王道展開が胸を熱くする少年漫画ランキングTop10 2ページ目
■5位:「封神演義」
「封神演義」は1996年から2000年まで週刊少年ジャンプで連載された藤崎竜さんの漫画。 殷の王朝は30代の紂王の時代に妲己によって悪政をするようになり、国が乱れていましました。そんな殷を革命によって滅ぼし、新しい王朝を作るために妲己と紂王を神界に封印するという封神計画が立てられる。 この計画の実行役として任命された太公望はさまざまな知略や人望などで仲間を集め、封神計画を進める……。
太公望や申公豹など多くの仙人や道士が登場する作品ですが、彼らが持つ宝貝(パオペエ)という武器は現在の技術で考えてもオーバーテクノロジーとも言える超性能武器で、派手なバトルシーンも楽しめます。 また道士たち以外にも四不象(スープ―シャン)や黒点虎などかわいいキャラも物語の魅力の1つ。人知を超えたバトルや様々な頭脳戦など見所は多く、テレビアニメ化もされた大人気作品です。
作者名:藤崎竜
ジャンル:バトル/SFファンタジー
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1996年~2000年
単行本巻数:23巻(完結)
■4位:「鋼の錬金術師」
「鋼の錬金術師」は月刊少年ガンガンで2001年から2010年まで連載されていた荒川弘さんの漫画。 幼い頃に母親を亡くしたエドワードとアルフォンスの兄弟は母親をよみがえらせようと禁忌に手を出しますが、失敗してしまいます。 それによってアルフォンスは肉体を全て失ってしまい、エドワードは自分の右腕を対価にし、アルフォンスの魂を鎧に定着させます。 またエドワードも失った左足と右腕に機械の鎧をつけます。そして成長した兄弟は元の身体に戻すために賢者の石を探す旅に出る。
19世紀のヨーロッパを舞台に魔法とも呼べるような錬金術を駆使したシーンが描かれていきます。 ロイ・マスタングやアレックス・ルイ・アームストロングなど濃いキャラクターが多く、作品を彩ります。その他にも真面目な所で突然入ってくるギャグなど熱さの中に力を抜いて読める部分もある作品です。 テレビアニメやアニメ映画などのメディア展開もされ、単行本も6000万部を超える発行部数を誇るなどガンガン史上最大のヒット作となりました。
作者名:荒川弘
ジャンル:バトル/SF/ダーク・ファンタジー
掲載雑誌:月刊少年ガンガン
掲載期間:2001年~2010年
単行本巻数:27巻(完結)
■3位:「結界師」
「結界師」は2003年から2011年まで週刊少年サンデーで連載された田辺イエロウさんの漫画。妖を退治する結界師の家である墨村家の子供で主人公の墨村良守が雪村時音と共に鳥森に夜になると集まる妖を退治していきながらさまざまな成長を描く作品です。 良守は小さい頃に退治に失敗して時音に大けがを負わせてしまった事があり、自分の周りの人が傷つかないくらい強くなる事を誓う。 そんな中でただの妖だけでなく墨村家に仕える妖犬である斑尾の旧友である鋼夜や人心を喰べる魔物などとの戦いを繰り広げる。
妖怪退治というあまり多くはないジャンルである以上に、結界を用いて退治するという独奏的とも言える方法で退治が行われます。 バトルものというよりは主人公の成長に重きを置いた作品です。 また戦いを繰り広げながらも好意を寄せる時音を守りたいというどこか恋愛要素も絡んだ物語は読みごたえがあります。 テレビアニメ化もされていますので、気になった人は見てみてはどうでしょうか。
作者名:田辺イエロウ
ジャンル:学園/和風ファンタジー
掲載雑誌:週刊少年サンデー
掲載期間:2003年~2011年
単行本巻数:35巻(完結)
■2位:「ワールドトリガー」
「ワールドトリガー」は2013年から週刊少年ジャンプで連載されている葦原大介さんの漫画。 三門市を舞台に門(ゲート)と呼ばれるものから出現する異世界の侵略者の近界民(ネイバー)と防衛組織であるボーダーとの戦いを描く。三雲修が通う学校に、近界民である空閑遊真が転校してきます。 遊真は父親の友人を探すために三門市へとやってきましたが、近界民を敵視するボーダーから狙われてしまいます。 そんな遊真を守るためにボーダーのエリート隊員である迅悠一はボーダーの玉狛支部へ入隊をさせようとする……。
ストーリーや設定の細かさや魅力的なキャラクターなど見どころの多い作品です。 また近界民だけでなく、ボーダー内部でのランク戦など多種多様なバトルも見どころと言えるでしょう。 物語の進みが遅いと言う人もいますが、かわいいキャラクターが織りなすSFという珍しいタイプの作品でもあり、注目を集めています。 2014年10月からテレビ朝日系列でテレビアニメも放送されており、こちらも現在放送中です。
作者名:葦原大介
ジャンル:バトル/ファンタジー/サイエンス
掲載雑誌:週刊ヤングジャンプ
掲載期間:2013年~連載中
単行本巻数:13巻(2015年12月現在)
■1位:「ジョジョの奇妙な冒険」
「ジョジョの奇妙な冒険」は1986年から連載を開始した荒木飛呂彦さんの漫画。 第1部である「ファントムブラッド」に始まり、第8部となる「ジョジョリオン」が現在も連載中のロングラン作品です。 物語は石仮面によって吸血鬼となったDIOや協力者、後継者などとジョースター家との戦いなどを中心に描かれます。
19世紀のイギリス。ディオ・ブランドーは父親の遺言に従う形でジョースター家に養子として入る。 しかしディオの目的はジョースター家の1人息子であるジョナサンを排除して、ジョースター家を乗っ取ることだった。 その目的のためさまざまな行動をディオが取る中で、ジョナサンは父であるジョージがディオによって毒を盛られたことを知る。 しかしそれによって追いつめられたディオは自らを吸血鬼にしてしまうという石仮面を使い、ジョージを殺す……。
こうしてDIOとジョースター家の人間との長きにわたるバトルが始まります。 独特な言い回しや魅力的なキャラクターなど長年にわたって愛される要素が詰まった作品です。 また2012年からシリーズごとにテレビアニメも放送されるなどされていて、アニメから漫画に入ってさらにハマる人もいるのではないでしょうか。
作者名:荒木飛呂彦
ジャンル:ファンタジー/アドベンチャー/バトル
掲載雑誌:週刊少年ジャンプ/ウルトラジャンプ
掲載期間:1986年~連載中
単行本巻数:115巻(2015年12月現在)
いかがでしたか? あれがないこれがないといった意見はたくさんあるかと思います。ランキングに入らなかった作品を含め、数多くある少年漫画の中でお気に入りをあなたも見つけてみては?