バイトの面接に必要な持ち物は? 事前にチェックしておこう 2ページ目
では逆に、どのような物は持って行かない方がいいのか。必須の持ち物と合わせ、ぜひ覚えておいてください。
1.目立つデコレーションや飾りの付いたスマホケース
これは特に女性に向けてですが、キラキラにデコレーションしたスマホケースやジャラジャラと付けた飾り。担当者の目に触れた場合、「面接に来たのか遊びに来たのかわからない。」と思われてしまいます。面接会場に入る前に、人目を引くようなケースからは取り出し、目立つ物はバッグの底深くにしまっておくことをおすすめします。
2.面接ハウツー本
次に「面接ハウツー本」。面接会場への持ち込みは避けたほうがベスト。参考にするのであれば、事前に内容を頭に入れておくことです。それでもどうしても心配であれば、見るのは最寄りの駅までにして、コインロッカーなどに預けましょう。面接はマニュアル通りにはいきませんし、ハウツー本を頼りにしていてはとっさのときに自分の言葉で答えることが難しくなってしまうからです。採用担当者もプロ。目の前にいる人の答えが自分なりのものか、付け焼刃で何かを暗記してそのまま答えているのかわかってしまうはずです。
3.大きすぎるバッグ・荷物
授業の空き時間に面接に行ったり、あるいは面接からまっすぐどこかへ出かけたりする場合、面接とは不釣り合いに見える大きなバッグを持ち歩かなければならないことがあります。でも、それを面接会場に持参するのは邪魔になりますし、避けたほうがいいかもしれません。学校の「ついで」とか、遊びの「ついで」に面接に来ているという印象を持たれてはマイナスにしかならないからです。面接に必要のない物が入った大きなバッグは、面接会場最寄り駅のコインロッカーに入れてから向かいましょう。
余談ですが、当日の持ち物について何も指定がない場合は、いったいどうしたらいいでしょう?「何も持って行かなくていいのだろうか?」と不安でいるよりも、面接の日時の連絡が来たときなどに担当者に率直に問い合わせることをおすすめします。もし、その機会を逃してしまったら改めて連絡を取って聞きましょう。わからないことを曖昧にしておくと大きな失敗につながりかねません。
ただ、電話する際は始業時や終業時、休憩時間などを避けること。また言葉遣いに気をつけ、切るときにはお礼を言うなど注意が必要です。そしてこちらから「履歴書、印鑑などは必要ありませんか?」と、具体的に聞くことで相手にわかってもらいやすく話がスムーズに進みます。
■最後の持ち物チェック
ここまでの内容を踏まえ、改めて面接に必要な持ち物を再確認しましょう。面接前に、カバンの中身と照らし合わせてチェックしてみてください。
1.履歴書―必要なら写真を貼り、折らずに入る封筒やクリアファイルに入れる
2.スケジュール帳と筆記用具―面接会場についての情報や担当者の名前や連絡先をメモしておく
3.身分証明―できれば写真付きのもの
4.印鑑と通帳
5.携帯電話―目立つケースは外しておく
6.現金
7.腕時計
※ハンカチ、ティッシュ、各種エチケット用品、折り畳み傘
バイトの面接に出かける際には、忘れ物がないか再度確認することが大事です。会場についてから「しまった!」では遅すぎます。バイトといえども就職活動には変わりありません。準備は怠らずに面接にのぞみましょう。
執筆:山岸りん(ナレッジ・リンクス)