違いにびっくり! 原作とアニメで絵柄が異なる作品7選
アニメ作品には、原作と絵柄が大きく異なる作品も少なくありません。アニメ化の際にはできるだけ原作の絵に似せて描かれることが基本ではありますが、中には「全然違うぞ!」という作品もあったりします。今回は、そうした「原作とアニメで絵柄が異なる作品」をピックアップしてみました。
●『惡の華』
『別冊少年マガジン』で連載されていた押見修造原作の漫画作品。中高生の青春をストレートに描いた作品です。2013年にアニメ化されましたが、モデルとなる役者を撮影した後に、それをトレースしてアニメにする「ロトスコープ」という手法を用いたため、原作と全く違う妙にリアルな絵柄でした。そのあまりの違いっぷりは大きな話題となりました。
●『実は私は』
『週刊少年チャンピオン』で連載中の増田英二による学園ラブコメ作品。ただの高校生が、同級生のある秘密を知ってしまい、その秘密を守るために「お友だち」になるというストーリー。アニメは2015年に放送。原作絵は大きな目が特徴の個性的な絵でしたが、アニメは目の大きさや輪郭が変更となり、「よくある絵」になってしまいました。
●『ヤマノススメ』
『コミック アース・スター』で連載中の「しろ」原作の漫画。山登りをする女子高生の日常を描いた作品です。アニメは2013年に5分枠の作品として放送され、その後2期も放送されました。原作もアニメも両方ともかわいらしい絵柄なのですが、原作の方が幼いようなタッチで描かれています。見比べると「両方ともかわいいけど違う」と思えるでしょう。
●『純潔のマリア』
『good!アフタヌーン』で2013年まで連載されていた石川雅之による作品。戦争を嫌う魔女・マリアの活躍を描いた作品で、2015年にアニメ化されました。原作のキャラクターの顔は、彫りが深く、目つきも鋭い濃い目の顔でしたが、アニメでは目つきも柔らかくなり、「普通にかわいい絵」になっています。原作絵の面影がほとんどありませんでした。
●『耳をすませば』
スタジオジブリが制作し、1995年に公開されたアニメ映画です。原作となったのは、1989年に『りぼん』で連載された、柊あおいによる作品です。アニメと漫画は絵柄が大きく異なり、原作はアニメよりもやや幼い雰囲気になっています。ジブリのおなじみのタッチを見た後に漫画を見ると、その違いに驚くでしょう。
●『無責任艦長タイラー』
1993年に放送された作品。原作は吉岡平による『宇宙一の無責任男』というライトノベルシリーズでした。原作とアニメでは、主人公であるタイラーの姿が全くといっていいほど異なります。原作はオールバックの髪形で特徴のない薄い顔ですが、アニメは整った顔立ちのいわゆる「イケメン」になっています。
●『氷菓』
米澤穂信による推理小説『〈古典部〉シリーズ』を原作とするアニメ。2012年に放送されました。先ほどの『無責任艦長タイラー』と同じく、小説が原作になっているアニメは絵柄が原作の挿絵と大きく異なることが多く、本作もアニメの主人公たちは非常にかっこよく、またかわいらしい絵柄になっています。
「原作とアニメで絵柄が異なる作品」をピックアップしてみました。この中では、やはり『惡の華』が一番話題となりましたね。他にも原作とアニメでは絵柄が大きく異なる作品がありますが、これを読んでいる皆さんは「これは絵柄が違ったなあ」という作品は何がありますか?
(中田ボンベ@dcp)