【こころふせんの開発ウラ話】とある社員の心をときめかせるモノとは…!

ときめき編集部

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私のデスクにチョコが置いてあるぞ……。
しかも、なんだこの付箋!!!

なんて粋なはからいなんだ……。
こんなことしてくれるのは、きっと、あの可愛い先輩に違いない……。

数日後 ▶▶▶

また同じ付箋が……!
最近「ありがとう」って書かれた付箋が流行ってるのか……??


………ん?





よく見たら……




「ほんのきもち」バージョン!!!


てのひらに収まるこの小さなサイズ感……
なんともいえないこの優しいフォント感……

そして何よりも、
心温まるこの粋なメッセージに……私の心が……

こんな素敵な商品を開発する人は、
きっと天使のようにピュアな人に違いない!!

しかし、なぜ「のし」なんだ……???
もしや、着物が似合うおっとり系の和風美女か!!!?


いざ、着物が似合うおっとり系の和風美女に突撃!

こんにちは!!!

はじめまして、こんにちは。

(まさに、着物が似合うおっとり系の和風美女だ……。)

あなたが、『こころふせん』の開発者ですか……?

はい、大きいに和むで「大和(おおわ)」と申します。

(大きいに和むで「大和さん」!?!名前までもが和風美女!!)

あの、好きな食べものはもちろん和食ですよね!!?!
あ、あと、趣味は茶道で、休日にはお着物を着ますよね!!?!


『趣味はバイクです。』





そんなギャップが素敵な大和さんに、『こころふせん』の開発秘話をこっそり教えてもらっちゃいました!

そもそも、『こころふせん』を作ろうとしたきっかけって何だったんでしょう?

私が部署異動をしたときに、仲が良かった子に「部署異動して大丈夫かなぁ」なんて話をしたんですね。そのときに、手作りののし風にデザインしたシールが貼られた飴をもらって、それがすごくかわいくて。それから、のし紙を今風に使えたらいいんじゃないかなっていうのを1、2年、心の中で温めていました。

――1、2年も!『こころふせん』は、実際に“こころ”を届けてもらった経験から生まれたんですね!!?



そうですね。そういう言葉って、面と向かってはなかなか言いにくいと思うので、自分の気持ちを上手に伝えるツールとして、『こころふせん』を使ってもらえるとうれしいなと思います。




『こころふせん』というナイスなアイディアに、周りの人ももちろん「大賛成!」ですよね!!?

私たちの部門は女性が多いので、試作を見せるとみんな「かわいいね」って言ってくれたんです。でも男性的には、「どうやって使うの?」って、使い方が想像できなかったみたいで。なので、実際にコーヒーカップに貼ったりして「こういうふうに使うんだよ」って、シーンを想像できるように伝えました。

――なるほど!「実際に見せる」という一工夫があったことで、理解してもらえたんですね!開発をするなかで、苦労したこともあったのでは……?

まず “ふせん” というものを当時作ったことがなかったんですよね(笑)。こだわったのは、のし紙のデザインを残しつつ、ただのリボンではなくて水引からくる形なんだよっていうのが分かるデザインというのと、サイズ感ですね。貼ったときに違和感がないかどうか。

だから、まずは「どんなものに貼りたい?」っていう話をしながらサイズ決めをしました。「小さいのは便利だけど、やっぱり巻きたいよね」と、個包装されたお菓子に巻いてみたり、コーヒーカップに貼ってみたり。


しかし、なぜ『のし』?

弊社は、もともとずっとのし紙を作ってきた会社なんです。何十年って作っていて、でもまったく変化のない商材のひとつではあったんですよね。

のし紙って、日本人にある意味根づいているのに、なかなか普段使う機会がないじゃないですか。でも、最初にお話したお友達に飴をもらったときに、のし紙の延長なんだなぁと思って。いつか、こんなに簡単に使えるもので、のし紙の延長のものを作れたら……っていうのがあったんです。

――のし紙が身近にあったんですね!

そうなんです。
なので、のし紙の延長からきてるというのが分かるサイズ感にこだわりました。それと、ふせんに使える原紙っていうのがけっこう限られていて。のし紙なので基本、白なんですけども、ただの白だとのし紙のイメージの白ではなかったので、ちょっと全体的に、分からないレベルで色を入れたりしました。

添えた言葉は、祝儀用品ってだいたい “お祝い” “寿” など堅い言葉が多いので、ふせんでは気軽に使ってもらえるように、口語体の中から、どんなシーンで使われるのかを想像しながらいくつか選定しています


やはり自分が開発した商品に愛着がわきますよね??

そうですね。 “ありがとう” がいちばん使えるので、自分のデスクには常に置いてあります。 本当によく使える子で、なかなか便利でいい子です(笑)。私はあんまり絵心がないんですけど、会社の子はいろいろ絵を描いたり、“お土産”とか書いたりして、社内でも活用されていますよ。

いちばんうれしいのが、お客様が、店頭で実際に買ってくれるのを見たとき。 お店で、お客さんのフリをしてこっそり見てます。並んでるものの中から手に取ったら「そのままレジに持っていって!」って思いながら(笑)。


もしや、大学時代から商品開発に興味があったのでは!?

大学では、子ども向けのサークルと、バイクに乗っていたのでバイクのサークルに入ってました。子どもたち向けのイベントをやったりしていたので、今思えば、何かを作ったり企画するのは、もともと好きだったんでしょうね。


――商品開発の仕事に出会うまで、将来はどんなふうに考えてたんですか?

実はそんなに深く考えてなくて(笑)。当時は今のように情報もなくて、世の中にどんな仕事があるかもピンとこないなかで、とにかく興味があるほう、興味があるほうに進んだ結果が今なのかなって思いますね。


――商品開発の仕事に向いてる人って、どんな人だと思います?

いろんなものに興味がある人と、興味を持ったことを形にしようと少しでも思える人。「おもしろいね」で終わるんじゃなくて、自分だったらどんなふうにできるかなっていう想像ができる人ですね。あとは、いろんな方との協力体制のなかで商品は生まれるので、コミュニケーション能力は大事かなと思います。


いつか作ってみたい商品は?

弊社は祝儀品メーカーではあるんですけれども、その延長線上で、人と人とのつながりを大事にしているんです。SNSが発達して、リアルに人と接する機会は減ってきているからこそ、リアルに人と人とをつなげられる商品を作りたいなと思います。


大和さん、お話をどうもありがとうございました!


取材を終えて

おっとり系の和風美女な大和さん。
話を聞いてみると、優しくおっとりとした雰囲気とは裏腹に、「日本文化を廃れさせない!」といった芯の強さと、商品に対する ”愛情” があふれる、とても素敵な女性でした。

大和さん、日本文化を世界に広める夢、絶対に叶えて下さい!!



さて、次のコレクションは私達にどんなときめきを与えてくれるモノなのか……?
To be continued……!

取材協力:株式会社マルアイ

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