【博報堂の先輩社員】ストラテジックプラナー:鷹野翔平さん 2ページ目
鷹野さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
一番頑張っていたことは、やはり高校から大学にかけてやっていた「バンド活動」ですね。自分たちで曲を作ってCDにし、小さなCDショップに売り込んだり、ライブに来てもらうにはどうすればいいか、ファンを増やすにはどうすればいいのかなど、マーケティングの面においても、自分でやれることを徹底的にやっていました。
そこで得たマーケティングやマネージメントの力は、今に生かされていると思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
先ほども述べたように、学生時代のバンド活動の経験は、今の仕事においてかなり生きています。自分のやりたいことを徹底的にやった結果なので、自分の人生において大きな資産になっていると実感しています。
ビジネス面でいえば、大学時代のゼミ(研究室)も挙げられます。国際社会学のゼミに入っていたのですが、ディスカッションの場も多く、自分の考え、意見を述べる機会が多くあり、また論文について高いクオリティーを要求されるなどかなり厳しいゼミでした。自分の考え、意見を述べるということはどんな仕事でも大切ですし、論文についても、さまざまなデータや先行研究を調べ、それらを踏まえながら独自の見解を述べるプロセスは、今の仕事にも生かせています。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
何をやればいいかではなく、「自分の興味・関心のあるものを徹底的に突き詰めること」が大事だと考えています。例えば学校の文化祭に出るくらいのバンド活動は、割とライトな活動でもできるものだと思います。でもそこで留まらずもう一歩踏み込んでみて、ライブハウスに出たらどうなんだろう、音楽のコンテストに出たらどうなんだろうと、高い目標を持ち取り組むことで、より高いレベルの経験ができます。もちろん一歩踏み込むことは、相応の努力が必要になりますが、その努力も財産になります。
また、広告業界を目指すということであれば、何か一つを突き詰める能力は非常に重要だと思いました。AIやIoTといったイノベーション領域においても、高い濃度のデータや、事例を知っているかは大きな武器になります。それは他業界でも同様ではないでしょうか。自分の興味のある分野を突き詰めるマインドは、就活だけでなく、その先においても生きてくるのではないかと思います。
ユーザー体験という視点から、新しい商品の開発やサービス展開を行う部署で、戦略立案の仕事を担当する鷹野さん。大きな責任のある仕事ですが、大学時代に真剣に行っていたバンド活動を始め、全力で取り組んだこと全ての経験が大いに生かせているようです。
また、真剣に取り組むだけでなく、より一歩踏み込んで物事を学び、経験することも高みを目指すには重要とのこと。興味のあることを突き詰めるマインドを持ち、何事も積極的に取り組むことが、未来の自分を作り上げる要素といえるでしょう。
趣味:ドライブ
特技:ギター演奏
就活で受けた企業数:30社
志望していた業界:広告会社、総合商社、コンサルティング会社
今の会社の魅力:"粒違い"の人(多様な視点がある)、挑戦できる環境
文:中田ボンベ@dcp
写真:ブリッジ
取材協力:株式会社博報堂