国内旅行におすすめ! 日本の美しい「名橋」5選
日本各地には「名橋」と呼ばれる美しい橋があります。例えば、有名なのは山口県の「錦帯橋」。日本三名橋の一つとして知られ、その美しい五連の反り橋は見事としか言いようがありません。今回は、こうした日本の名橋をピックアップしてご紹介します。
●「鶴の舞橋」(青森県)
青森県鶴田町にある津軽富士見湖。雄大な岩木山を湖面に映す青森県でも有数の名所です。この津軽富士見湖に架かる橋が「鶴の舞橋」です。全長300メートルの、日本で一番長い木製の三連太鼓橋。橋の名前のとおり、その美しいアーチがまるで鶴が羽を広げたように見えます。
●「通潤橋」(熊本県)
「通潤橋」は、熊本県上益城郡山都町にある石造の単アーチ橋です。江戸時代に架けられた非常に歴史のある橋で、国の重要文化財に指定されています。橋の内部には、白糸台地へ水を運ぶための通水管が通っており、今も水が流れています。農閑期には橋の中央部に作られた放水口から勢いよく放水する様子を見ることができます。
●「宇治橋」(三重県)
伊勢神宮の二つの正宮のうちの一つ、皇大神宮の参道口に架かる木造の橋。長さは約101メートルで、橋の両側には高さ7メートルの鳥居が立っています。日本百名橋の一つにも選ばれるこの橋は、橋を含む一帯の景色が素晴らしく、多くの参拝者が記念撮影をするスポットにもなっています。また、冬の時期に美しい「日の出」が見られることでも有名です。
●「無際橋」(岐阜県)
岐阜県多治見市にある永保寺の庭園に架かる太鼓橋です。橋は庭園に広がる臥龍池の上に架かっており、頂上部に屋根がある「亭橋」という形が特徴です。この無際橋を含む庭園の景色が素晴らしく、永保寺を訪れるならば必ず見ておきたいスポットです。こちらも日本百名橋の一つに選ばれています。
●「神橋」(栃木県)
栃木県日光市の日光二荒山神社。その脇を流れる大谷川に架かるのが、国の重要文化財に指定されている「神橋」です。美しい朱色に塗られたこの橋は、大木を両岸の土中に埋め込み、そこに橋桁を渡した珍しい工法のもの。この橋を含む一帯の景色は、神々しさを感じるほどの美しさです。
※一般の通行は禁じられています。
数多くある日本の名橋の中から、五つをピックアップしてご紹介しました。これからの季節は雪化粧を楽しめることもあるので、ぜひこれらの橋を見に足を運んでみてください。
(中田ボンベ@dcp)
・鶴の舞橋
Photo(C)Ippukucho
・通潤橋
Photo(C)masamic
・宇治橋
Photo(C)N yotarou