意外? 1位はサッカーでも野球でもない! 競技人口の多いスポーツのランキング
みなさんは何かスポーツをプレーしていますか? 日本では「野球」「サッカー」などが人気で、これらのスポーツを見るのが好きという人は多いですね。では、実際にプレーする人はどのくらいいるのでしょうか? 今回は、スポーツの競技人口についてご紹介します。
総務省が5年ごとに発表している「社会生活基本調査」というデータがあります。最新版は平成23年で少し古いのですが、この中に「スポーツ」についての調査項目があります。
それによりますと、調査までの1年間で「スポーツの行動者数は7,184万3,000人で、行動者率は63.0%」となっています。60%以上の人が何らかのスポーツ競技を体験しているわけで、これはけっこう多い数字ではないでしょうか。
この「7,184万3,000人」がどんなスポーツ競技を行ったか、各スポーツ競技の行動者をランキングにすると以下のようになります。
第1位 ウォーキング・軽い体操……4,017万2,000人
第2位 ボウリング……1,462万1,000人
第3位 水泳……1,203万人
第4位 器具を使ったトレーニング……1,124万3,000人
第5位 ジョギング・マラソン……1,095万6,000人
第6位 登山・ハイキング……1,045万7,000人
第7位 サイクリング……1,011万人
第8位 釣り……928万1,000人
第9位 ゴルフ(練習場を含む)……924万人
第10位 野球(キャッチボールを含む)……812万2,000人
次点 サッカー(フットサル)……637万5,000人
ここ数年、高齢者の皆さんまで含めて「ウォーキング」「登山・ハイキング」のブームといわれますが、それを証明するように、1位は「ウォーキング・軽い体操」で、6位には「登山・ハイキング」が入っています。
2位は「ボウリング」ですが、これはちょっと意外ではないでしょうか。3位の「水泳」は全身運動でダイエットにも効果があると、「ジム」などでも取り組む人が多いですので納得の順位ではないでしょうか。「野球」「サッカー」を見る人は多いですが、実際の競技人口は「釣り」や「ゴルフ」より少ないようです。
また、笹川スポーツ財団が2013年2月に公表した「わが国のスポーツ人口、競技人口を考える」というレポートの中に「中央競技団体現況調査」というものがあります。これは、日本オリンピック委員会、日本体育協会、日本ワールドゲームズ協会に加盟、準加盟の中央競技団体を対象に、競技者の登録状況を調べたものです(2010年)。それによると……。
第1位 (財)日本サッカー協会……88万8,916人
第2位 (財)日本バスケットボール協会……61万6,839人
第3位 (財)日本ソフトテニス連盟……46万1,508人
第4位 (財)日本バレーボール協会……42万9,830人
第5位 (財)日本卓球協会……30万96人
第6位 (財)日本陸上競技連盟……26万1,265人
第7位 (財)日本バドミントン協会……24万613人
第8位 (財)日本合気会……22万7,596人
第9位 (財)日本ゲートボール連合……20万6,292人
第10位 (社)日本グラウンドゴルフ協会……19万1,475人
※……【表4】中央競技団体の登録者数(上位15団体)より抜粋
中央競技団体の登録者数で比べると、サッカーが1位という結果です。上記の結果とはずいぶん違いますし、団体登録者がそのまま競技者というわけではありませんが、競技人口の違いを考える上で一つのデータになるでしょう。
あなたは、どんなスポーツ競技をプレーしていますか?
⇒データ出典:総務省統計局「平成23年 社会生活基本調査」
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/pdf/gaiyou....
⇒データ出典:笹川スポーツ財団「わが国のスポーツ人口、競技人口を考える」
http://www.ssf.or.jp/academy/2012/pdf/sportacademy...
(高橋モータース@dcp)