音楽がまるで惑星?! 「Songrium」の世界を体感してみよう!【学生記者】
こんにちは、現役大学生の天音ほのかです。
動画共有サービスの普及により、プロ・アマを問わず数多くのクリエイターが音楽コンテンツを創作し、公開するようになった現代。ネットでしか知りえる事の出来ない楽曲に出会い、「こういう曲調が好きだから、似たような曲を知りたいな」と、考えたことのある人は多いことでしょう。しかし、従来の音楽サービスからピンポイントにそれを探し出す術はなく、しらみつぶしに視聴していくしかありませんでした……。
そこで日本最大の公的研究機関・国立研究開発法人産業技術総合研究所により開発・発表されたのが「Songrium」。ネット独特の音楽文化が根付いているニコニコ動画を中心に動画共有サービス上の音楽動画70万件の関係性を抽出、可視化できるようになりました。オリジナル楽曲とそれに触発され生まれた「歌ってみた」などの派生作品群との関係性を可視化した「惑星ビュー」機能や楽曲間の関係性を自由に編集できる「矢印タグ」機能などをはじめ、さまざまな機能が備わっています。
……と、説明しても想像しにくいですよね。実際に体験してみましょう!
今回はメインサービスの音楽星図とSongrium 3Dについて紹介していきます。
「音楽星図」をクリックするとこのようなページに飛びます。ニコニコ動画上に公開されている14万にも及ぶボーカロイド楽曲が曲調の近さに基づき「星図」のように配置されています。丸いサムネイル画像が表示されているものは、数多くのボーカロイド楽曲の中でもとくに再生回数が多い動画だそうです。
では早速、筆者が好きなP・ハチの代表曲「マトリョシカ」をクリックしてみようと思います。
オリジナル楽曲を中心に、派生動画がグルグルと回っています。恒星と惑星のようですね。派生動画や矢印タグの楽曲をクリックすると、その動画が再生される仕組みになっています。
矢印にカーソルをあわせると、「Pのデビュー作」や……
「こちらも聞きたい」といったタグが表示されます。このタグは全ユーザーが自由に編集出来ます。あなたのつけたタグが、顔も知らない誰かの“運命の楽曲"に出会うきっかけになるかもしれませんね。
「こちらも聞きたい」タグから「トリノコシティ」に飛んでみました。
マトリョシカに続き、こちらも“歌ってみた“の動画数が圧倒的ですが、ピアノの音色が特徴的な楽曲のためか、ピアノカバー動画の再生数が多いようです。
次は曲調の近い「ぼくらの16bit戦争」に飛んでみましょう。
この曲はささくれPを代表する楽曲群「終末」シリーズのひとつですよね。
と、いうことで矢印にカーソルをあわせると……
「終末」シリーズの「ワンダーラスト」がタグ付けされていました。
左側のバーからマイリストに追加すればお手軽に「しゅうまツアー」が楽しめちゃいます!