6カ月前予約がスタンダードに!? 変わりゆく海外旅行のスタイルとは

学生の窓口編集部

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■海外旅行、これまでの狙い目は期限直前のパックツアー

卒業旅行に出かける人が多くなるこれからの季節。来年以降に卒業を控えている人でも、今から卒業旅行を計画している、なんて人もいるのでは?

そんな旅行手段で手軽で便利なのが、交通手段や宿泊施設など旅行会社にお任せで、あとは現地へ行って観光を楽しむだけのパックツアー。これは利用したことがある人も多いはず。そして、旅慣れている人の間で定番となっているのが、販売終了期限直前になって、空きやキャンセルが出たパッケージが割引されているツアーを狙うというもの。ここを狙って、旅行代理店のパンフレット棚に目を光らせている人もいたりします。

■インバウンド拡大が日本からの海外旅行にも影響する!?

しかし、2016年以降はその定番スタイルが変わるかもしれません。海外旅行商品を扱うルックJTBワールドツアーズが1月14日に発表したのは、2016年度の最新プラン。今年注目の「ハワイアン アイランズ」や「一度は泊まってみたい世界のホテル」、「世界の絶景」といったプランの充実などがあり、その中でも特徴的だったのが「旅行代金変動型商品の導入」です。

訪日旅行者の増大、いわゆるインバウンドの拡大などにも関連して、世界中で航空券やホテルの予約が困難になっている近年。この影響から、ギリギリになっても空きやキャンセルが出づらくなってしまっているのが現状だという。

■半年先の予約で旅行代金を得するのがスタンダードに?

そこでJTBワールドツアーズが強化するのが、早めに予約すればするほど料金で得をするという変動型の旅行商品です。これまで同社では3ヵ月先の料金プランまでしか販売していなかったが、代金変動型商品は6ヵ月先までの予約が可能に。そして予約後は、為替や需給環境に応じて価格が変動するが、基本的には先に予約するほど料金は安くなる仕組みになっています。また、こういったプランは季節(3ヵ月)ごとに改定していたが、それを2ヵ月に短縮。より最新のプランが紹介されるようになりました。代金変動型商品はJTBの黄色いパンフレットに掲載されるので、興味のある人は手に取ってみましょう。

状況に合わせながらこれまで、ギリギリまで粘って安い料金で旅行するのが絶対的に得だと思われていた海外旅行のスタイル。今後は先を見据え、思い切って何か月も前に予約して、そこに予定を合わせていくスタイルが旅行者の定番になるかもしれません。これから長い長い春休みに突入する大学生。卒業旅行や海外旅行を予定している人は、早めに予約をしてしまったほうが賢明かも?

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