【連載】 『あの人の学生時代。』 ♯2:お笑い芸人トレンディエンジェル斎藤司
著名人の方々に大学在学中のエピソードを伺うとともに、今の現役大学生に熱いエールを送ってもらおうという本連載。2回目のゲストは、2014年THE MANZAI優勝、2015年M-1グランプリ優勝と、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いでブレイク中のトレンディエンジェル・斎藤司さん。斎藤さんはどんな大学生活を送っていたのか、またなぜお笑いの世界へ入ることを決めたのかなど、気になるいろんなことを聞いてきちゃいました!
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バイト代は全部洋服につぎ込んだ学生時代
―斎藤さんは日本大学の商学部に行かれていましたが、なぜ日大に行くことに?
付属の学校に通ってたんです、日本大学高等学校っていう。なので、面接で入りました。
―商学部を選んだ理由は?
汎用性というか……、例えばマーケティングって、どんな仕事にも通ずるものがあるかなって思って。あとは、正直商学部は男女比が半々かなっていうイメージがあったんで、そういうのもちょっとありました。本当は1回青学(青山学院大学)に憧れたんです。キレイな人がいっぱいいるイメージがあって(笑)。でも結局学力面で断念したんですけど。
―じゃあ、そんなに真面目に勉強していたわけではない?
そうですね、正直そんなに真面目にはしてなかったと思います。ゼミではゼミ長をやっていて、国際経営とかのゼミだったので、社会とか会社の仕組みに少し興味を持ったというのはありましたけど。
―バイトはしていましたか?
していましたね。鉄板焼き屋と喫茶店でホールの仕事をしてました。ホールの方がいろんな人を見れるなと思ったし、結構下心もありましたね、かわいい女の子がいないかな、とか(笑)。サークルは入ってすぐ辞めちゃったんで、自分の大学の女子とはそんなにいい関係にならなくて。別の大学の人とか、僕当時英会話やってたんで、英会話の営業の人とか……。
―英会話の営業の人(笑)!? じゃあ、結構恋愛経験も多かったんですか?
そうですね。大学時代は3人ぐらい付き合いました。でも濃い恋愛をしてないというか……(思い返して)もうちょっとかわいい子と付き合いたかったですね(笑)。
―そんな……(笑)。大学時代、印象深かったできごとはありますか?
学祭に江頭(2:50)さんが来たんですけど、もうハンパなく過激なんです。歯止めがきかなくて。それを見て「おもしれぇ!」って思って。次の年はカラテカさんが来たんですよ。で、また「めちゃめちゃおもしれ~!」って。
―わりとトリッキーな芸風の人ばかり来ますね(笑)。
そうなんですよ。それ見たときに「芸人って、テレビで見てたらフォーマットにのっとってる感じだけど、生でネタ見たらこんなにおもしろいんだ」っていうのは感じましたね。
―大学時代、一番夢中になってたことは何ですか?
う~ん……(しばらく考えて)ファッションですかね。バイト代は全部洋服につぎ込んでました。鉄板焼きのアルバイトが時給1200円だったんです。夕方の5時から11時くらいまで、週5でバイトしてたんで、月に12~13万稼げるんですよ。で、成人式のときにどこのスーツ買おうかなと思って、メンズノンノとか見たら木村拓哉さんがプラダのスーツを着ていて「かっけぇ!」って思ったんですけど、値段見たら25万ぐらいしてたんで「こんな高いの!?」と思ってビックリして。やっぱ1万円が大金の時代じゃないですか。で、いろいろ見てたら、ヴィヴィアン(・ウェストウッド)のスーツがあったんで、それのセットアップとシャツを買って。22~23万したんですよ。
―プラダと同じくらい高いじゃないですか(笑)。
そうなんですよ(笑)。で、給料もらった日に1カ月分の給料をお店に渡しに行って。クレジットカードをもってなかったんで、「これ、前金で」って払って、次の月にまた給料全部持っていって残りを払って買いました。