寄付が身近になる自撮り「キフスタグラム」って!? 「寄付月間」学生チームに活動内容をインタビュー<後編(学生チーム編)>【学生記者】

山D

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(寄付月間学生チームリーダー水谷さん)

こんにちは!横浜国立大学の山Dです。
大学生のみなさんは、12月が「寄付月間」であることを知っていますか? 前回のインタビューでは、寄付月間学生チームリーダーの水谷さんにお話を伺い、そもそも寄付月間とはどのようなものなのか教えていただきました。 今回の記事はその後編として、水谷さんに聞いた寄付月間学生チームの活動の概要を紹介していきます。広報や社会貢献に関心ある学生さん必見です!

▼まだ読んでいない人は、インタビュー記事前編をチェック!
12月は「寄付月間」! ビルゲイツ&香川選手も関心を寄せる 「寄付月間」学生チームに成り立ちをインタビュー<前編>【学生記者】
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/43482

◇寄付月間とは

寄付月間とは、「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」を合言葉に、毎年12月の1か月間、寄付を啓発するキャンペーンのことです。「寄付月間~Giving December~」とは、寄付の受け手側が寄付者に感謝し、また寄付者への報告内容を改善するきっかけとなること、そして多くの人が寄付の大切さと役割について考え、寄付に関心をよせ、行動をするきっかけとなることを目指しています。NPO、大学、企業、行政、国際機関などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、12月の一カ月間を「寄付月間~Giving December~」とする活動が2015年より開始しました。


◆寄付月間における学生チームの役割は?


—山D
それでは前編に引き続き、水谷さん、よろしくお願いします。早速なのですが、寄付月間学生チームではどういった活動を行っているのですか?

―水谷
寄付月間を広めるというのが大きな目的で、特に若い人に向けてメッセージを発信できたらなと思っています。寄付って大人の方々には比較的広まりやすいんですけど、若い人ってそもそもお金を持っていないし、なかなか寄付というものが広がりにくくて、どうしても縁遠いものになりがちなんですよね。なんか若者や学生からすると、「寄付ってすごい大富豪がするもの」っていうイメージを持たれている気がするのですが、そういうのを少しでも身近なものにしていきたですね。少ない金額でもいいし、不要になった古本を提供するだけでも、寄付になりますし、私たち学生だってできることだということを伝えたいです!

―山D
そうなんですね。寄付月間学生チームの活動としては、具体的にどういうことをやっているんですか?

―水谷
具体的には寄付月間公式facebookページでの広報活動が主な活動ですね。全国の公式認定企画を紹介したり、寄付月間関連イベントや寄付月間の事務局会議などに参加してその様子をアップしたり、寄付に関するコラムを書いたりしています。ただ、寄付月間公式facebookページに「いいね!」をしてくれている、もともと寄付に関心があるような人にも情報をしっかりと届けつつも、facebookページで発信していてもリーチできない寄付と少し縁遠い人や学生・若者に、直接アプローチするような学生企画も行っています。

◆学生企画の内容とは!?


―山D
学生企画ですか! 例えば、どんなものがあるんですか?

―水谷
例えば、若者や学生に親しみやすいように「キフスタグラム」という企画をやっています。

―山D
え、まるでインスタグ●ムじゃないですか(笑)。どういう企画なんですか?

―水谷
はい(笑)。簡単にいうと、私たちが学園祭や大学のイベント、研究室やゼミナール、サークルなどにお邪魔して、そこで寄付月間にまつわるポーズをとってもらったり、寄付月間グッズを持ってもらった状態で写真を撮らしてもらうんですね。そして、撮影した写真をInstagramにアップしていこうというものです。こんな感じです!

―山D
決まってますね!(笑)

―水谷
ありがとうございます(笑)。以前、学生チームで撮った写真なんですけど、グループで撮るとこんな感じになります。

―山D
なるほど。こういう感じになるのですね!

―水谷
はい。それから、キフスタグラムで手に持ってもらうフォトプロップスも自分たちで作ってるんですよ。



Instagramにあげるだけではなくて、集めた写真を使ったモザイクアート作成も企画しています。写真を撮らせてもらう学生に寄付月間の紹介もしたりするので、寄付とは少し縁遠いかもしれない学生さん達にも寄付月間を知ってもらえる機会になると思っています。私たちがこの企画を通して多くの人と関われば関わるほど、寄付月間についても広めることができます。他にも学生チームが主体となって、寄付のハードルを下げるトークイベント「キフトーク」も開催する予定です。

―山D
これもどこかで聞き覚えのあるキャッチーな響きです(笑)。オンラインでもオフラインでも、さまざまななアプローチで、学生チームのミッションである寄付月間を広めようとされているんですね。

―水谷
はい。学生チームメンバーで、どうやったら寄付月間を特に若者へ広めることができるのか、話し合いながら企画を考えたりしています。実際にキフスタグラムの撮影も始めていて、この間は早稲田祭に行ってみたり、御茶ノ水女子大の学園祭に行って撮影したりしました。そもそも自分のまわりの友人たちも寄付と縁遠い人が多いので、これから友人や知り合いにも頼んキフスタグラムの企画を進めていきたいと思っています。

―山D
寄付月間を広める“開拓者チーム“みたいですね。広報から企画までチャレンジできるので、興味がある人には本当におもしろそうです!

◆水谷さんが活動を通して見つけたこと

―山D
実際、活動してみてどうですか?

―水谷
社会人がやる会議のイメージが変わりました。以前私が持っていた勝手なイメージは、「上司に決められた会議に出席して、決まっていることをただ話して終わる」みたいなものでした。でも共同事務局会議や推進委員会という会議に参加させてもらって気づいたのが、そこにいる大人たちはみんな「どうしたらもっと寄付の文化を日本に広められるんだろう」って本気になって考えているんですよね。その熱意にすごく刺激を受けました。私も実際に参加し始めて、推進委員や共同事務局の方々から寄付についての考え方や世の中を巻き込む仕掛けなどたくさん勉強させてもらっていて、日々とても充実しています。

……とはいえ、まだ寄付月間期間が始まっていないので、わからない部分も多いんですけどね(笑)。12月が寄付月間の本番ですので、わたしたち学生チームもがんばりたいと思います!

◆寄付は「みんなが嬉しくなる架け橋」! 現在もメンバー募集中!


―山D
水谷さんの言葉で言うと寄付って何ですか?

―水谷
「みんなが嬉しくなる架け橋」だなって思います。寄付に関わるようになってから、街の中の募金箱に目が向くようになりました。コンビニのレジ横にある募金箱とか、美術館にある募金箱にもお金を入れるようになりました。自分の意思で入れているので散財した気にもならないし、その行為で誰かが少しでもハッピーになってくれるならいいなと思って募金しています。自分のちょっとした行動で、誰かが嬉しくなるっていいことじゃないですか! 寄付して誰かが不幸にはならないのでいいのかなって。

―山D
最後に大学生に向けてメッセージをお願いします。

―水谷
大学で生活していると、まわりにボランティアとかやっている人がいると思うんですけど、そういう人たちを意識高いなとか、意識高いぶっているなって思うことありませんか? 以前私自身よくそう思ってたんですけど(笑)。でも、実際やってみるとたくさん学べることがあって普段の生活にも活かせているし、意識高そうな学生もみんなたくさん思うところがあっていろいろな活動しているんだなって実感しました。見てるだけなのと経験することって雲泥の差があると思います。結局言いたいことは、その「実際経験してみること」っていうのを「私たちと寄付月間のインターンでやってみませんか?」ってことなんですけどね(笑)。

―山D
今からでも学生チームって参加できるんですか?

―水谷
寄付月間の本番はこれからです。不明な点や疑問点などありましたら、寄付月間HP(http://giving12.jp/)の問い合わせからお気軽にご相談ください。大学にも慣れてきて新しいことにチャレンジしてみたいと思っている1・2年生、サークルやアルバイト、就職活動などが忙しいけど何かに挑戦してみたい3年生、社会人になる前に、学生として何かを成したい4年生、なぜか学校に残った5年生以上の先輩(笑)、わたしと一緒に「わくわく」つくりましょ! 広報に興味がある方、NPOやファンドレイジングに関心がある方、寄付月間に関わってみたい方には、とってもいい環境だと思います! みなさんと一緒に活動できることを楽しみにしています!

◆まとめ
いかがでしたか? 当初は「寄付月間って何?」と思って、インタビューをさせてもらいましたが、話しを聞けば聞くほどおもしろそうで社会的にも意義がある取り組みだと思いました。「広報や社会貢献活動、寄付月間自体に興味がある!」という方には得るものが大きい環境だと思います。ぜひ、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

★★★寄付月間についてさらに知りたい方★★★

▼【広報や社会貢献に関心ある学生さん必見! 】12月は寄付の季節!? 寄付月間学生チームが面白そうだった件<前編>【学生記者】
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/43482

▼寄付月間HP
http://giving12.jp/

▼寄付月間2015報告書
http://giving12.jp/apply2016/GD_repor2015.pdf

文・山D

次のページに学生チームの募集情報をまとめてありますので、そちらも併せてご覧ください。

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