童心に帰れる! 少年・少女が活躍する映画5選
少年・少女が活躍する映画があります。代表的なものといえば「ハリー・ポッターシリーズ」ではないでしょうか? 今回はそういった少年少女が活躍する映画の中から、大人が今見ても童心に帰って感動できる作品をご紹介します。
●『ムーンライズ・キングダム』(原題:Moonrise Kingdom)
『ムーンライズ・キングダム』は、とある島を舞台に12歳の少年少女の逃避行と彼らを追う大人たちを描いた映画です。1960年代、アメリカ北東部のニューペンザンス島。この島でキャンプをしていた少年サムはキャンプ場を抜け出し、この島の西部地区に住む少女スージーと一緒に駆け落ちします。二人は大人に絶望しうんざりしていました。大人たちは二人を探すのですが、その途中で大人たちの問題も浮き彫りになり…‥というストーリーです。多感なこの時期に大人を信じられなくなることはよくありますものね。
●『ジュマンジ』(原題:JUMANJI)
『ジュマンジ』は、呪いのボードゲームに振り回される少年少女を描いた映画です。奇妙なボードゲーム「ジュマンジ」を拾ったアラン。自宅の屋根裏部屋で友達のサラとゲームを始めるのですが、彼はゲームのメッセージどおりにジュマンジの中に吸い込まれてしまいます。その後アランの住んでいた屋敷が売りに出され、そこに越してきた幼い姉弟のジュディとピーターもそのボードゲームをやってしまい…‥という展開です。この映画はボードの不思議な力で本当に猛獣が飛び出してくるなど、笑えるシーンもめじろ押しですよ。
●『小さな恋のメロディ』(原題:Melody)
『小さな恋のメロディ』は、少年少女の恋を描いた作品です。舞台はロンドンのエリート校。おとなしい11歳の少年ダニエルは同じ学校の少女メロディに出会います。やがて二人は恋に落ち、学校をサボって海水浴場でデートをします。そのことを校長先生にひどく叱られ、クラスメートにまでからかわれる始末。大人たちは幼い二人の恋を認めませんが、「結婚」を決意した二人はとんでもない行動に出ます。本作は子供のころの淡い恋を思い出させてくれる、キュンとなる作品です。
●『グーニーズ』(原題:The Goonies)
『グーニーズ』は7人の少年少女が宝探しの大冒険をする映画です。舞台は海賊の伝説が残る田舎町。主人公のマイキーの家は、銀行に借金があり困っていました。そんなときマイキーは、自宅の屋根裏部屋で宝の地図を発見します。その地図を基に仲間たちと岬の灯台レストランの地下に行き、洞窟を見つけます。マイキーたちは宝を狙うギャング団から追跡を受けるのですが、自宅の借金を返すためにも宝を見つけないといけないのです。この映画を見ていると、子供のころに抱いていた冒険心が湧き起こってきます。
●『マイ・ガール』(原題:My Girl)
『マイ・ガール』は父子家庭で育った少女の友情と恋を描いた映画です。主人公の少女ベーダは、父親と暮らす11歳の女の子。父に近づく女性を快く思っていません。ベーダの心の中には死んだ母親への気持ちがあるのです。彼女は幼なじみの少年トーマスと一緒に父の恋路を邪魔します。また、ベーダ自身もポエム教室の先生に恋をしますがうまくいかず…‥そのうち冗談半分でトーマスとキスを交わします。それをきっかけにベーダに恋心を抱くトーマスは…‥という展開です。本作では幼い少女と少年の心が繊細に描かれています。
今回紹介した映画は大冒険ものから恋愛ものまであり、どれも楽しめます。どの作品にも共通しているのは、子供の目線から見た大人の姿が描かれていることでしょう。子供には子供の世界があり、そこには自分たちが大切にしているものが存在するのです。少年少女が活躍する映画は、そのことを再確認させてくれますね。
(吉田ハンチング@dcp)