〜3週間後に持ち寄って繋げたんでしたよね。

鈴木聖七:1番の男子高校生目線の歌詞は玄くんが、2番の先生目線の歌詞は僕らが書いたんです。そうは言っても、どっちでも捉えられるような歌詞にしたので、明確に分かれているわけではないんですけどね。 

――そもそもコラボで楽曲を出すの自体珍しいですよね。ファンの方からの反響で印象深かったものはありますか? 

鈴木聖七:たしかに楽曲をコラボすること自体が珍しいと言うこともあって「この2組がコラボするんだ」という声は多かったですね。  

高橋玄:歌詞に関して言うと、「二人が生まれた年もう少し早ければ今頃は 手を繋いで笑えているかな」の部分は、コメント欄で褒めてくださる方が多かった気がします。 

鈴木十夢:僕は「私も今、先生に恋してます」というファンの方からのコメントが印象的でした。非現実的な恋というのをテーマに作ったつもりが、現実的なこととして捉えて共感してくれる人がいるのはよかったなって。 

――非現実的な恋、青春感のある恋がテーマだとのことですが、皆さんが思い描く青春感のある恋を教えてください! 

鈴木聖七:高校に入学する前から、屋上に行って、彼女と一緒にお昼ごはんを食べるみたいな感じに憧れていましたね。まあ、いざ入学したら屋上なかったり、立ち入り禁止だったりで叶わなかったんですけど。 

鈴木十夢:僕は、朝遅刻して「やばい」と思ったら、自分の好きな子も遅刻してきてて、ちょっと話してお互い教室行くみたいなのに憧れてましたね。 

鈴木聖七:2人とも遅刻してくるのね(笑)。現役、高校生の玄ちゃんの意見気になるな。 

高橋玄:僕は幼馴染同士で、大人になって恋が実ったみたいな感じがいいですかね。 

鈴木十夢:かわいいな〜!ピュア!  

音楽活動を通じて学んだ、SNSとの上手な付き合い方

――皆さんはYouTubeやSNSなどを通じた音楽活動をしていますが、なぜSNSで発信しようと思ったんでしょう? 

高橋玄:僕は中学2年生まで野球をやっていたのですが、今後どうしようかなと悩んでいた時に坂口有望さんの路上ライブのYouTube動画を見つけて感動して「僕も誰かに音楽を届けたいな」と思ったんです。それでTikTokに動画を上げてみたところ5000いいねがついて、本格的に始めました。  

鈴木聖七:もともとはライブハウスを転々としながら歌っていました。でも、1年半ぐらいやってもファンが増えなくて、「音楽、楽しくないな」っていう時期に入っちゃったんですよね。その時にTikTokが流行り出したと言うのもあって、動画をあげてみたらバズったんです。そこから、少しずつ動画を上げ続けるようになりました。 

鈴木十夢:最初は「TikTokやYouTubeに歌を上げるのってどうなんだろう」と抵抗があったのですが、今は全くないですね。もともと見られていなかった人たちからも、見ていただけてるんだから嬉しいなって前向きに捉えられるようになりました。 

鈴木聖七:あとファンの方だけじゃなく同じようにSNSで音楽活動をしている人と繋がれたのもよかったよね。同じように頑張っている人がいるなら、負けてらんないし頑張ろうって。 

高橋玄:わかります。SNSがある時代に音楽活動ができてよかったなって改めて思いますね。

――なるほど。かなり順調なスタートだったんですね。そこから今現在に至るまでの間に感じたSNSの難しさ、上手な向き合い方があれば教えてください。  

鈴木十夢:やっぱりSNSって数字が見えちゃうものなので、それを見て、モチベーションが上がったり下がったりすることはありますね。 

鈴木聖七:例えば音楽だったら音楽、バラエティだったらバラエティーというだけでなく、見てくれている人たちが、どういうものを求めているか、どんなものが伸びてるかということを考えるようにはしています。でも、同じことばかりをやっていると飽きられてしまうので、あまり偏らないようにしていますね。 

高橋玄:僕はSNSの流行に乗らなきゃダメな風潮があまり好きじゃないんですよね。だから、自分の個性を大切にすることを心がけています。 

自分たちの強みとお互いの強みを分析

――最近はSNSを通じて音楽活動をしている方がたくさんいます。その中で皆さんが自分自身の強みだと感じることがあれば教えてください。 

鈴木聖七:こんなに音楽センスがずば抜けていて、歌のレベルがトップレベルな兄と活動できていることが最大の強みですね。 

鈴木十夢:すっごいあげるじゃん。 

鈴木聖七:僕が将軍だったら、兄は最高の矛だと思うんですよ。僕自身はそんなに歌が上手くなくて、まだまだ頑張らなきゃいけないんですけど、この武器を持っていたら負けないみたいな。 

鈴木十夢:聖七は歌が上手いだけでなく、TikTokやYouTubeのシチュエーション作り、企画力など人を惹きつけるような見せ方のセンスがいいなと感心しています。その上、歌も上手いし、ハモリもできるし…僕が将軍だったら最強の矛ですね。  

鈴木聖七:お互いに将軍は譲り合わないというね。 

高橋玄:僕自身の強みは、 誰にでも共感できるような歌詞になるように意識して書いているところですかね。 

――では、鈴木鈴木さんから見た高橋さんの魅力、高橋さんから見た鈴木鈴木さんの魅力をそれぞれ教えてください。 

高橋玄:今回、レコーディングを一緒にして感じたのは、2人ってハモリのところをほぼぶっつけ本番で合わせているんですよ。すごいな…って。  

鈴木聖七:たしかにハモリに関しては、普段から上と下でどこに行ったら気持ち良いかで決めているので、わりとその場で決まるんです。だから、そういう風に褒めてもらえて嬉しいな。 

鈴木十夢:玄ちゃんは、とにかく声質が優勝だよね。クセがあるわけではないのに、歌っててもしゃべってても声がいい。それから学生だけでなく、幅広い年代の方にもわかりやすい言葉の選び方をするのが、すごくいいなって。 

鈴木聖七:あとは好青年を隠しているところね。ずるいよ〜! 

悩んでいる時の解消方法と学生へのメッセージ

――落ち込んだ時や悩んだ時に、みなさんを助けてくれた曲や、不安の解消方法があれば教えてください。 

鈴木聖七:僕はとにかく人とコミュニケーションを取ることで復活してきました。友達とか母親とか、とにかく吐ける相手と会って話すことでスッキリします。 

高橋玄:僕はYouTubeを見たまま寝て、次の朝起きたら解決していることが多いですね。  

鈴木聖七:寝られるのすごいね!俺は悩んでたら、1人で夜を超えられない、誰かに一緒に超えてもらわないと無理! 

――では、悩んだ時によく聞いていた曲はいかがでしょうか?

鈴木十夢:僕は清水翔太さんの「TOKYO」ですかね。僕らは弟が中3、僕が高2の時から音楽活動をしているんですが、思うように集客ができなかった時に助けられました。

あとは、AIさんの「 YOU ARE MY STAR」。アップテンポな曲なんですけど、「No1じゃなくても、人一倍頑張ってきた」という歌詞がグッと刺さるんですよね。 

鈴木聖七:あと僕らのYouTubeには、いろんなカバー曲動画がアップロードされているんで、ぜひそれぞれにあった曲を探してほしいです! 

鈴木十夢:結構歌っていて、360曲以上あるものね。オリジナル曲だったら「君と僕はさ」がおすすめです。 

高橋玄:僕のオリジナルの中だったら「なんだかな」という曲がおすすめです。 

――最後に現在のような社会情勢の中でも、前を向いて頑張っている学生の方にメッセージをお願いします。 

鈴木聖七:自分のやることを見失わないようにしつつ、外に出られないのをポジティブにとらえてほしいですね。例えば、お金を貯めるとか!車を買えるくらいに! 

鈴木十夢:それ、聖七の話じゃん(笑)。  

高橋玄:僕は辛い時に「頑張ろう」ってポジティブに考えられるタイプではないのもあって、お互い落ち込みすぎない程度に過ごしましょうと伝えたいです。 

鈴木十夢:みなさん、もうすでに頑張ってますしね。何か頑張ったら自分にご褒美をあげて、無理しないでって伝えたいですね。好きな音楽を聞いてリラックスして、毎日を過ごしてほしいです。

編集部:ゆう

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学生に「一歩踏み出す勇気」を持っていただけるような記事を届けたいです。

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