【保存版】2016年のこの日は夜空を見よう! 流れ星&天体観測におすすめの日にちカレンダー
■2016年3月9日「部分日食」
「日食」とは、月によって覆われた太陽が欠けて見えたり、全く見えなくなること。新月の時に起こる現象なのです。21世紀中に見える「部分日食」は、全部で17回だけ。今回を逃せば、次に「部分日食」を見ることが出来るのは2019年。結構貴重な機会ですよ。第一接触が22時以降、全国どこからでも見ることが出来るらしいですし、条件も良く見える確率も高いとのこと。是非、この日は夜空を見上げてみては如何ですか?
■2016年5月31日「火星接近」
火星も地球も太陽の周りを回っています。地球は365日で一周、火星は687日かけてゆっくりと一周。内側の惑星が外側の惑星を追い抜く時、惑星同士が一時的に近づく現象を「接近」と言います。明るさもー2.0等で、異様に赤く光る星が、てんびん座とさそり座の間に見つかるとのこと。天体望遠鏡を使えば火星の模様まで見えるそうです。黒い部分は岩の多い山のような場所、オレンジ色の部分は砂が多い砂漠や平原、そして、白い部分は極冠というドライアイスや氷で覆われている部分だと言われています。この日は中接近だそうで、まずまずの見え方だそうですよ。
■2016年8月12,13日「ペルセウス座流星群極大」
「ペルセウス座流星群」は、1月の「しぶんぎ群」、12月の「ふたご群」と並んで「3大流星群」と言われています。年間最大級の群として、もっとも有名な流星群。この流星の特徴は、「速い、明るい、痕を残す」と3拍子揃った派手なものだそう。流星の数が最も多く流れる時刻は、日本時刻の12日22時頃と予測されています。
■2016年10月22「オリオン座流星群極大」
「オリオン座流星群」は、秋を代表する流星群と言われています。出現数は3大群に次いで多いそうで、流れる時刻には10~20位の出現が見られるとのこと。また、流星の数も比較的なだらかなため、最も多く流がれる時間を見逃してしまった…と言う人にも、前後数日は流星が見られる可能性があるそうです。
■2016年11月18日「しし座流星群極大」
「しし座流星群」は、過去に幾度もの華々しい流星雨を降らせ、流星研究の発端となったもの。その流星雨のすさまじさは、なんと1秒間に40個にもなったそうです。この流星雨のチャンスは西暦の下2桁が33の倍数の年前後にやって来ると言われています。そして2016年は残念ながら、下弦(半月)前の明るい月明かりがあり、条件は良くないらしいとのこと。さらに、流星群を生む流星物質を放出している母天体も遠ざかっていて、1時間に5個程度の出現ではなかとの予測。2016年は、見えずらいとされているのが残念。
■2016年12月13,14日「ふたご座流星群極大」
「ふたご座流星」は、「3大流星群」の一つとされています。その出現数は、年間最大の流星群と言われ、条件が整えば1時間に100個ほどになるとか。しかし、2016年は、満月の強烈な月明かりに邪魔されると言われ、出現数は1時間に10~20個程度だと、残念な予測がされています。
学校やバイト・仕事など、忙しい毎日を送っていると、空を見あげることなど忘れてしまいますよね。しかし今年は、ちょっと夜空を見上げてほっこりした気持ちになってみるなんていかがでしょうか?
文●石橋アキ江
調査期間:2016年1月