【サントリーの先輩社員】サントリースピリッツ株式会社 ウイスキー輸入酒部:塚原真奈美さん

プロフィール:塚原真奈美(つかはら まなみ)
2010年「サントリーホールディングス株式会社」入社。現在は「サントリースピリッツ株式会社」にてマーケティングを担当。
日本を代表する総合酒類・飲料メーカーの「サントリー」はさまざまなグループ会社から成り立っており、その中でウイスキーやリキュールといったお酒に関する事業を行っているのが「サントリースピリッツ株式会社」です。今回は、このサントリースピリッツ株式会社で働く塚原真奈美さんに、お仕事の内容や仕事に取り組む姿勢、また学生時代の「ガクチカ」は何だったのかを伺いました! お酒のマーケティング担当として、日々新しいお酒の飲み方を日本に広めている塚原さんはいったいどんな学生時代を送っていたのでしょうか?
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今のお仕事はどんな内容?
私はウイスキー・輸入酒部で、ブランドマネージャーの仕事をしています。ウイスキー・輸入酒部は、サントリーが日本で製造している製品ではなく、海外の自社工場で生産したお酒や、海外の提携先ブランドの製品を取り扱っている部署です。海外のお酒は、その国独自の文化や世界観を感じるものも多く、またお酒によっては日本にはまだない新しい飲み方・楽しみ方がたくさんあります。そうした「海外のお酒の魅力」を、どうすれば日本に広めることができるのかを日々考え、マーケティング施策を実行するのが仕事です。
例えば現在注力している商品にメキシコの『SAUZA(サウザ)』というテキーラがあります。テキーラと聞くと、日本では「アルコール度数の高いお酒」というイメージがあるため、敬遠されてしまうことがあるんです。そこで、そうした人たちにもテキーラを楽しんでほしいと思い、フレッシュフルーツや野菜をテキーラに漬けて飲みやすくした『SAUZA FARM SOUR』というサワーを作りました。実際に試されたお客さまからもよい評価をいただいており、現在は約2,000店舗の飲食店で導入されるようになりました。
こうした新しい楽しみ方を提案するには、そのお酒の魅力を知り、またどんな商品ならお客さまに受け入れてもらえるのかを知る必要があります。そのため様々な調査を行うだけでなく、私自身、海外の工場や販売先である飲食店様にも足を運びます。店舗ではお客さまの「生の声」を聞くことができますから、よい反応が得られたときはすごくうれしいですね。
もちろん、今まで日本の人にとって身近でなかったお酒やその文化を広げていくことは簡単ではありませんから、自分の中の固定概念を崩して考えることも重要です。それがこの仕事の難しいことでもあり、やりがいでもあります。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
『SAUZA FARM SOUR』は2016年末から商品展開をしているのですが、商品を導入していただいた最初の店舗での出来事が一番印象に残っていますね。実際にお店で観察していて「おいしい」「テキーラだと思えない」という感想を聞くことができた際は、思わずガッツポーズしたくなるくらいうれしかったです。また、導入していただいたお店の人に喜んでもらえたことも、印象深かったですね。
反対に、試飲で「おいしくない」という反応があったときにはへこむこともあります。試飲会では工夫を凝らしたさまざまな飲み方で試してもらうのですが、まれにネガティブな反応が返ってくることがあります。担当する商品の一番のファンは私だと思って取り組んでいるので、大好きな商品に対してネガティブな反応があるのはやはりつらいですね。ただ、そうした反応があることで、いっそう「頑張らないと」と励みにもなります。
今の会社を選んだ理由は?
就活では「人々の日常的な笑顔につながる仕事」がしたいと考えていました。例えばモノつくりができるメーカーなどですね。ですので、業界は多岐に渡っていましたが、就活ではメーカーを中心に受けました。その中でサントリーを選んだのは、
1.日常的な笑顔につながる仕事
2.世界を視野に入れて働けること
3.一緒に働く人々が笑顔で生き生きとしていること
この3つの条件に当てはまると思ったからです。これらは私が就活をするに当たって大事だと考えていたことで、会社面接やOB訪問を経て、サントリーが私の理想とする企業だと思うようになり、志望しました。