欧米各国のオタクが大盛況! 海外で人気のジャパンフェス5選
世界中で日本文化をテーマにした、いわゆる「ジャパンフェス」が開催されています。今さら言うまでもなく、日本文化を愛してくれる人は世界中にいます。特に、漫画・アニメを代表とする日本のポップカルチャーを紹介するフェスは盛況です。今回は、世界各地で人気の「ジャパンフェス」を紹介します。
●『Japan Expo』フランス
2000年からフランスで開催されている、日本文化を総合的に紹介するイベントです。もともと「今の日本文化を紹介する」というコンセプトで、フランスの有志が集まって始めたものです。そのためか漫画・アニメ、またゲーム・J-Popなどを中心に展示が行われています。
2000年には来場者2,000人でしたが、2014年には24万人を超える来場者がありました。2015年には24万5,000人を達成するのでは? と予測されています。フランスで始まりましたが、現在はフランス国内ではマルセイユ、パリ、アメリカのサンマテオで開催されています。
⇒『Japan Expo』公式サイト(日本語版)
http://nihongo.japan-expo.com/
●『Japan-Tag』(日本デー)ドイツ
2002年以降、毎年ドイツのデュッセルドルフで開催されている日本文化を紹介するイベントで、2015年には65万人の来場者がありました。開催時期は5月、または6月で、書道、生け花、日本舞踊などの古典芸能からアニメ、漫画まで日本文化が勢ぞろいします。
すしやたこ焼きなど、日本ドメスティックの屋台には多くの人が並びます。このイベントのフィナーレは日本の花火師によって打ち上げられる花火です。デュッセルドルフの夜空を彩るその美しさは大好評を博しています。
⇒『Japan-Tag』公式サイト(日本語版)
http://www.japantag-duesseldorf-nrw.de/jp/
●『HYPER JAPAN』イギリス
「イギリス最大の『J-CULTURE』イベント」と銘打たれ、ロンドンで開催されるジャパンフェスです。2014年には年2回開催で、夏フェスで8万4,000人、秋フェスで5万人、計13万4,000人の来場者がありました。2010年には来場者が1万3,000人でしたので、その動員数はこの5年で10倍にもなっています。
⇒『HYPER JAPAN』公式サイト
http://www.hyperjapan.co.jp/
●『ANIME EXPO』アメリカ
アメリカでは大小含めて1年間に200以上のアニメコンベンションが開催されているといわれます。その中でも北米最大級のイベントといわれるのが、この『ANIME EXPO』です。『ANIME EXPO』の歴史は古く1992年から開催されています。
カリフォルニア州の各都市で開催されてきましたが、ここ数年はロサンゼルス市の「ロサンゼルス・コンベンション・センター」をメーン会場に7月初頭に開催されています。このイベントの特徴は多くの著名人ゲストが登場することです。
⇒『ANIME EXPO』公式サイト
http://www.anime-expo.org/
●『OTAKON』アメリカ
1994年から開催されている漫画・アニメファンが集うイベントです。『OTAKON(オタコン)』という名前からも分かるとおり、濃いファンがたくさん集まることで知られ、来場者の数も増加傾向にあります。開催地はメリーランド州ボルチモアで、上記の『ANIME EXPO』がアメリカ西海岸一のアニメイベントだとすれば、この『OTAKON』は東海岸一のアニメイベントです。
⇒『OTAKON』公式サイト
http://www.otakon.com/
今回紹介したのは来場者の多いビッグイベントですが、小さなものまで含めるとジャパンフェスはそれこそ星の数ほどあります。世界中に日本文化を楽しんでくれる人がいるというのは本当にうれしいことですね。
(高橋モータース@dcp)