失敗したっていいんじゃない?夏帆が考える“本当の自分“の見つけ方

公開中の映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』で、主人公・砂田夕佳を演じた夏帆さん。
「今まででいちばんやりたい役に出会えた」と感じた彼女は、どのように役と向き合ったのでしょうか。
そして「本当の自分とは何か」を探していく今作を通して、夏帆さんが考える、相手に自分をさらけ出すということや、自分を見失わず本当の自分を見つけていく方法についてお聞きしました。
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』あらすじ

30歳の自称売れっ子CMディレクター・砂田は、東京で日々仕事に明け暮れながらも、理解ある優しい夫もいて満ち足りた日々を送っているようにみえるが、口をひらけば悪態をつき、なにかあれば毒づいてばかりで心は完全に荒みきっている。
ある日、病気の祖母を見舞うため、砂田は彼女のコンプレックスの根源である大嫌いな故郷に帰ることに。 ついて来たのは、自由で天真爛漫な秘密の友だち・清浦。
しかし、故郷で2人を待ち受けていたのは、愛想は良いが愚痴っぽい母、骨董マニアで自分勝手な父、引きこもりがちで不気味な兄……。
やがて全てを剥がされた時、見ようとしなかった本当の自分が顔を出す。 こんにちは、本当の自分。さようなら、なりたかったもう 一人の私。
ブルーアワーとは?

一日の始まりと終わりのあいだに 一瞬だけおとずれて、空が青色に染まる静寂の時間。
ちなみに日本では、夜明け前の 薄明かりの時を 「彼(か)は誰(たれ)時」、日が沈み夜になるまでを 「黄昏時(誰(た)そ彼(かれ)時)」とも呼ぶ。
公式HPより引用
「砂田夕佳」との出会い

ーー最初にオファーを受けたときはどう感じましたか?
最初にお話をいただいたときは、タイトルが『ブルーアワー』だったんです。まずその『ブルーアワー』っていうタイトルにすごく惹かれて。
この作品は、決して大きな出来事や事件が起きるわけじゃないですし、言ってしまえば、“主人公が地元に帰って、そして東京に戻ってくる”っていうシンプルなストーリーではありますが、その中にすごく繊細な、しかも誰しもが抱えているであろう葛藤みたいなものがとてもユーモアを交えながら描かれていて、すごく面白いなと思いました。
それに、砂田という人物にどこか自分が重なる部分があるようにも感じて、ぜひお受けしたいなと思いました。
ーー砂田のどういうところに共感し、惹かれたのでしょうか。
自分は器用に立ち振る舞っていると思っているけど、決してうまいこといってないというか。
砂田はすごく不器用で繊細なんですよね。いちいち傷つくし。そこがすごく人間らしくていいなって感じました。
ーー夏帆さんは、本作に「自分をさらけ出すつもりで挑んだ」とのことですが、具体的にはどのように役に臨まれたのでしょうか。
私自身にもあると思いますし、私だけじゃなくみんなそういうのあるんじゃないですかね?
あえて人には話さないけど実はこんな風に思うことってあるよね、って。
ーー夏帆さんは、本作に「自分をさらけ出すつもりで挑んだ」とのことですが、具体的にはどのように役に臨まれたのでしょうか。
“自分をさらけ出す”といっても、どうしたらいいのかわからないじゃないですか。
でも、今回は誰よりも箱田監督が自分をさらけ出してこの作品に挑まれていたんです。
それは脚本・現場での居方もそうですし、カッコつけずにありのままでいらっしゃったので、私もちゃんと自分の心を開いてこの役に向き合おうと思いました。
もちろん、どの役を演じるときもちゃんと向き合おうと思っていますし、そこに特別な違いはないんです。
でも今回は10代の頃にご一緒していたスタッフの方と再会したこともあり、個人的にとても思い入れの強い座組だったこともあって、より気合が入っていた部分はありました。
自分の思っていることを相手に伝える大切さ

ーー砂田の秘密の友だち・キヨのように普段から自分をさらけ出せたらいいなと思いますが、100%自分をさらけ出すことって難しいですよね。夏帆さんは周りに素の自分をさらけ出している方ですか?
そういうのって、あまり出しすぎても……っていうところがありますよね(笑)。
人と付き合っていく上で、言いたいことだけ言っていてもなかなかうまくいかないでしょうし。でも隠さずに出している方だとは思います。
ーー本当は言ったほうがいいと思っているのに「言えない」人もいると思います。そういう人が自分をさらけ出すコツはなんだと思いますか。
なんでもかんでも言うことが決していいわけではないと思うんですが、自分の思っていることをちゃんと相手に伝えられるようにはなった方がいいですよね。そして、それには伝え方も大事だと思います。
うまく伝える方法って、きっと経験も必要だろうし、すぐにできるようになることではないと思うんです。
でも、同じことを言うにしても、相手を怒らせたり傷つけたりせずに、ちゃんとうまく伝える方法ってあると思います。
自分の思いだけで突っ走りすぎてしまうと、どうしても周りが見えなくなってしまいがちですけど、相手を思いやる気持ちを忘れずにいれば、きっとそんなに傷つけることはないんじゃないかなと。
悩んだって失敗したっていい、挑戦することが大事
ーーこれから社会人になる大学生に「自分を見失わず、本当の自分を見つけていく方法」についてアドバイスをお願いします!
自分を見失ってもいいんじゃないですか(笑)?私が20代前半のときは、自分が何をやりたいのか迷っていましたし。
大学生もいろいろ迷うことの多い時期ではあると思いますが、迷えるときはたくさん迷っていいし、悩んでもいいと思います。
本当に好きなことはなにか、なにが自分に合っているかなんて、やってみないとわからないですから、とにかくいろいろ動いてみる。
別に失敗したっていくらでも取り返せます。
だから、あまり「こういうふうにやらなきゃ」みたいなことを自分で決め込まずに、いろんなことをやってみるのがいいんじゃないかなって思います。
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■その他注意事項
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●クレジット

監督・脚本:箱田優子
編集:中西一雄
企画・プロデュース:遠山大輔
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロデューサー:小池勇規
協力プロデューサー:吉岡宏城
撮影:近藤龍人
照明:藤井 勇
録音:小川 武
美術:井上心平
編集:今井大介
音楽:松崎ナオ
製作:カルチュア・エンタテインメント
ビターズ・エンド
TSUTAYA Digital Entertainment
ツインズジャパン
フジパシフィックミュージック
TCエンタテインメント
製作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ビターズ・エンド
出演
夏帆 シム・ウンギョン
渡辺大知 / 黒田大輔 上杉美風 小野敦子 / 嶋田久作
伊藤沙莉 高山のえみ / ユースケ・サンタマリア
でんでん 南 果歩
2019年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP5.1ch/92分
©2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会
-公式HP:http://www.blue-hour.jp/
-公式Twitter:https://twitter.com/bluehour_m...
-公式Facebook: https://www.facebook.com/blueh...
文:落合由希
写真:為広麻里
編集:学生の窓口編集部