授業料が安くて、英語力のハードルも低い! アメリカ留学「コミュニティカレッジ」の魅力【学生記者】
こんにちは、九州大学の松永圭世です!
前回はTOEFL・TOEICの点数なしでアメリカに留学する方法についてお伝えしました。英語試験を受けずに具体的にどのような学校に行けるのか、今回は私が通ったアメリカのコミュニティカレッジについてご紹介します。
まずはコミュニティカレッジについての基礎情報をお伝えします。
二年制の大学で、日本での短大に近い位置づけです。ここで二年間学習した後に四年制大学に三年次編入する人が多いですが、自分の取りたい資格や証明に応じて数クラスだけを取る人、教養として通う人など目的は様々です。また、就学期間が決まっているわけではなく単位数が卒業や資格を得る基準なので在籍期間も人によって異なります。
では具体的にどのような特徴があるのか、くわしくお伝えします。
特徴1:クラスメートは、10代から60代まで
高校在籍中に取った単位が、高校と大学の単位両方に認められる制度があり、最年少で17歳の学生もいます。また、退職後に教養のために通う人もいるので、60代と同じクラスなんてことも。この状況、日本では考えられないですよね!
とくに社会人の方は実際の社会での経験を話してくださるので、語学だけではなく、いろいろな面でとても勉強になります。
特徴2:短期間で証明書がもらえる
なんと最短半年ほどで、必要単位を満たすと証明書がもらえます。例えば、私の通っていた学校では「国際ビジネス」や「ホスピタリティ」が人気でした。特にホスピタリティは航空業界に就職する際に有利になる証明が得られるそうで、日本の学生も多くいました。その内容もチケットの手配の仕方やパンフレットの作成など、実用的なものでした。せっかく留学に行くのなら、後々使えるスキルが身につくといいですよね。
特徴3:授業料が安い!
例えば私が滞在していたワシントン州だと、公立四年制のワシントン大学の1年間の学費は約$34,000に対し、私の通っていた公立コミュニティカレッジは約$9,000です(※)。コミュニティカレッジに通ってから編入をする人が多いと書きましたが、その主な理由はこの学費の差にあります。アメリカの大学は学費が高いというイメージを持っている人も多いと思いますが、コミュニティカレッジであれば日本の大学に通うのと大差ない学費で留学することができます。
(※)http://nces.ed.gov/collegenavigator/
いかがでしたか?日本にはなかなかないユニークな学校ですよね! ぜひ留学先の候補にコミュニティカレッジも入れてみてくださいね。
<大学生のまずこれステップ>
1. 留学先で学びたい内容や身につけたいスキルを明確にする
2. サイトなどを使って自分にあった学校を探す
学校の特徴や授業についての口コミが知れるのでオススメです!
http://www.ratemyprofessors.com/
3. 資料の取り寄せや入学手続きをする
文・松永 圭世