友達の家に泊まるときのマナー10選!最低限守るべき約束を知っておこう
大学生になると圧倒的に増える、友達の家での宅飲みやお泊まり会。
特に学校から近い一人暮らしの友人の家だと、ついつい入り浸ってしまいますよね。しかし、親しき中にも礼儀が必要です。マナーを守らない人には家に来てほしくないもの。
自分がマナー違反にならないためにも、友達の家に泊まるときのマナーを押さえておきましょう。
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友達の家に泊まるときにもマナーがある!
友達の家に泊まるときのマナー守っていますか?
小・中学生や高校生の頃は、友達の家に泊まると言っても親同士も同意の上でのお泊まりで、ルールも親が決めていましたが、大学生ともなると親が介入することはほとんどありません。
一人暮らしをする人も多くなるが故に、お互いの常識や意識の違いによるお泊まりトラブルも発生しやすいのです。
友達の家に泊まるときに気をつけることは中学生でも高校生でも変わらない
友達の家に泊まるときに気をつけることは、泊まる人間の年齢問わずほとんど変わりません。
中学生が守るべきマナーは高校生が守るべきマナーでもありますし、中学生、高校生が常識としてできることは、大学生ができて当たり前のことです。
そういった当たり前のことができていないと「もう2度と泊まりに来て欲しくないし、友達としても距離をとりたい」という事態が発生します。
親しき仲にも礼儀あり!友達の家に泊まるときの最低限のマナー10選
泊まりに行くような親しい仲だからこそ、守っておきたい最低限のお泊まりマナーを10個紹介します。
- ・ホテルや自宅の部屋ではない自覚を持つ
- ・生活のペースは友達に合わせる
- ・近隣住民との付き合いは友達の言いつけを守る
- ・家の中のものを勝手に触らない
- ・家の中にゲームや知人を勝手に連れ込まない
- ・物を借りるときは許可を取る
- ・使ったものは片付ける
- ・料理や家事は手伝う
- ・お風呂などの順番は友達と話し合う
- ・許可なく何日も泊まらない
今まで友達の家に泊まりに行く機会がなかったという人もいるかもしれません。しかし、義務教育時代の宿泊研修などで学んだマナーがほぼそのまま活かされるため、「知らない」「わからない」「いいと思った」は通じない可能性が高いですよ。
大切な友達を失わないためにも、目を通しておいてくださいね。
ホテルや自宅の部屋ではない自覚を持つ
友達の家なのに自宅の部屋と同じように扱ってしまう人がいますが、絶対にNGです。
特に、実家暮らしで一人暮らしの経験がない大学生に多いのですが、友達の家はあなたの家ではありません。自宅で許されている全てのことが友達の家でも許されるとは思わないでください。
また、友達を自分の家族のように扱うのは友達を失くす行為だと思いましょう。特に、女性の友達の家に遊びに行ったとき、友達を自分の母親のように扱う人は嫌われます。間違っても「ご飯何作ってくれるのー?」なんて聞かないでくださいね。
生活のペースは友達に合わせる
友達の家に泊まりに行ったなら、生活ペースは友達に合わせましょう。
お泊まりで遊ぶのなら、友達もある程度はいつもと違うタイムスケジュールを予定しているとは思います。とはいえ、友達が起きているのに自分は昼過ぎまで寝ていたり、友達が「そろそろ寝よう」と言っているのに寝ないのはマナー違反です。
近隣住民との付き合いは友達の言いつけを守る
近隣住民との付き合いといっても難しいものではなく、主に遊んでいる最中の音のことです。
近隣住民との深刻なトラブルの入り口になりかねないのが騒音。特に早朝と夜間帯の音はトラブルを引き寄せがちです。
「ちょっとナイーブな人が住んでいるから、9時以降は足音に気をつけて」
「前に深夜ドラマの音で壁ドンされたことがあるから、夜も遊ぶならカラオケに行こう」
のような、普段注意していることがあれば聞いておきましょう。
あなたはあなたは一泊するだけかも知れませんが、友達はずっとそこに住み続ける人です。万が一トラブルになった場合、巻き込まれるのは友達です。
家の中のものを勝手に触らない
家の中のものは勝手に触らないようにしましょう。特に、蓋や扉が閉まっているものは、勝手に開けてはいけません。
本棚の本に関しても、取り出すときは手をかける前に友達に許可を取って!
「お菓子を食べた手で本を触らない」
「カバーのかかっている本は人に見られたくない」
「冷蔵庫にサプライズプレゼントがあるから開けないで欲しかった」
など、独自ルールがある可能性もあります。知らないうちに友達のプライバシーを踏みにじらないようにしたいですね。
家の中にゲームや知人を勝手に連れ込まない
ゲームを一緒に楽しむつもりで持ち込んだり、共通の知り合いが来る予定ならいいのですが、勝手に持ち込むのはNGです。
特に、ゲーム機など電気代がかかるものに関しては、シビアな場合が多いです。「スマートフォンの充電も許可を取るべき」という人もいます。
また、共通の知り合いだったとしても家主である友達の許可を得ないで勝手に上げるのはマナー違反です。
稀に自分だけの知り合いを勝手に呼び寄せる人がいるのですが、絶対にやってはいけないことです。呼ばれたからといって勝手に上がる方もどうかと思いますが、信頼を失くします。
物を借りるときは許可を取る
ドライヤーや手を拭くタオルなど、友達の家の物を借りるときは「借りてもいい?」「借りるよ」と許可を取りましょう。
友達がトイレに入っているなど、許可を取れない状態のときは急ぎでない限り待ちます。待てない場合は、事後報告で「借りたけど良かった?」などと聞くようにしてください。
泊まりに行く前に、友達の家で借りるものと自分で持っていくものを決めておくとトラブルが少ないです。
使ったものは片付ける
借りたもの、使ったものは片付けます。
洗面台やトイレ、お風呂場などの使ったら汚れてしまうものは、汚れたままにしないようにしてください。
ホテルや実家ではないので、汚れた場所を掃除するのはあなたの友達です。あなたが汚したところを友達に掃除させるなんて、ちょっと考えものですよね。
料理や家事は手伝う
料理や家事は手伝ってください。
料理に関しては、
- ・泊まる場所を提供してくれているのだから、夕飯は外食して奢る
- ・翌日の朝食はコンビニで買っておいて冷蔵庫に預かってもらう
- ・料理を作ってもらったなら片付けは私がやるか、後日食事をご馳走する
という人が多いようです。
家事に関しても、友達が何か始めたら手伝うことがないか聞いて手伝うという人が大半です。
お風呂などの順番は友達と話し合う
お風呂などの順番は友達と話し合って決めましょう。
先に入られるのが嫌な人もいますし、自分が使い終わった浴室を見られるのが嫌という人もいます。
スーパー銭湯などを利用してもいいですね。
許可なく何日も泊まらない
一度泊めてもらえたからといって、許可もなく泊まりに行くのはやめてください。
一人暮らし経験者で「実家暮らしの友達にあてにされて困った」悩み事の中にも
- ・カラオケや飲み会の会場を一人暮らしの私の家の近くに設定して、必ず泊まりに来る
- ・許可もしていないのに家の前で待っていて「泊めて」と頼まれる
というものがあります。
はっきり言って身勝手ですし、友達としての縁を切られてもおかしくない行為です。泊まるなら予め許可を取るべきでしょう。
コロナ禍でのお泊まりは衛生面でも注意
コロナ禍でのお泊まりは、衛生面でも注意が必要です。
ホテルのようにあらゆるものが消毒されているわけではありませんし、友達やあなたが感染していない保証もありません。
- ・うがい、手洗い、換気を行う
- ・室内でもマスク
- ・対面で話さない
- ・箸など食器類を共有しない
- ・できるだけ距離を保つ
- ・体調が悪いときは泊まりに行かない
などの対策をしっかりしましょう。
社会人や大学生なら泊まるときのお金のマナーも守りたい
中学生や高校生は、自分で自由に使えるお金があまりなく、泊まる場所もお互いの実家です。お金に関するトラブルに本人達が巻き込まれることはほとんどありません。
しかし、社会人や大学生は泊まるときにかかる金銭的な負担に関してもマナーを意識しましょう。
電気・ガス・水道は節約して使って!
水道光熱費がかかるものは、できるだけ節約して使いましょう。
「いいよ別に」なんて言ってくれるかもしれませんが、流しっぱなしの水や試聴していないのに映画が流れっぱなしのタブレット、充電器につなぎっぱなしでチャットばかりしているスマートフォンにいい印象を持つ人はあまりいません。
泊まった日の分の水道光熱費を請求する人はいないと思いますが、泊まるなら冬は暖房代、夏は冷房代も気にしてあげるといいですね。
消耗品を無駄使いしない!自分の分は持ち込んだ方がいい場合も
トイレットペーパーやティッシュなどは友達の家にあるものを使うことが多いですが、シャンプーや化粧水、歯磨き粉などはトラベル用の物を自分で用意した方がいいでしょう。
ブランドが違うと使い心地も違いますし、化粧水や歯磨き粉などは他人に使われたくないものです。
用意を忘れた場合は、近くのコンビニに買いに行くか、使ってもいいか友達に確認してから使わせてもらってください。
友達の家に泊まらせてもらったときにするべきお返しは?
友達の家に泊まらせてもらったときに忘れてはならないのは「泊めてもらう感謝の気持ち」です。
泊めてもらったならお礼をして当然という意識でいましょう。
代表的なお返しにはこのようなものがあります。
- ・泊まりに行く当日にお土産を持っていく(お菓子や飲み物、夜食など)
- ・泊まりに行く日の夕食を奢る
- ・後日、自宅に泊まりに来てもらう
- ・後日、食事を奢る
- ・何か欲しいものを買ってあげる
お礼は早い方がいいので、当日にお土産を持参したり、夕食や朝食を奢るという人が多いです。
飲み会や遊びの際に泊まる場合は、そのときの料金を多めに負担するか奢ることでお礼にしている人もいます。
マナーを守らず「泊まらせてほしい」うざい友達の断り方
「一度泊まりに来た友達が自分勝手に泊まっていったので、二度と来て欲しくない」という悩みは多いもの。そんな「お前の自宅は俺の別荘」な友達とは距離を置くのが一番です。
具体的には
- ・泊まりに来ないでほしい
- ・泊まらせてあげれない
- ・こちらの都合があるので泊まりに来ないで
- ・以前泊まりに来たときの振る舞いがあり得なかったから泊まりに来ないで
のように、友達の縁が切れてもいいくらいに強く訴えましょう。
「そんなに強く言わないとダメ?」と感じたかもしれませんが、大学生や社会人にもなってそのような態度を取る人は強く言ったとしても行いが直る見込みがほとんどありません。
ダラダラと友達関係を続けていても、あなたが不利益を被るだけなので「縁切りのいい機会」くらいに考えてもいいでしょう。
共通の知人がいる場合は先に根回しをしておくのがベター
共通の知人がいる場合は、先に根回ししておくとあらぬ噂を立てられる心配が低くなります。共通の知人の家にもその人が泊まりに行っていれば、事情をわかってくれる可能性が高いですよ。
周りに「正直、あの人の行いには迷惑している」と伝えておくだけで、違います。
もし、泊まりに来る以上の迷惑行為をしてくるようなら、然るべき機関に相談しましょう。
コロナ禍で友達でも一緒にいたくないときはそう伝えてもOK
また、コロナ禍で仲の良い友達でも一緒に泊まるのは気が引けるというときは、そのまま伝えましょう。
「別にいいじゃない。私は気にしない」という人は、あなたとは衛生観念から違うのかもしれませんね。価値観が合わないということですし、少し強めに言って引き下がってもらいましょう。
お金はかかってしまいますが、泊まりに来たいと言っていた当日にホテルなどに宿泊して家を留守にするのもいいかもしれません。
友達の家に泊まりに行くならマナーを守って!
友達の家に泊まりに行くときのマナーについて紹介しました。
コロナ禍ということもあり、友達の家に泊まる機会は少なくなっていますが、マナーは覚えておきたいですね。
自宅というプライベートスペースにお邪魔するのですから、「自分の家ではない」という自覚を持って丁寧に扱いましょう。
自己中心的な考え方だと友達を失くしてしまうかもしれませんよ。