レポートの書き出しに悩む大学生必見! 盛り込むべき内容と例文 2ページ目

学生の窓口編集部

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レポートの例文

ここまでのポイントを押さえたレポートの例をご紹介します。あくまでも簡便な例文ではありますが、以下を参考にしてみて下さい。

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なぜ冬に風邪をひくのか

(授業名)
(所属学部・年次)
学籍番号・鈴木一郎
〇〇年〇月〇日

・序論
※書き出しは「テーマ=風邪」の現状から入ると書きやすいです。
一般的に、冬になると風邪をひく人が多いといわれる。風邪をひくのは原因となるウイルスに感染するためだが、なぜ冬になると感染するのか、その理由を調べた。

・本論

まず前提として、一般にいう「風邪」とは上気道に発症する急性炎症の見られる疾患の総称である「かぜ症候群」を指す。風邪をもたらすウイルスは複数ある。

1.冬はウイルスが活発になる
※引用の例が入っています。(著者苗字 発行年、引用ページ)
風邪の原因となるウイルスについて調べた。「風邪の原因となるウイルスの多くは低温で乾燥している気候において活発に活動する」(中村 2016、441)。冬はこの条件に合致しており、ウイルスが活性化しているために流行すると考えられる。

2.冬は人間の免疫力が低下する
※「小塚は、…」以下が参考の例です。(著者苗字 発行年)
風邪のウイルスは、鼻や口から人間の体内に侵入する。通常であれば人間の体は、鼻や口の粘膜がウイルスの侵入を食い止める働きをしている。しかし冬は空気が乾燥するため人体でも水分が不足し、粘膜も乾燥しやすくなってしまう。小塚は、冬の乾燥によって気道の潤いが十分に保てなくなることは、そのまま免疫力の低下につながると述べている(小塚 2006)。つまり冬の乾燥によって人間の免疫力は低下、ウイルスは気道に侵入しやすくなり、風邪をひくのである。

以上から、冬は風邪の原因となるウイルスが活発になる一方、人体は免疫力が低下する。このため、冬になると風邪をひく人が増えるのである。

・結論

冬になると風邪をひきやすいのは、原因となるウイルスが増えるからだと考えていたが、実際には、それ以外に「人体における免疫力の低下」が起きており、その相乗効果で風邪を引きやすくなると結論付けられる。

引用・参考文献
・中村治、2016、『基礎微生物学』、医学出版
・小塚恭夫、2006、『南洋医学』、石波書店
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※上記の内容は「レポートのサンプル」のためのもので、詳しいデータについての検証は行っていません。引用・参考文献は実在のものをモデルにしましたが、記述内容は架空のものですのでご了承下さい。

良いレポート、悪いレポートを具体例で解説!

ここで、良いレポートと悪いレポートの具体例を見てみましょう。

話し言葉を使わない

× 田中先生はAとおっしゃっている。
○ 田中はAと述べている。

文末は言い切る

× △△だと思った。
○ △△であることがわかった。△△という知見を得た。

単なるイメージ写真は不要

例)国産材のスギの需要がテーマの場合
× スギの森の写真がなんの説明もなく貼ってある。
○ スギに関するデータグラフを貼り、併せて本文で説明

印刷した状態で確認しないと気づかないことも多い

× フォントが途中で不自然に変化している。誤字が多い。
○ フォントや大きさが整然としている

序論にいろいろなことを盛り込みすぎない。

最後に少し長くなりますが、書き出しに悩む大学生のために序論に当たる部分の悪い例・良い例を引用してご紹介します。ネットから引用した場合の「引用文献の書き方」も、この記事の最後にしっかり記載しましたので、是非参考にしてみて下さい。

悪い例:いろいろなことを盛り込みすぎ

最近地球温暖化が問題になっている。地球温暖化が進むと南極と北極の氷が融け、現実にすでに融解は始まっていることがわかっている。北極圏では氷が融けるために、ホッキョクグマが絶滅の危機に瀕している。また南極の氷が融けると海面が上昇し、いくつかの地域が水没してしまうことが指摘されている。そのためCO2の排出を減らすハイブリッド車の開発などが進められている。また、エネルギー分野ではCO2の排出が少ない原子力発電が注目されているが、東日本大震災における福島原発の事故の影響で原子力発電については多くの議論を呼んでいる。しかし、温暖化の問題は医療、保健分野ではあまり問題にされていないのが現状である。
地球温暖化が進むと、大型台風の上陸回数が増えるといった問題もあり、対策を考える必要がある。(鈴木 2013、3)

良い例

最近地球温暖化が問題になっている。地球温暖化は環境分野やCO2を排出する機械の分野、エネルギー分野などで特に議論されているが、医療、保健分野ではあまり問題にされていない。しかし本当に医療、保健分野とは無関係なのだろうか。
たとえば、温暖化に伴い、これまで日本にいなかった昆虫が日本で見つかるということが報告されている。そのため昆虫だけでなく、これまで日本に存在しなかった病原体やウイルスなどが今後日本で発見される可能がある。このように医療、保健分野でも地球温暖化は無視できない問題である。
そこで今後地球温暖化が進んでいくと、我が国の医療、保健分野でどのような問題が発生するかを今から考えておく必要がある。(鈴木 2013、3)

このようにすると、地球温暖化について「医療、保健分野」に絞っていることが分かりやすくなりますね!

書き出しに苦労する大学生も多いと思いますが、必要な要素をきちんと盛り込んでいれば極端に悪い評価になることはないでしょう。まずは「問い」と「答え」、「序論」「本論」「結論」をしっかり明確に書くことを心がけましょう。

※引用文献
鈴木肇、2013、『よいレポートを書くために』(2020.12.28情報取得)
https://edu.isc.chubu.ac.jp/hs...

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