超おすすめミステリー映画15選! 衝撃のラスト&最高の謎解き 3ページ目
●『探偵スルース』
ミステリー作家のワイク(ローレンス・オリヴィエ)は、妻の不倫相手・ティンドル(マイケル・ケイン)を自分の屋敷に呼び出します。ワイクは、妻の浪費に困っているのでティンドルに屋敷から宝石を盗んでほしいと提案するのです。保険が掛かっているのでお互いにお金が手に入る、と。お金に困っていたティンドルは提案に乗りますが、実はこの提案には裏があって……というストーリーです。
ワイク役のローレンス・オリヴィエと、ティンドル役のマイケル・ケインの素晴らしい演技、二人の丁々発止のやりとり、衝撃のラストが堪能できる秀作です。2007年に『スルース』というタイトルでリメークされましたが、それよりも本作がお薦めです。
公開年:1972年(アメリカ)/1973年(日本)
監督:ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
主な出演者:ローレンス・オリヴィエ/マイケル・ケイン
●『セブン』
大雨の日、男が食事を強要されて死ぬという事件が起こります。新任刑事ミルズ(ブラッド・ピット)は張り切りますが、老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)はただならぬ気配を感じ取ります。この後、「七つの大罪」の一つ一つを裁くように猟奇殺人が起こります。ミルズとサマセットは狂気の犯人を追うのですが……というストーリーです。
冷たくスタイリッシュな映像に圧倒される作品で、特にオープニングタイトルは圧巻です。主人公たちの絶望をあざ笑うかのように雨のシーンばかりで、晴れたと思ったらさらなる絶望のラストシーンなのです。
公開年:1995年(アメリカ)/1996年(日本)
監督:デヴィッド・フィンチャー
主な出演者:ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン/グウィネス・パルトロー/ケヴィン・スペイシー/R・リー・アーメイ/リチャード・ラウンドトゥリー
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●『ゾディアック』
カリフォルニア州バレーホで車の中にいたカップルが銃撃されるという事件が起こります。これが全ての始まりでした。カップルのうち女性は死亡。その後、新聞などに「ゾディアック」と名乗る犯人からの犯行声明文が暗号で送られてきます。「サンフランシスコ・クロニクル紙」のカートゥーン作家ロバート・グレイスミス(ジェイク・ジレンホール)はこの事件に取りつかれ、犯人ゾディアックを追い続け……というストーリーです。
1968年-1974年にかけて実際に起こった未解決事件を基にした映画です。当時を再現した美術、衣装などが見事で、非常にリアリティーがあります。作中では犯人に一応の目星を付けるのですが……連続殺人犯「ゾディアック」はついに捕まらないまま現在に至っています。
公開年:2007年
監督:デヴィッド・フィンチャー
主な出演者:ジェイク・ジレンホール/マーク・ラファロ/ロバート・ダウニー・Jr/アンソニー・エドワーズ/ジョン・キャロル・リンチ
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●『情婦』
弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)は、未亡人を殺害したとされたレナード・ヴォールという男の弁護を引き受けます。状況は極めて不利なもので、また彼の妻(マレーネ・ディートリッヒ)はなぜか夫を見放すような態度を取ります。ウィルフリッド卿は弱った体を励ましながら弁護に努めるのですが、果たして逆転なるか?……というストーリーです。
アガサ・クリスティの『検察側の証人』を基にしており、モノクロ映画ですがビリー・ワイルダー監督の確かな手腕で今見ても十分面白い作品です。最後のどんでん返しが語り草になっている作品ですので、注意深くご覧ください。
公開年:1958年
監督:ビリー・ワイルダー
主な出演者:タイロン・パワー/マレーネ・ディートリッヒ/チャールズ・ロートン/エルザ・ランチェスター/ジョン・ウィリアムス/ヘンリー・ダニエル/イアン・ウォルフ/ユーナ・オコナー
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