加害者が被害者に……いま話題の「ハラスメントハラスメント」ってなに? 対処法は?

学生の窓口編集部
2016/06/16
入学準備・新生活
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最近多くなってきた「〇〇ハラスメント」という定義。大学生のみなさんも一度は耳にしたことがある言葉だと思います。最近では、加害者となってしまった人が過剰に被害者から攻撃され、逆に被害者になる「ハラスメントハラスメント」現象も起きています。そこで今回は、身近なハラスメントハラスメントについて紹介します。

■価値観が多様化し、1つの物事の価値をシェアしづらくなっている

SNSでよく使われる「シェア」という言葉。FacebookやTwitterなどでよく見ますよね。でも、リアルな社会で物理的な人と人が関わってくる場面だと、価値観をシェアすることが難しくなっています。世の中が情報で溢れ、格差が広がり、生活スタイルも多様化して、全員の価値観が一筋縄ではいかなくなっているからです。だからこそ、たとえば「社交辞令で軽いあいさつを交わしているだけ」と本人が思っても、相手からすれば、「毎日しつこく話しかけられて、干渉されるのはつらい」と感じている可能性もあります。

■1つの物事に対する経験値の平均にブレがある

会話一つにしてもいろんな可能性があり、それがハラスメントにつながります。それは1つの物事に対する経験値に差があるからです。起きてから寝るまでに自分が何気なく行っているさまざま経験が、他人から見れば、めずらしかったり異常だったりします。だからこそ、経験の下で育っていく価値観にズレが生じて、ハラスメントへと発展していくのです。

■なんでもハラスメントと決めつけると「ハラスメントハラスメント」が生まれる

このように、すべての物事にハラスメントの可能性があります。そして、すぐにハラスメントだと感じて、ハラスメントの声を上げると、そうされたことに対して、相手はハラスメントだと感じ、その反論を自分はまたハラスメントだと感じ……と「ハラスメントハラスメント」の状態が生まれます。まさにハラスメントの無限ループです。

■一人ひとりが余裕を持てる社会に

さて、なんでこのようなことが起きるのかというと、答えは簡単です。それは一人ひとりに余裕がないからです。下流社会、格差社会、中年倒産、下流老人などの言葉が表しているように、現在の一般層は非常に余裕がない社会を生きています。一億総中流と言われて、全員が平均的に幸せだったころに比べ余裕をもつことができなくなっています。

さらに加えると、今はSNSやブログなど個人メディアをもって一般の方が発信するのが当たり前になりましたよね。そうすると、他人の幸せが可視化できる状態にあります。否定感を自然に浴びる状況が、人の余裕を失わせている要因の一つでもあります。

一人ひとりが余裕を持てる社会。それを個人に注文するのは筋違いのような気もします。個人レベルでできることは、なるべく多くの成功体験を積んで、自分に余裕を作り、相手を譲歩できるマインドを育てていくことかもしれません。そうした人間が増えることでハラスメントと感じる人も少なくなり、「ハラスメントハラスメント」も減っていくはずです。

文・谷洋二郎

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