プロに聞いた、留学したい大学生がまず準備するべきポイント5選
株式会社毎日エデュケーションのチーフカウンセラーである西村有紀子さんにお話を伺いました。西村さんは日本人留学生からの相談に応えた経験を豊富に持っていらっしゃいます。西村さんに、留学前の準備についてお話を伺いました。
■留学前に準備することの筆頭はやはり「お金」!
――留学の準備としてどのようなことをしておけば良いのでしょうか?
西村さん 一口に留学と言っても、いろいろなタイプがあります。多くの人が選択する語学留学の場合には、英語の習熟度を上げておくといったことよりも以下のような点について準備しておくのが良いと思います。
1.留学するのに足る資金
2.パスポートの準備と確認
3.歯の治療をしておく・保険の準備と確認
4.中学生・高校生レベルの英語の復習
5.現地のことを下調べ・日本のことを紹介できるようにしておく
このような5点が重要だと思います。
――一番にお金が挙がっていますが。
西村さん 短期・長期など留学期間にもよりますが、まずそのためのお金が必要です。例えば2週間ぐらいの短期留学であっても結構な額が掛かります。
――例えば2週間ぐらいの短期留学ではどのくらい掛かるのでしょうか。
西村さん 留学する時期によって変動しますが20万円ぐらいは掛かります。これに往復の航空機チケット代がプラスされます。ですから最低でも40万円ぐらい準備しておかないといけません。期間が長くなればもっと掛かるわけですし。
また、長期留学の場合には、出願するときに「残高証明」が求められる場合があります。ここでも十分な資金が必要になります。やはり留学するのに足りる資金を準備するのが一番重要ですね。
――次にパスポートです。
西村さん 海外に行くのでパスポートは当然かと思うかもしれませんが、パスポートをすでに持っている人でもその有効期限について確認してください。国によっては有効期限の残り日数が少ない場合は入国できません、となる場合があります。留学に備えてパスポートを取得すること、更新しておくことはもちろんですが、すでに持っていても確認が必要です。
――なるほど。それは気付かない点ですね。