記憶を可視化できる!? 東大の面白い研究結果3選

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日本の最高学府の一つ「東京大学」。毎年さまざまな研究結果を発表していますが、中には面白い研究結果もあったりします。今回は、そんな東京大学が発表をした面白い「研究結果」を紹介します。

●「猫は飼い主の声を聞き分けている」

これは2013年の3月に発表された、東京大学認知行動科学研究室の齋藤慈子講師らの研究チームによる研究結果。実験は一般家庭で飼われている約20匹の猫を実験対象にして行われました。実験では、「飼い主の声」と「飼い主と同性だが知らない4人の声」の合計5パターンの声を準備。これを誰もいない部屋にいる猫に、「他人1⇒他人2⇒他人3⇒飼い主⇒他人4」の順で、30秒間隔に聞かせました。

齋藤慈子講師らは、それぞれの呼び声に対する猫の反応を4段階の点数で評価し、分析。その結果、他人1では反応があったものの、他人3では反応が弱まり「他人の呼び声に対して順化」したことが考えられました。しかし次の飼い主の声には統計的に有意に反応が回復し、脱順化が認められたことから、「猫は飼い主の声を聞き分けている」と結論づけたとのことです。

●「日本人は人と目を合わせるのが苦手」

こちらも2013年に発表された研究結果です。東京大学大学院総合文化研究科の長谷川寿一教授が、フィンランド・タンペレ大学の教授などと共同で「比較研究」を行ったところ、日本人は「正面向きの顔」を好ましくないと感じることが分かったそうです。

日本人とフィンランド人の男女10人ずつを対象に行われた実験では、それぞれに「正面向きの顔」「目をそらした顔」「目を閉じた顔」を見せ、心拍数などの変化を測定。その結果、日本人もフィンランド人も「正面向きの顔」に心拍数の減少を引き起こすことが分かり、特に日本人の方がより「怒っている」「近づき難い」と感じることが判明。日本人は目を合わせるのが苦手であると分かりました。

●「記憶を可視化したり消したりできる」

2015年9月に東京大学大学院医学系研究科が発表したものです。人間の大脳皮質には樹状突起スパインという小突起構造があり、学習したり、記憶することでこのスパインが新たに作られたり、増大したりすることが以前の研究で明らかになっていました。

今回の研究では、青色レーザーを照射すると反応し、新生・増大したスパインを標識して小さくする人工遺伝子を開発。これをマウスに組み込んで実験したところ、青色レーザーを照射するとスパインが小さくなり、記憶が消去されたことが確認されたそうです。この技術がさらに進めば、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの研究に役立つだろうとされています。

他にも東京大学では日夜さまざまな研究が行われ、結果が発表されています。HPなどでは研究結果が公開されているので、一度見てみるのも面白いですよ。

(中田ボンベ@dcp)

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