東大→淡青、京大→濃青……知ってた? あの有名大学「スクールカラー」まとめ
大学には学校ごとの「スクールカラー」というものがあります。校章のメーンカラーだったり、大学のスポーツ部のユニホームがスクールカラーになっていたりしますね。みなさんは、このスクールカラーについて、どの大学がどんな色なのかご存じでしょうか。今回は、有名大学のスクールカラーを紹介します。
●東京大学
東京大学のスクールカラーは淡青。1920年(大正9年)の京都大学とのボート部競技会の際、くじ引きで淡青のボートに決まったことが由来とされています。その後、この淡青が東京大学の運動会の旗の色に採用され、スクールカラーとして定着したといわれています。
●早稲田大学
早稲田大学はえんじ色がスクールカラー。明治時代、野球部が海外遠征をした際に新調したユニホームの文字色がえんじ色だったことが由来とされています。野球部のコーチが、母校・シカゴ大学のスクールカラーであるえんじ色を採用したのだそうです。
●慶應義塾大学
慶應義塾大学のスクールカラーは紺(青)と赤です。塾旗である三色旗も紺(青)色の真ん中に赤色を挟む配置になっています。塾旗の3色は1964年(昭和39年)に明確に定められたもので、それ以前は色彩などがまちまちだったそうです。
●明治大学
スクールカラーが紫紺になった理由としては、1915年(大正4年)当時の学長が「色階の最上位は深紫」であることから、向上の意味を込めてこの色を採用したという説があるそうです。他には、かつて学校周辺に紫色の露草が咲き乱れていたことに由来する、という説もあります。
●立教大学
立教大学のスクールカラーも紫色です。これは1918年(大正7年)に定められ、現在も使われている学校のシンボルマークに由来するもの。紫は「王の色」ということなんだそうです。他にも、シンボルに使われている白色は「清純の象徴」といった意味もあります。
●法政大学
法政大学のスクールカラーはオレンジとブルー。それぞれ「暁(あかつき)の太陽」と「青空」を表しているそうです。ブルーはやや紫がかった色になっており、「法政ブルー」とも呼ばれています。
●京都大学
京都大学のスクールカラーは濃青です。これも東京大学のスクールカラーと同じく、ボート部競技会のくじ引きで濃青を引き当てたことが由来という説があります。もし引くくじが違っていたら、京都大学のスクールカラーが淡青になっていたかもしれませんね。
●同志社大学
同志社大学のスクールカラーは紫と白。カラーの一つである紫(ロイヤル・パープル)は、創始者の新島襄が学んだアメリカ・アーモスト大学のスクールカラーと同じなんだそうです。
●関西学院大学
関西学院大学では「紺青」がスクールカラーです。この色は「K・G・ブルー」と呼ばれており、1928年(昭和3年)に「蒼空」を象徴する色だとして校色に定めたのだそうです。制定以前は赤色など別の色がユニホームに使われたりもしたそうです。
●上智大学
上智大学のスクールカラーは深いえんじ色。「コンパッショネイト クラレット」と呼ばれており、これはボルドー産の赤ワインの色を表す「クラレット」という言葉から発想した造語なんだそうです。
有名大学のスクールカラーをピックアップしてご紹介しました。その学校に通っている人の中で、「知らなかった!」という人ももしかするといるのではないでしょうか。箱根駅伝などのユニホームはこうしたスクールカラーが採用されていますし、覚えておくと分かりやすくていいかもしれませんね。
(中田ボンベ@dcp)