あの職業の裏側を知れる! リアルなお仕事ムービー

編集部:いとり
2019/02/11
学生トレンド
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映画の中には特定の仕事をテーマに描いた作品があります。いわば「職業映画」とでも呼ぶべき映画で、見るとその職業の業務内容がよくわかったりします。今回は、リアルにその仕事の内容を表現していて勉強になる映画をご紹介します。

あのお仕事の裏側を知れる! リアルなジョブムービー

『ジャッジ!』(2014年)

就活の参考にも! リアルな広告業界の裏側は?


広告代理店で働く若手CMプランナーの太田は、身勝手な上司から世界最大の広告祭で審査員をするように命令され、仕方なく引き受けます。太田は周囲の思惑に振り回されながらも大役を果たそうとしますが、実はある企業のCMを入賞させないとクビになると聞かされ……というストーリー。

本作の脚本を担当した澤本嘉光さんは、大手広告代理店『電通』に所属する人気CMプランナー。メガホンを取った永井聡監督も、海外の広告祭で受賞したCMを何本も手掛けたCMディレクターです。そのため、広告代理店の仕事やコンテストの裏側が実にリアルに描かれているのが本作の特徴。上映当時のインタビューで永井監督が「7、8割が本当のこと」と話しているほどです。
広告業界を志望している人は、どんな業界なのかを知るために見るといいでしょう。

『いとこのビニー』(1992年)

弁護士は法廷でどう振る舞えばいい?

大学生のビルは友達のスタンと一緒にクルマで北米大陸横断の旅に出掛けるのですが、旅の途中、アラバマ州のドラッグストアで強盗殺人犯に間違われ、逮捕されてしまいます。ビルは、いとこのビニーが弁護士だったことを思い出し、ニューヨークから南部の田舎町まで来てもらいます。ところが、なんとビニーは新米弁護士で法廷に立つのは初めてだというのです。さあ、ビニーはビルを救えるのか!?というお話。

普通映画では省略されたり、脚色されていたりする法廷での手続きが、本作では正確に描かれています。その正確さゆえにロースクールでの初等教材に使われるほどで、予備尋問、反対尋問をどのように行えばいいのかはこの映画を見ればおおまかに理解できるでしょう。初めて法廷に立ついとこのビニーと一緒に法廷での振る舞い方、戦術を学べるというわけです。

この映画のリアルさは、ジョナサン・リン監督が法律の学位を持っていて、本作の脚本に実際の裁判の口述記録を取り入れるなどして正確性を期したためです。コメディー作品ですが大変勉強になる映画なのです。

『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』(2014年)

日本の林業は大変! でもね……



三浦しをん先生の『神去なあなあ日常』を原作とする映画で、突然林業に従事することになった若者が苦労しながらも仕事の面白さに目覚め、地域に溶け込んでいく姿を描きます。

受験に失敗し、彼女にも振られた平野勇気は、三重県の神去村にある「中村林業株式会社」で1年間働くことになります。パンフレットの表紙の女の子が美人だという軽い動機でしたから、山奥での厳しい仕事にすぐに音を上げてしまいます。逃げ出そうとするも失敗。ヒルにたかられるなどロクな目に遭いませんが、徐々に生活にも慣れていき……というストーリーです。

日本の林業は大変といわれますが、その大変さの一端が理解できる作品です。実際に林業に従事する人からは甘いと言われるかもしれませんが、本作には「林業をやってみたいかも……」と観客に思わせる魅力が確かにあります。

『バクマン。』(2015年)

その舞台裏も「友情!努力!勝利!」ですか?

『週刊少年ジャンプ』に連載された、同名漫画を映画化した作品です。高校生の真城最高は、同級生の高木秋人から一緒に漫画家になろうと誘われます。迷う真城でしたが、同じクラスで声優志望の亜豆美保と交わした「ある約束」がきっかけで漫画家になる決意をします。『週刊少年ジャンプ』で漫画を連載することを目標に制作に励む二人でしたが、天才漫画家の新妻エイジが立ちふさがる……というストーリー。

今や世界中から注目される日本の漫画。中でも『週刊少年ジャンプ』は世界一の発行部数を誇る漫画雑誌で、そこで連載を持つことは漫画家にとっても大きなステータスとなります。同誌で連載を持つ漫画家がどんな苦労をするのか、漫画家という職業の大変さと喜びを描いています。ジャンプ漫画家の仕事の一端を知ることができる映画です。

『一献の系譜』(2015年)

日本酒造りのスペシャリスト「杜氏(とうじ)」とはどんな職業?

最近では海外での「日本スタイルの居酒屋ブーム」にけん引されて、日本酒の輸出が増加しています。日本酒は世界最高の醸造酒といわれますが、造るには「杜氏」と呼ばれる職人の熟練の技術が必要になります。

杜氏の中でも石川県能登半島の能登杜氏は日本屈指の技量を持つといわれます。本作は2年をかけて能登杜氏の日本酒造りを追い掛けたドキュメンタリー映画。時を超えて受け継がれてきた杜氏の技、そのストイックなまでの「造りにかける情熱」が活写されています。杜氏とはどのような職業なのか、日本酒とはどのような酒なのかが理解できる作品です。

石井かほり監督は、日本独自の職人の技をテーマにしたドキュメンタリー映画を撮り続けており、本作以外にも木版染め職人を描いた『めぐる』、揚げ浜式の塩造りを描いた『ひとにぎりの塩』があります。この作品も「日本の職人」を知ることができる良作です。


ある特定の職業をテーマにした映画はほかにもありますが、フィクションの常として大事な部分が端折られていたり、正確ではなかったりといったことがあり得ます(ドキュメンタリーは別にして)。今回紹介した中では、『いとこのビニー』はアメリカの法曹界からも正確さで評価されている作品ですが、こういった例のほうが珍しいともいえます。

ただし、リアルであればいいということでもないですね。その職業のエッセンスが十分に盛り込まれていれば、それはやはり観客に伝わるものです。職業に貴賤はなく、どの仕事にも面白さとやりがいがあるということを「職業映画」は私たちに伝えてくれるのです。

(柏ケミカル@dcp)

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編集部:いとり

好きなものはチョコとビールと音楽と映画。ネトフリ廃人。ときどき絵を描きます。
Twitterで人の「いいね!」欄を見て時間をつぶすのが日課。

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