#大学へ行く意味って何ですか|現役大学生4人が本気で考えてみた

編集:ナベ子
2019/08/29
大学生インタビュー
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昨今、世間では「大学で学ぶこと」の是非について議論が交わされています。なかには、大学生活に意義を見いだせず、「大学に行く意味を見失っている」という現役大学生も……。

そこで今回は、現役大学生4人を招いて座談会を実施。学問、人間関係、就職などさまざまな観点から、「大学に行く意味」について、赤裸々に議論してもらいました!

座談会参加メンバー


大学に入学をした理由って?

――大学に入学した理由は?

Mさん「僕の場合は高校が進学校だったので、大学に行くのが『当たり前』という環境でした。そのなかで、法律に興味があったので法学部を選択。ただ、明確な志望校があったというよりは、片っ端から受験し、受かったところに入学を決めました。」

Wさん「私もMさんと同じように、大学に行くのが当たり前だと思っていました。高校のときに受けた起業体験プログラムが楽しかったことと、当時の担任の先生に『経営学部に向いているんじゃない?』と言われたことがきっかけで今の学部に入学しました」

Hさん「私は昔からビジネスに興味があったのと、地方出身なので『東京に行きたい!』という思いが強かったこともあり、大学進学を決めました。経営学が学べることと、国公立であること、そして奨学金で通えることが最大の決め手でしたね」

Kくん「僕の場合は純粋に学問を学びたかったのと、国語が得意ではなかったので、数字の観点から経営学を学べる場所を選びました。ただ、両親が大学に行っていなかったので、大学進学には明確な理由を説明することが必要でした」

大学の授業についてはどう思う?

――実際に通い始めてから、大学へのイメージは変わりましたか?


Mさん「僕は法律を勉強したくて法学部に入ったのに、大学に入ってから経営に興味を持ってしまって……。大学の授業がまったく無意味なものになってしまいました(笑)。ただ、大学を辞めるメリットも別にないと思っているので、このまま通って卒業しようとは思っています」 

Hさん「私は身になるような勉強ができると思っていたのですが、実際に蓋を開けてみたらマクロミクロ、会計学のような基本経済学が多く、学びたいこととのズレを感じましたね。なので、正直ダラダラと出席している状態です。」

Kくん「僕も、1・2年生のときは高校の発展のような内容でがっかりしていましたね。でも、3年生になってからは自分のやりたいことがやれるようになって楽しくなってきました」

Wさん「私も、1年生の基礎科目はつまらなかったけれど、2年目からは科目を選択することができるようになって、やっと自分が経営学をやっていると実感できるようになりました。入学前は自分の好きなことを学べると思ってたけど、『単位のために受ける授業』というのはどうしてもありますね……」 

――ちなみにみなさん、授業はちゃんと聞いていますか?

(一同:ギクッ・・・!)

Mさん 「僕は……えっと、聞いてないです(笑)。出席もなくて試験100%という講義がほとんどで、試験前に勉強するくらい。あっ、でも一応真面目に聞いている授業もありますよ!」

Hさん「……私もほとんど聞いてないですね……。ただ、自分がサークルでやりたいことのなかで、『組織マネジメント』など過去の授業で聞いたことが必要だと感じたとき、レジュメを引っ張り出して読むことは意外と多いです」

Kくん「僕も先生の話を聞くよりも、レジュメを読んだほうが早い、と感じることもあります。でも、たまに先生の話を聞いていて『これ、本で読んだやつだぁ!』と繋がるときは楽しいです」   

――もはや授業ではなくレジュメや本で十分という意見多し……?

Wさん 「うーん、私は聞いてなくはないです。ただ、大学の授業って特定の企業の現状の話だったり、『就職をする人』向けで、自分向けではないなぁと感じることが多いですね。それをどう自分のやりたいことに落とし込めるかだと思うんですけど……まだ2年生なのでなんとも言えないです」

(本音トークが炸裂!)

大学を「辞めたい」と思ったことは?

――みなさんあまり授業を聞いていない、とのことですが、大学を「辞めたい」と思ったことはありますか?

Hさん「私は辞める気はないですね。就職が決まったとしても、『卒業見込み』での採用だと思いますし、これからの人生を考えると大学を卒業すること自体には意味があるのかなと思いますね」

Wさん「私も大学を辞めたいと思ったことがないです。正直に言うと、まだ働くより遊びたいんです(笑)。遊ぶというか…………やりたいことをやる時間がほしくて。お金で時間を買っているような感覚というか。中学は義務教育で、高校は受験勉強で全然自由な時間がなかったから、今は自分のやりたいことに時間をかけたいんです。親元を離れて、自分の決定したことができるというのが初めての経験なので」

――つまり、学問以外の部分でメリットを感じているということ? 

Hさん「そうですね、大学進学はやりたいことをやるために必要な選択でした。ただ、興味のある分野を学ぶために、高校生のときにしっかり大学選びをすることは大切ですね。カリキュラムを調べたりオープンキャンパスにもっと参加したりしておけば、入学後のギャップを減らせていたのではと反省しています」

Mさん「それでいうと、入学時に学部を決めることによって、その後4年間で学ぶジャンルが固定されることになるのは唯一のデメリットだと思いますね。面倒な手続きを踏まなくても、サクッと興味に合わせて学部を変えられたらいいのに……」

Kくん 「僕は、大学進学で得たメリットは大きく分けて3つあると思っています。1つはインカレサークルに入ったことで、対人関係が広がったこと。『社会人になったら友だちができない』と言いますし、利害関係なしに気ままに友だちを作れるのは大学生ならではだと思います。

2つめは友人関係で、大学は高校に比べるとおもしろい人が多い印象を受けました。自分のやったことがない分野に挑戦している人から話を聞くのは刺激的です。

3つめは、学び続けるためのモチベーション維持です。ITやプログラミングや必要だとは思いながらも、1人だとモチベーションを保つことは難しいんですよ。でも、大学にいるからには「やらざるを得ない」ので、自分でも重要だと判断できることを強制的にできるのは大きいです」

Wさん「私もサークルに入れたことが個人的に価値がありましたね。インカレfサークルを選んだことで他大学の人と繋がれたのは大きかったです。

また、私は茨城県出身で、地元を出て、誰も自分のことを知らない環境に飛び込みました。特に地元から出て進学する人にとって、大学はイチから自分のイメージを作り出せることがメリットだと思います。大学は、「自分を形成するチャンス」ですね。」

Kくん「あとは、『大学に所属している』ことで自分も安心感があるし、こちらも相手に安心感を与えることができると思うんですよね。特に、外部のインターンなどに行く際も一定の信頼を置いてもらえるるので、大学名にありがとうと言いたいと思います。」

大学は明確な目的がなくても「行ったほうがいい場所」?

――最後に、仮に今高校生で、大学に行く理由が見当たらないという人にアドバイスするなら、大学進学はするべきだと伝えますか?

Hさん「目的がないなら、お金がもったいないからやめたほうがいいんじゃないですかね……と思いつつ、ぶっちゃけやりたいことが絶対必要かと言われればそうでもないです。もし入学前の時点で見つからないのであれば『やりたいことを見つける』ことを目的にしてもいいと思います。」

Kくん「僕も、目的がないのに行くのは反対です。『目的探し』をするために進学するとしても、ある程度動かないとやりたいことは見つからないので、もし在学中に見つけたいなら、積極的に行動してほしいですね。僕は、大学は『人間的な成長ができる場』だと思っています。

たとえば、高校ではクラスや部活という『箱』が決まっていたと思うんです。でも、その『箱』が大学に行くとなくなって、どうやって自分を出していくか、アピールしていくか、というのを自ら考えなくてはいけなくなります。

実は僕はもともと泣き虫だったんですけど(笑)……所属するサークルやコミュニティを自分で選択して、人前に立つ機会を設けた結果、人間的にかなり成長できたな、と思います。最初は目的がなくても、動くうちに見つかると思いますよ。あと、『大卒という学歴がほしい』というのもちゃんとした目的なので、それはそれでよいと思います!」

Mさ「僕は、目的がなくても行ったほうがいいと思います。『選択肢が狭まる』のがもったいないと思うんですよね。今は大学に行く意味がわからなくても、あとから行こうと思っても行けない場合があるじゃないですか。『未来の選択肢を増やすために、視野を広げられる環境に身を置く』のは大事だと思います」

Wさん「私も、大学にはデメリットがないので行くことを勧めますね。それに、自分が、大学で体験できてよかったことがたくさんあるので。人生は一度きりだし、どうせいずれ就職するのだから、大学を経験してもよいと思います。

もし、自分の好きなことがあったり、就きたい職業があるなら専門学校でもよいと思うけれど、まだ明確ではない場合は、大学で幅広くチャレンジして見つけていけばいいんじゃないかな!


編集後記

今回の座談会では、一度も「辞めたい」という声が挙がらず、満場一致で「大学に行くデメリットが見当たらない」という結論になりました。一方で、「入学前後でギャップがあった」「授業がつまらない」不満の声も。授業をほとんど聞いていない、という意見が多かったのにはちょっと驚きでした。

――今回の4人の意見に、あなたはどんな感想を抱きましたか?

座談会参加者4人にとって、大学に行く最大のメリットは「人間関係」の増幅。所属しているビジネス系サークルで培ったものがなによりも大きいと感じているようです。

みなさんにとって「大学に行く意味」は何ですか?
意見お待ちしております!#大学に行く意味ってありますか をつけて教えてください!

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取材協力/東大ビジネス企画サークルAxis

取材・文/ゆぴ(17)
グラフィックレコーダー/はまみ
撮影・編集/ナベ子


編集:ナベ子

生まれは北海道、学生時代は主に研究と剣道に捧げてました。最近は妖怪が好きです。
好奇心で人生をもっと豊かに!をテーマに日常/非日常のアレコレを題材にした記事をメインで担当してます。

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