プロに聞いた! ニキビあと、ソバカス、クマ……気になる部分を隠すメイクテク

学生の窓口編集部

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大きなニキビあとを隠そうとメークをすると、妙な厚塗りになって、脂分が浮いているようにも見えます。同じ経験がある人も多いのではないでしょうか。そこで、肌のトラブルをさっと隠すメーク方法について、メークアップアーティストの渡部純子さんに聞いてみました。

■ファンデとコンシーラーは、肌よりワントーン濃いオークル系を選ぶ

「カバーしようと思うと、どうしても厚塗りになりがちですが、トラブルを余計に目立たせることになりかねません。ファンデーションやコンシーラーを選ぶときには色めに注目し、塗る量はあくまで薄く、と意識してください」と渡部さん。では、手順とそのポイントを紹介してもらいましょう。

(1)メーク前の洗顔と保湿を念入りに。

肌のトラブルの多くは、クレンジング、洗顔、保湿ができていないことが原因です。化粧をしたら必ずクレンジングで化粧を落とし、洗顔のあとに化粧水や乳液、美容液やクリームで保湿をしましょう。

また、メークは、これらを経て肌が潤ってからスタートします。

肌が乾燥していると,「毛穴や肌のオウトツが目立つ」、「皮ふから脂が分泌されるため脂性肌になって化粧がくずれやすい」などで、余計に肌のトラブルをまねくようになります。

(2)下地には、日焼け止めクリームを使う。

ニキビや吹き出ものは、紫外線にさらされるとシミの原因になりやすいので、必ず日焼け止めクリームを塗りましょう。後々のトラブルを予防するための手段です。

(3)ファンデーションの色は、肌より暗めのオークル系を選ぶ。

ニキビや吹き出ものの赤み、シミ・ソバカスの茶色、目の下のクマのグレーを隠すためには、オークル系のファンデーションを選びましょう。

ピンク系を選ぶ人が多いのですが、ピンク系は赤や茶色がかったニキビ、シミ、ソバカスの色が浮き立って余計に目立ちます。また、美白のために白い色を選んでニキビやクマに何重にも重ね塗りした場合でも赤みの色は透けて見えるので、厚塗りと隠せないトラブルで雑なメークになります。自分の肌の色よりワントーン濃いオークル系を顔全体に塗ると、外出した際に肌色が自然に見えて、同時にトラブルが目立ちにくくなります。

(4)ファンデより濃い色のコンシーラーを使う。

次に、ファンデーションよりさらにワントーン濃い色のコンシーラーをトラブル部分に塗ります。

コンシーラーにはスティックタイプ、ペンシルタイプ、クリームタイプがありますが、使い慣れていない人はスティックやペンが使いやすいでしょう。粘着性が高くて取れにくい特性もあります。

ただしぼてっと付くので、ニキビやシミ、ソバカス部分に少量を置くように塗り、指先で「塗りの境界線」をトントンとたたいてぼかします。

クリームタイプの特徴は伸ばしやすいこと、肌の質感がなめらかになることです。目の下のクマ、小鼻の赤みをおさえることに向いてます。「平たい筆」に少量をとって肌に平行になるように持ち、そっと置くようにつけます。ペタペタと塗ると、いかにも塗ったように見えるので注意しましょう。

目の下のクマは、目頭のほうを濃いめに、目尻に向かって薄くなるように塗ると、自然なカバーができます。ただし、薄めに塗ることを意識してください。厚く塗ると、笑ったときにファンデーションやコンシーラーがヨレて目立つようになります。

(5)コンシーラーだけを使うテクニック。

ナチュラルに仕上げたい場合やメークが苦手な人は、(3)のファンデーションを塗らずに、コンシーラーだけを使いましょう。「ニキビ、ニキビあと、シミ、ソバカスの部分」と、「目の下のクマ」、「小鼻」、「唇の左右の輪郭部分」に塗り、指先でトントンと「塗りの境界線」をたたいてぼかします。

「頬(ほお)の高い部分」にも少し塗ると、全体に顔色が明るくなってメークが生えるようになります。

(6)フェイスパウダーで仕上げる。

少量のフェイスパウダーをパフに軽くもみこんで、顔のTゾーンから外側に向かってそっとおさえていきます。ナチュラル風に肌の質感を高める、「トランスペアレント」と呼ぶ透明色を選びましょう。

乾燥したように見えるからとフェイスパウダーを省略する人がいますが、フェイスパウダーで仕上げることでメークのもちがよくなります。また、省略すると皮脂とファンデーションとコンシーラーの油分が混じり合ってテカリがする、あぶらっぽい部分にホコリが付着して酸化し、毛穴が黒ずむ、ニキビや吹き出もの、シミ、ソバカスの原因になります。

これまで、肌より白めの色のファンデーションやコンシーラーで隠そうとしていましたが、「赤や黒の画用紙に白色を塗ると目立つでしょう。ベースの肌より少し濃い色を選ぶと目立ちにくくなります」と渡部さん。この手順通りにすると、不思議なことにニキビあとやシミ部分が気にならなくなり、顔全体の質感もつるっとしたように思います。ぜひお試しください。

(品川緑/ユンブル)

取材協力・監修 渡部純子氏。メークアップアーティスト。化粧品会社のメークアップ業務を経て、ロンドンのメークアップアカデミーにて最新の技術を習得。撮影スタジオでのヘアメーク、恵比寿のヘアサロン、各種イベントでメークアップの講師も行う。

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