「ギガが減る」のはなぜ!?スマホの速度制限の原因とギガの節約方法を徹底解説
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「スマホでネットを使いすぎて、ギガが足りない!」月末が近づくと、そんなストレスを抱えていませんか?
ギガを使いすぎてしまい契約容量の上限を超えると、速度制限がかかります。その結果、動画や音楽、ゲームなどを満足に楽しむことができなくなります。
「最近ギガの減りが早い」「ギガを節約して上限内におさめたい」と思われているのなら、設定の見直しとちょっとした工夫で解決するかもしれません。この記事では、ギガが減る原因と節約方法を具体的に解説しています。
便利な設定や無駄になギガを減らさない使い方を知れば、ギガ不足に悩むことはなくなるので、ぜひ最後までお読みください。
スマホのギガが減るとは?
「ギガ(GB)」とはデータ通信量の単位の1つ。小さいほうから、キロ(KB)、メガ(MB)、ギガ(GB)で、1024KB=1MB、1024MB=1GBです。
GBは「ギガバイト」が正式な名称ですが、キャリアのプラン名にも「ギガ放題」のように使われることから、通信量のことを「ギガ」と呼ぶ人が増えています。
1カ月で使用できるモバイル通信量(4G、LTE回線)は契約内容によって決まっており、上限を超えると速度が落ちネットを楽しめなくなるため、「ギガが減る」「ギガが足りない」と、スマホユーザーを悩ませています。
スマホのギガが減る影響
スマホで使用できるギガが減ってしまうと、通信速度は大手キャリアで128kbps、格安スマホは平均200kbps(各社異なります)まで、と通常の100分の1くらいまで落ちてしまいます。
では、速度が落ちると、どのような影響があるでしょうか?
動画の再生が止まったり、画質が落ちたりする
スマホを契約容量の範囲内で使用している時、平均速度は30Mbps位です。
文字のみのやりとりであれば問題ありませんが、動画が入っているホームページやTwitterなどの閲覧は難しくなります。
InstagramやTikTokは再生が止まることも多く、YouTube再生は低画質で視聴しても、読み込むまでにかなりの時間がかかります。
再生となると途切れたり動かなくなったりすることが多く、ほぼ見られない状態になると思って良いでしょう。
インターネットの接続が遅くなる
通信速度が落ちると、ネットに接続するまでの時間が遅くなり、通常時に1,2秒で表示できていたホームページも、1分以上時間がかかってしまうことも。
速度が遅くなれば、閲覧だけでなく投稿やメールの送信にも時間がかり、動作が完了しないことも起こりえます。
アプリインストールがモバイル通信でできなくなる
速度制限がかかっている状態では、データ容量の多いアプリのインストールやファイルのダウンロードは実行できません。
特にゲーム系のアプリはデータ量が多く数百MB以上のものもあるで、ダウンロードの途中で動作が止まってしまいインストールするのは厳しいです。
スマホのギガが減るのが早い原因
使い放題プランや20GBなど、大容量プランにしていればギガの減りはさほど気になりませんが、上限のあるプランや低~中容量プランを選んでいれば余計なギガは消費したくないものです。
気をつけて使っているのに、知らないうちにギガが減っている場合は、スマホの設定に原因があります。
ギガが勝手に消費される理由は、主に以下のような場合です。
アプリが定期的にアップデートされている
スマホにインストールされているアプリは、不定期にアップデート(更新)されます。
アップデートはアプリの不具合や機能の追加、セキュリティの強化などが含まれているので必ず行わなければなりませんが、実行するにはデータ通信量が発生します。
アップデートの方法は手動か自動かを選択でき、スマホの機種によって異なりますが、基本は自動設定です。
タイミングが重なると一度に10以上のアプリでアップデートが始まり、数百MBが消費されていることもあります。
Wi-Fiの切り替えを忘れてしまっている
自宅や会社のWi-Fiとモバイル通信を併用している場合、切り替えを忘れてしまうと意図せずにギガを使ってしまいます。
通常はWi-Fiを優先し、Wi-Fiを拾えない所ではモバイル通信に切り替わるよう設定していると思いますが、何かのタイミングでモバイル優先になっていることがあるのです。
いつものようにWi-Fiになっていると思い込み、動画やゲームを楽しんでいるとあっという間にギガは減っていきます。
位置情報を使うアプリを常に起動している
MAPや路線図、店舗検索など位置情報を使うアプリケーションが起動している時も、通信量はかかっています。
位置情報アプリはGPSとWi-Fi、モバイル通信を組み合わせてデータを取得しているので、自動で位置情報がオンになる設定をしていると、思った以上にギガが減ってしまいます。
写真や動画が自動バックアップされている
バックアップは、スマホ内の大切な写真や映像を別の場所に保存する、大変便利な機能ですが、ここにもギガが減る原因が隠されています。
iPhoneのiCloudはWi-Fiにつながっている時にしかバックアップされませんが、Googleフォトはモバイルデータ通信をオフにしておかないと、Wi-Fiにつながっていない時でもバックアップを開始することがありギガを消費します。
動画の視聴をモバイル通信で行っている
ネット使用で多くの方が最も通信量を消費するのが、動画再生です。
短時間の再生ならそれほど気にすることはありませんが、長時間や、短時間を毎日利用している場合は要注意。
参考までに、1GBで視聴できる動画の再生時間は以下の通りです。
【YouTubeの再生時間目安】
画質 | 通信量(5分間) | 通信量(1時間) |
144p | 10MB | 120MB |
240p | 14MB | 168MB |
360p | 27MB | 324MB |
480p(SD) | 51MB | 612MB |
720(HD) | 88MB | 1GB |
1080p(フルHD) | 171MB | 2GB |
参考: https://mobile.line.me/guide/article/29986020.html
【Spotifyの再生通信量目安(1時間)】
低音質 | 10.8MB |
標準音質 | 43.2MB |
高音質 | 72MB |
最高音質 | 144MB |
参考:https://mobile.line.me/guide/article/29985916.html
動画や音楽配信サービスを通勤、通学中に視聴している場合は、上記を参考に月にどのくらいの通信量を消費しているのかを確認してみましょう。(iPhoneの確認方法:設定→モバイル通信)
オンライン授業をモバイル通信で受けている
動画の送受信をするテレビ会議やオンライン授業は、動画再生よりもさらに通信量が発生します。
オンラインツールで良く使われるZoomやTeamsを1時間使用すると、消費するデータ量は600MBから1GB前後。
音声のみにすれば10分の1程度に減りますが、会議や授業を終始音声のみで参加するのは難しいでしょう。
毎週1時間のオンライン授業をモバイル通信で受講すれば、あっというまにギガ不足になってしまいます。
テザリングを使用している
テザリングを使ってタブレットやパソコンをネットに繋げると、ルーターを別途持ち歩かずにネット接続を楽しめますが、多くのギガを消費します。
特にパソコンは、裏で多くの機能が動いており、見えない所でデータを消費しているのです。
ソフトウェアの更新や、新しいプログラムのダウンロードなど、Wi-Fiにつないでいない状態でも動いてしまうこともあり、この時の通信量はスマホの比ではありません。