アニメ『ドラえもん』で実際にあった、ジャイアンにまつわるひどいエピソードタイトル5選
アニメの『ドラえもん』では、ジャイアンにまつわるひどいエピソードタイトルが数多く存在します。特に1980年代や1990年代放送分に多く見られ、例えば1991年の6月には『ジャイアンをしつけよう』というタイトルのエピソードが放送されました。この話では「天ばつムチ」というひみつ道具を使い、怒りっぽいジャイアンを調教するというものでした。今回は、こうしたジャイアンにまつわる「これはひどい(笑)」というタイトルを紹介します。
●「ジャイアンをやっつけろ!」(1980年8月28日初回放送)
非常にストレートなタイトルのエピソード。タイトルそのままで、のび太君がジャイアンをやっつけるためにあれこれと画策をします。もちろんドラえもんの道具頼り。タイムマシンで未来に行き、成長したのび太君自身にジャイアンをやっつけてもらおうとします。果たしてうまくいくのか……というお話です。原作コミックスでは「大きくなってジャイアンをやっつけろ」というタイトルでした。
●「ジャイアンをだまらせろ」(1987年9月11日初回放送)
学校の先生やママにうるさく怒られ、さらにはジャイアンにまで一方的に怒られていじめられるのび太君。ドラえもんに泣き付いて「まあまあ棒」という道具を出してもらいます。これは怒っている相手の「怒りを鎮める」という道具。しかしその道具をスネ夫に持っていかれてしまい、スネ夫は調子に乗ってジャイアンを怒らせては鎮めてを繰り返します。その結果、ジャイアンの怒りはどんどんたまっていき……。無理やり怒らされるジャイアンがちょっとかわいそうだったエピソードでした。
●「ジャイアンを乗っ取ろう」(1992年8月21日初回放送)
またもやジャイアンから理不尽ないじめを受けたのび太君は、しずかちゃんにも男らしさがないと言われてしまいます。そこで男らしく立ち向かわないのがのび太君。ドラえもんに「たましいいぶりだし機」を出してもらい魂だけの存在になります。のび太君は寝ているジャイアンに入り込んで体を乗っ取ろうとしますが……。確かに体を乗っ取ってしまえば勝ちといえますね。このエピソードでは対象はジャイアンだけですが、さらなる悪用も考えられる秘密道具でした。
●「ジャイアンズをぶっとばせ」(1993年11月26日初回放送)
野球の試合でミスをして、ジャイアン率いるジャイアンズをやめさせられたのび太君。ジャイアンを見返すためにのび太君以外は女の子だけのチームを結成します。さらにドラえもんに泣き付いて帽子とバットとグローブの秘密道具を出してもらい万全を期します。しかし試合では女の子たちが全く言うことを聞かず……さてどうなるのでしょうか、というお話。ジャイアン個人ではなくジャイアンの野球チームをぶっとばすということでしたが、なかなか勇ましいタイトルですよね。
●「ジャイアンのめいわくコンサート」(1984年10月26日初回放送)
ジャイアンから「俺のコンサートはもうひとつ人気がないのはなぜなのか」と相談されたドラえもんとのび太君。さらに人を集める方法を考えろと命令され、「腕ずくチケット」という受け取った人は絶対に参加するという恐ろしい道具を使います。さてジャイアンのコンサートは成功するのか……というお話でした。ジャイアンのコンサートの恐ろしさは分かりますが、タイトルで「迷惑」呼ばわりするのはどうでしょう(笑)。
実際に放送された、ジャイアンにまつわるひどいエピソードを紹介しました。「しつける」だの「やっつける」「ぶっとばす」だの、おおらかな時代だと感じさせるものばかりですよね。今だと恐らくは無理なタイトルかもしれません。他にも、昔のドラえもんのエピソードタイトルは今ではまず無理なひどいものが数多くあります。機会があれば調べてみてください。過激で恐ろしいタイトルに驚くはずですよ!
(中田ボンベ@dcp)