クレジットカード自動付帯の海外旅行保険は使える?
何かとメリットが多くある、クレジットカード自動付帯の海外旅行保険について解説します。海外旅行保険の加入を考えている人は、自分の持っているクレジットカードに自動付帯の海外旅行保険がついていないかを確認してみましょう。
(監修協力:FP 恩田 雅之)
海外旅行保険はクレジットカードをチェック
クレジットカードには、海外旅行保険が自動付帯されているものと、そうでないものがあります。所持しているクレジットカードに、海外旅行保険が自動付帯されていても、意外と気づいていないことも多いものです。
まずは、クレジットカードをチェックし、海外旅行保険が自動付帯されていないかどうかを確認していきましょう。
自動付帯のメリットと注意点
自動付帯のクレジットカードの最大のメリットは、加入の手間がかからないことにあるでしょう。海外旅行保険の加入手続きを改めてすることもなく、保険料の支払いも不要です。
そして、治療、救援費用などは、複数のカードの合計金額を合算することができます。
注意点としては、自動付帯の補償内容をしっかりと確認するようにしましょう。クレジットカードに、海外旅行保険が自動付帯されていることに安心してしまい、いざという時に利用したいのに、補償内容が適応していなかったという場合がよくあります。
補償額や補償内容などを事前に確認しておくことが大切です。
海外旅行保険自動付帯の3社補償内容を比較
ここからは、海外旅行保険が自動付帯されている、3社のクレジットカードの補償内容を比較していきます。(2020年9月現在)
エポスカード
年会費永年無料
最短即日発行可能
現地で日本語対応の海外サポートデスクあり
海外キャッシングにも利用できる初回キャッシング30日間無料キャンペーンあり
保険内容:海外旅行保険自動付帯
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 270万円
携行品損害 20万円(免責3千円)
三井住友カード(VISA)
初年度年会費無料(インターネット入会)
ICチップ搭載の高セキュリティ
保険内容:海外旅行保険自動付帯
障害治療費用 50万円
疾病治療費用 50万円
携行品損害 15万円(免責3千円)
利用条件は、旅費などをこちらのクレジットカードで事前決済し、購入することが、前提。
国内旅行保険自動付帯
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費3,000円(税抜き)25歳以下は、年会費無料
海外利用で、ポイント2倍、還元率1.0%
日本語対応の海外アシスタントデスクサービスあり
復路のスーツケース1個分を空港から自宅まで無料配送
保険内容:海外旅行保険
傷害治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
携行品損害 30万円(免責3千円)
国内旅行保険利用付帯
名称 |
特徴 |
保険内容 |
● 年会費永年無料 ● 最短即日発行可能 ● 現地で日本語対応の海外サポートデスクあり ● 海外キャッシングにも利用できる初回キャッシング30日間無料キャンペーンあり |
● 海外旅行保険自動付帯 傷害治療費用 200万円 疾病治療費用 270万円 携行品損害 20万円(免責3千円) |
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● 初年度年会費無料、前年一回の利用で翌年度以降も無料 ● ICチップ搭載の高セキュリティ
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● 海外旅行保険自動付帯 障害治療費用 50万円 疾病治療費用 50万円 携行品損害 15万円」(免責3千円) ※利用条件は、旅費などをこちらのクレジットカードで事前決済し、購入することが、前提。 |
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● 年会費3,000円(税抜き )25歳以下は、年会費無料 ● 海外利用で、ポイント2倍、還元率1.0% ● 日本語対応の海外アシスタントデスクサービスあり ● 復路のスーツケース1個分を空港から自宅まで無料配送 |
● 海外旅行保険 傷害治療費用 300万円 疾病治療費用 300万円 携行品損害 30万円(免責3千円) ● 国内旅行保険利用付帯 |
(2020年9月現在)
まとめ
クレジットカード自動付帯の海外旅行保険は、加入する手間もかからず、そのまま利用ができる便利なもの。まずは、お手持ちのクレジットカードを確認し、海外旅行保険の自動付帯がついているかどうかを確認していくとよいでしょう。
(学生の窓口編集部)
監修協力:恩田 雅之
1959年、東京生まれ。専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。CFP®資格を取得後、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心としたコラムの執筆やローン関連を中心に記事の監修などを中心に活動中。
http://onda-fp-jimusho.com/