【資生堂の先輩社員】パーソナルマーケティング部:堀一臣さん
プロフィール:堀一臣(ほり かずおみ)
2010年入社。2017年よりパーソナルマーケティング部で男性化粧品ブランド「uno(ウーノ)」を担当。
化粧品の国内シェア1位を誇る『株式会社資生堂』。ヘアケアブランドの「TSUBAKI」や、メイクブランドの「MAQuillAGE」など、資生堂が展開しているブランドのCMを見たり、実際に商品を使っているという人も多いでしょう。今回は、数多くある資生堂ブランドの中で、男性化粧品ブランドである「uno(ウーノ)」を担当している堀一臣さんに、詳しい仕事内容ややりがいに思うこと、また学生時代の経験について伺いました。
今のお仕事はどんな内容?
資生堂の男性向けブランドである「uno」の、ブランドマネジメントを担当しています。生活者へ向けてブランドの価値を伝え、多くの方に愛用していただくために、商品コンセプトの開発やCMなどのプロモーション、また営業販促の内容を考えるほか、ブランド損益といったファイナンスの面における管理も行います。
総合職として入社して最初の4年間は営業の仕事を担当しました。その後マーケティング部に異動して「TSUBAKI」のブランドチームで働いたのちに、2017年から「uno」の担当となりました。「uno」は2016年の春に大きくブランドリニューアルしました。2017年度から放送されているテレビCMは「大人自在」というテーマで展開し、私が担当しました。最初に話したように、CMだけでなく、ブランドの価値づくりや商品コンセプトの決定、また販促などブランドマネジメントに一から取り組めることは大きなやりがいです。ブランドを通して、多くの人に喜ばれるのはうれしいことです。また、「ブランドの経営者」となり、戦略を立案して実行できることも、ビジネスの理解度の面で大きく成長ができます。
もちろん自分が考えた提案がきっかけで、お客さまがブランドに興味を持ち、それによってお客さまの普段の生活を少しでもリッチにすることができるとすごくうれしいですね。これを私たちは「ふだんリッチ」と呼んでいますが、その商品を使うことで「髪型がキマってうれしい、誰かに会いたい」と感じるなど、少しでもうれしい気持ちを持ってもらう、それが私たちのミッションだといえます。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
楽しかった仕事は、やはり2017年春夏に展開した「大人自在」のプロモーションですね。「unoがかなえられるカッコよさ」をきちんと提供できるプロモーションを追求した結果、かなりタイトなスケジュールになり、難しい仕事でもありました。しかし社内外のチームが一丸となって取り組んだことで、最終的にはビジネス面でいい結果を出すことができました。この経験から、改めてチームプレーの大切さやありがたさを感じました。もちろん店頭売上げがアップするということは、お客さまに喜んでもらえたことの結果でもありますので、そのことも非常にうれしかったです。
反対につらかった仕事については、何が一番というものではなく、結果が出なかったときは全部つらいです。こちらも自信のあるアクティビティを実行しているのですが、思ったような結果が出ないこともあり、当たり前ですがそのときは本当につらいですね。ただそれも、すぐに課題を見つけてリカバリーしないといけないので、落ち込んでいるひまはありません。「失敗を失敗にしないこと」を心掛けて取り組んでいますね。
今の会社を選んだ理由は?
大学1年生のときに、普段どおりの髪型のお笑い芸人さんが、「uno」を使って、かっこよくなりバンドを組むというCMをやっていて、それを見て、単純に「かっこいい!」と思ったのが資生堂を選んだ一番の理由です。志望する企業を決める際は、その企業の商品やサービスが好きかどうかは大事なことなのでは、と思っています。